21.5/27インチ型iMac(2019)のベンチマークスコアが公開
先日発表されたiMac(2019)の21.5インチモデルおよび27インチモデルは長年親しんだデザインから全く変わっていないが、その中身は大幅にパワーアップした。
特に性能が大幅に改善されたのはCPU。最大8コアを備えるIntelの第9世代プロセッサを搭載し、iMac Proに迫る構成となっている。
では、実際に新しいiMacが持つパフォーマンスはどうなのか。Primate LabsがGeekbenchによる21.5/27インチ型iMac(2019)のベンチマークスコアをまとめていたので、紹介する!
2019年モデル、マルチコアスコアで前モデルを圧倒
21.5インチ型iMac(2019)のベンチマークスコア
まずは21.5インチモデルから。測定結果が明らかになっているのは下位モデルと上位モデルのみ。
- 3.6GHzクアッドコア第8世代Intel Core i3プロセッサ(下位モデル)
- 3.0GHz 6コア第8世代Intel Core i5プロセッサ(上位モデル)
シングルコアスコアは5〜10%増、マルチコアスコアは10〜50%増を記録。第7世代と第8世代のIntel Coreプロセッサのアーキテクチャは変わっていないため、高いスコアはクロック数とコア数が影響していると説明されている。
残念ながらCTOで選択できる6コアの「Core i7」モデル(3.2GHz 6コア第8世代Intel Core i7プロセッサ)のスコアは用意されていないが、「Mac mini (2018)」の「Core i7」モデルと同等のスペックになるのではないかと予想されている。
そのスコアはシングルコアで「5659」、マルチコアで「24287」となっていることから、マルチコアスコアで比較すると、21.5インチ型iMac(2019)の上位モデルよりも約12%高い結果となっている。
27インチ型iMac(2019)のベンチマークスコア
一方、27インチ型iMac(2019)の測定結果は以下の4モデル。標準モデル3機種とCTOモデル1機種のスコアが確認できる。
- 3.0GHz 6コア第8世代Intel Core i5プロセッサ
- 3.1GHz 6コア第8世代Intel Core i5プロセッサ
- 3.7GHz 6コア第9世代Intel Core i5プロセッサ
- 3.6GHz 8コア第9世代Intel Core i9プロセッサ
シングルコアスコアが6〜11%増、マルチコアスコアが6コアモデルで43〜49%増、8コアモデルで66%増を記録。こちらも21.5インチモデル同様にクロック数とコア数によって伸びているとのこと。
特に8コアモデルはコア数が増えていることもあり、iMac Proに迫るスコアに。シングルコアスコアでもMacのベンチマークランキングの中でトップとなっている。なお、21.5インチの6コアモデルが2位に付いている。
内部仕様が改良されただけのマイナーアップデートかもしれないが、パフォーマンスに関しては2017年モデルと比べて大きく伸びたことが分かる。