【レビュー】UAG METROPOLIS LT MAGSAFE:MagSafe対応ケブラーケース
機能性も見た目も好みだが、ワイヤレス充電に関する注意点あり
「METROPOLIS LT MAGSAFE」は、URBAN ARMOR GEAR(UAG)初のMagSafe対応ケース。UAGならではの高耐久性を実現しながら、MagSafe用のリングマグネットをケースに内蔵。対応アクセサリーを安心して利用できる。
ケースにはケブラー素材を使用しており、強度だけではなく肌触りの良さが魅力。頑丈で縫い目の粗い布のような質感が好みだ。
耐久性はお墨付きだ。落下高さ122cm落下方向26方向の製品落下試験をクリアすることと規定された、米軍採用品の選定に用いられる米国防総省が定めた試験法規格「MIL-STD-810G, Method 516.6 Procedure IV」をクリア。その証明として、レンズ横に刻印されている。
四隅は不意の落下から本体を保護する構造が採用されており、カメラ部分は覆われている。
ボタンはクリック感があり、押しやすい。ディスプレイ面には僅かな縁があり、画面を保護してくれる。
リングマグネットを内蔵、MagSafeアクセサリに対応
UAGのiPhone 13 Pro用ケースには「MONARCH」や「CIVILIAN」などの耐衝撃ケースがラインアップされているが、METROPOLIS LT MAGSAFEは唯一MagSafe用リングマグネットを内蔵する。
充電器や車載ホルダー、ウォレットなどのMagSafe用アクセサリを装着できる。
軽量構造をアピールしているが、ケースは重い部類
メーカーは軽量構造をアピールしているが、お世辞にも軽いとは言えない。MagSafe用リングマグネットを内蔵したSpigenマグ・アーマーは36.1g、PITAKA MagEZ Case 2は21.3gだが、METROPOLIS LT MAGSAFEは40gもある。
ケースの触り心地は最高だが、ワイヤレス充電に致命的な問題を発見
METROPOLIS LT MAGSAFEは、ケブラー素材の質感、UAGならではの耐久性の安心感があり、MagSafe対応高耐久ケースとして気に入っている。しかし致命的な問題に遭遇してしまった。
MagSafeではないスタンド型のQiワイヤレス充電器を使用すると、カメラ部分が干渉し正常にワイヤレス充電されない場合がある。ケースの厚みが加わることで充電面から離れてしまうことが原因と見られる。パッド型は正常に充電できる。
METROPOLIS LT MAGSAFE固有の問題ではなく、一部iPhone 13 Pro用ケースの課題と見られる。Spigenマグ・アーマーでも時折発生する。PITAKA MagEZ Case 2は問題ない。
ベッドサイドで利用していたLogicool Powered Wireless Charging Stand、Belkinワイヤレス充電スタンドなどで試したが、充電が切れる。MagSafeやLightningのみで充電しているのであれば問題ないが、スタンド型のQiワイヤレス充電を併用している場合は注意が必要だ。
200gのProに40gのケースはさすがにキツイ…