「MacBook Air/Pro Retina」の2015年モデル、ベンチマークスコアを旧モデルと比較してみた
昨日発表された13インチ型「MacBook Pro Retina」と11/13インチ型MacBook Airの新モデル。それぞれ新しいプロセッサーを搭載し、フラッシュストレージも高速化されたが、性能は実際にどの程度向上しているのだろうか。
本日、MacRumorsが新型「MacBook Air/Pro Retina」のGeekbenchのベンチマークスコアを公開していたので、紹介する!
新型MacBook Airのベンチマークスコア
まずは新型MacBook Airの新モデルをチェックしてみよう!
11インチ型MacBook Airのベンチマークスコア
11インチモデルは期待通り、ベンチマークスコアが伸びているシングルコアスコアが「2430」から「2753」に、マルチコアスコアが「5291」から「5486」に上がっている。
– | 新モデル(Early 2015) | 旧モデル(Early 2014) |
---|---|---|
CPU | 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5 | 1.4GHzデュアルコアIntel Core i5 |
シングルコアスコア | 2753 | 2430 |
マルチコアスコア | 5486 | 5291 |
13インチ型MacBook Airのベンチマークスコア
13インチモデルの新型についてはシングルコアが「2554」、マルチコアが「5165」だったのに対し、旧モデルは「2732」「5311」と性能に開きがある。新モデルの方がスコアが低いのだ。
– | 新モデル(Early 2015) | 旧モデル(Early 2014) |
---|---|---|
CPU | 2.7GHzデュアルコアIntel Core i5 | 2.6GHzデュアルコアIntel Core i5 |
シングルコアスコア | 2554 | 2732 |
マルチコアスコア | 5165 | 5311 |
実際のスペックを見比べた上で比較した方がいいかと思うので、以下の記事を参考にどうぞ。
新型「MacBook Pro Retina」のベンチマークスコア
続いて13インチ型「MacBook Pro Retina」のスコアをチェック。結論から言うと、ベンチマークスコアは旧モデルに比べて僅かに下がっている。現時点ではサンプル数が少ないために「性能が低下した」と結論付けるのは早いようだが、それにしてもガッカリだ。
– | 新モデル(Early 2015) | 旧モデル(Early 2014) |
---|---|---|
CPU | 2.7GHzデュアルコアIntel Core i5 | 2.6GHzデュアルコアIntel Core i5 |
シングルコアスコア | 3043 | 3056 |
マルチコアスコア | 6448 | 6554 |
こちらも新旧モデルのスペックを比較した方がいいかと思うので、以下の記事を参考にどうぞ。
【比較】新しい13インチ型「MacBook Pro Retina (Early 2015)」のスペックを旧モデルと比べてみた
現時点の測定結果では性能を判断するには不十分
以下に紹介するベンチマークスコアはCPUの計算能力を測定するツール「Geekbench 3.2.2 for Mac OS X x86 (64-bit)」で測定されたものである。
それにしても期待していたほどのベンチマークスコアが見られなくて僕はガッカリだ。Geekbenchを運営するJohn Poole氏によると、まだ正式なベンチマークスコアとして決めつけるにはサンプル数が足りていないと指摘。今後多少の伸びは見られるかもしれないとのこと。
よく考えてみると「Broadwell」プロセッサーはパフォーマンス単体よりも、電池効率を配慮したパフォーマンスにフォーカスされたプロセッサーとなっている。よって、数値の飛躍的な伸びが見られなくても当然なのかもしれない。
今後他にもベンチマークスコアが明らかになると思われるので、随時紹介していきたい。
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(via MacRumors)