「MacBook Pro Retina」を買うなら13インチではなく、15インチモデルを選ぶべき3つの理由
僕は自分が今使っている15インチ型「MacBook Pro Retina」が大好きだ。その理由については以下の記事で紹介した。
「MacBook Pro Retina」には大きく分けて2つのモデルが存在する。13インチモデルと15インチモデルだ。
僕は15インチモデルに乗り換える前は「MacBook Pro Retina」の13インチモデルを使っていた。不満があって乗り換えた訳ではないが、15インチモデルにしかない魅力があり、独立と同時に乗り換えを決意。わずか7ヶ月の使用期間だった。
だからこそ僕は声を大にして言いたい。「MacBook Pro Retina」を買うなら13インチではなく、15インチモデルを買うべきだ!その理由についてまとめたので、紹介する!
13インチと15インチの仕様を比較
まずは13インチ型と15インチ型の現行モデル同士の仕様を比較してみましょう。まずは2013年モデル同士。以下の表をご覧あれ。
13インチモデル | 15インチモデル | ||||
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 2,560 ✕ 1,600 | 2,880 ✕ 1,800 | |||
CPU | 2.6GHz デュアルコア |
2.6GHz デュアルコア |
2.8GHz デュアルコア |
2.2GHz クアッドコア |
2.5GHz クアッドコア |
RAM | 8GB | 16GB | |||
GPU | Intel Iris Gprahics | Intel Iris Pro Gprahics | Intel Iris Graphics NVIDIA GeForce GT 750M |
||
ストレージ | 128GB | 256GB | 512GB | 256GB | 512GB |
高さ | 1.8cm | 1.8cm | |||
幅 | 31.4cm | 35.89cm | |||
奥行き | 21.9cm | 24.71cm | |||
重量 | 1.57kg | 2.02kg | |||
バッテリー | 9時間 | 8時間 | |||
価格 | 128,800円 | 147,800円 | 175,800円 | 194,800円 | 248,800円 |
続いて2015年モデルも載せておく。2013年モデルと比較して価格が飛躍的に上がっている。辛い。
13インチモデル | 15インチモデル | ||||
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | 2,560 ✕ 1,600 | 2,880 ✕ 1,800 | |||
CPU | 2.7GHz デュアルコア |
2.9GHz デュアルコア |
3.1GHz デュアルコア |
2.2GHz クアッドコア |
2.5GHz クアッドコア |
RAM | 8GB | 16GB | |||
GPU | Intel Iris Gprahics | Intel Iris Pro Graphics | Intel Iris Gprahics AMD Radeon R9 M370X |
||
ストレージ | 128GB | 256GB | 512GB | 256GB | 512GB |
高さ | 1.8cm | 1.8cm | |||
幅 | 31.4cm | 35.89cm | |||
奥行き | 21.9cm | 24.71cm | |||
重量 | 1.57kg | 2.02kg | |||
バッテリー | 10時間 | 9時間 | |||
感圧トラックパッド | ◯ | ◯ | |||
価格 | 148,800円 | 172,800円 | 208,800円 | 224,800円 | 282,800円 |
ポイントはディスプレイの広さ、標準で搭載されているメモリ(RAM)、そしてグラフィック(GPU)。これらについて解説しておく!
13インチよりも15インチを選ぶべき3つの理由
13インチも広いが、15インチの方がもっと広い
まずはディスプレイの広さから。
13インチモデルには2,560 ✕ 1,600ピクセルのディスプレイが搭載されている。「QuickRes」などのアプリを利用すればこのピクセル数をフルに活かすこともできるが、標準では擬似解像度1,680 × 1,050ピクセルまで細くすることができる。
確かに13インチディスプレイで1,680 × 1,050ピクセルは相当広い。gori.meを画面一杯に表示しても左右に十分な余白がある。
ただ、これが15インチだとさらに広くなる。なんと擬似解像度1,920 ✕ 1,200ピクセルの表示になるのだ。
これだけの広さがあればブラウザやTwitterクライアント以外にもEvernoteやカレンダー、CotEditorやLINEなどを同一画面内で開いていてもギュウギュウ感はない。
自宅ではディスプレイに接続してサブディスプレイとして使っているため、高解像度であることは便利ではあるものの広さの恩恵を受けることは少ない。ただ、出先で仕事をする時はこの広さのお陰で仕事が非常に捗る。狭いと言われているカフェの机でも問題なく作業できる。
どうしてもサブディスプレイが欲しい、という場合はiPadをサブディスプレイ化する「Duet Display」を活用すればいいが、正直15インチもあれば事足りるのだ。15インチモデルは画面を広々と使うことができる!
13インチもハイスペックだが、15インチの方がもっとハイスペック
13インチモデルと15インチを比べると、やはり15インチモデルの方がハイスペックだ。
まず何をしようとアップグレードすることができないのはプロセッサーのコア数。13インチモデルは全てデュアルコアとなっているが、15インチは全てクアッドコア。言うまでもなく脳みそが2つよりも4つの方が高性能だ。
それでは実際に性能差はどれぐらいあるのか。過去に15インチモデルのベンチマークスコアについて紹介した。
その中で以前使っていた13インチモデルと比較した表もあったので、再度載せておく。13インチモデルはCore i5とCore i7もあるので参考にどうぞ。
ー | 15インチ (2.3GHz Core i7) |
13インチ (2.8GHz Core i7) |
13インチ (2.4GHz Core i5) |
---|---|---|---|
コア数 | 4(クアッドコア) | 2(デュアルコア) | 2(デュアルコア) |
シングルスコア | 3068 | 3058 | 2767 |
マルチスコア | 11646 | 6229 | 5672 |
見ての通り、シングルコアスコア・マルチコアスコアともに15インチモデルの圧勝だ。ちなみにこの時僕が使っていた13インチ・2.8GHz Core i7モデルは当時の最上位モデル。僕が使用している15インチモデルは当時の中級モデルだ。この差は一目瞭然だ。
さらにRAMも標準で16GB搭載している15インチモデルに対し、13インチモデルは8GB。MacBook Airと違い、「MacBook Pro Retina」は全モデル最大16GBのRAMを搭載することができる。そのオプションを適用(+19,600円)した場合の価格を比べてみた:
13インチモデル | 2.6GHz | 2.6GHz | 2.8GHz |
---|---|---|---|
価格 | 148,400円 | 167,400円 | 195,400円 |
RAMを16GBにアップグレードするだけで、15インチモデルの下位モデルである194,800円よりも高くなってしまう。15インチモデルよりもディスプレイが狭いのにも関わらず、13インチモデルの上位モデルの方が高くなってしまうのだ。
これを理由にRAMを8GBのまま購入する人もいるかもしれないが、僕は全くオススメできない。OS Xは何かとメモリを喰うことが多い。せいぜいブラウジングとYouTube程度であれば良いかもしれないが、仕事やクリエティブな作業をする場合は16GBまで増設することをオススメする。
13インチは独立GPUがない、15インチは独立GPUがある
13インチには選ぶこともできない選択肢が15インチにはある。それは個別のグラフィックカードの搭載。15インチモデルの中でも上位モデルにのみ与えられた特権だ。
これは当然、後から追加したくても追加することができないオプション。僕自身、13インチモデルを使っていてグラフィック性能が悪いとは一度も思ったことがないが、グラフィックに負担が掛かりそうな作業には大いに力を発揮する。例えば、映像の編集をする時はレンダリングスピードが13インチモデルを使っていた時とまるで違う印象を受けた。
逆に言えば、普段使用している上で「独立GPUがあって本当に良かった」と思う場面はさほどない。せいぜいApertureを使って画像処理をしている時かFireworksで画像作成をしている時ぐらいだろう。
それを知って「じゃあいいや」とケチって下位モデルを選択するのは勿体無い。何が勿体無いかというと、コストパフォーマンスを考えると上位モデルの方がお得であるように僕は感じる。
以下に、13インチの上位モデルと15インチモデルを比べてみた。SSDを512GBに統一し、RAMも16GBに統一した価格は以下の通り:
モデル | 13インチ 2.8GHz |
15インチ 2.2GHz |
15インチ 2.5GHz |
---|---|---|---|
価格 | 195,400円 | 224,200円 | 248,800円 |
15インチモデル同士を見比べるとその差額は24,600円。この金額で後から追加することができないグラフィックカードを使うことができる。欲しい時に無くて困るより予め用意してあった方がいざという時に役立つ。備えあれば憂いなし。
メインマシーンとしても使える15インチ型の上位モデル
「MacBook Pro Retina」を買うなら15インチモデル。そう思う理由を考えてみるとメインマシーンとして使うことができる、つまりこれ1台に全てを集約することができることが強みなのではないかと思う。
ただし、15インチモデルは現在2種類ある。僕が今購入するとしたら、奮発して上位モデルを購入するだろう。理由は至ってシンプルで、先ほど紹介した通り、唯一ノート型Macで個別のグラフィックカードを搭載しているから。メインマシーンとして15インチ型「MacBook Pro Retina」1台に集約させるのであれば、スペックに妥協はするべきではない。
参考に、僕の使用している15インチモデルのスペックは以下の通り:
- CPU:2.3GHz クアッドコア Intel Core i7
- RAM:16GB 1600MHz DDR3
- SSD:512GB
- 備考:USキーボード
独立GPU搭載モデルでRAMを16GB、SSDが512GBというスペックは我ながらバランスが良いと思っている。現行モデルでこのスペックで購入する場合、上位モデルをそのまま購入するだけで済む。僕が購入した当時よりも性能が上がっているのにも関わらず、値段は安くなっているので正直うらやましい。最新モデルの購入はこちらからどうぞ。
一方、さすがに最新モデルは手が出ない、という人はMac整備済製品からチェックすることをオススメする。僕が今使っているモデルが5万円も安くなって販売されていることもある。非常にお買い得なので、こちらからチェックするべし!
「MacBook Pro Retina」を買うなら13インチではなく、15インチモデルを選ぶべきだ。そして15インチモデルの中でも個別のグラフィックカードが用意されている上位モデルを選ぶべきだ。
15インチ型「MacBook Pro Retina」は最高のMacだ。13インチと悩んでいるのであれば、迷わず15インチを購入するべし!
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