「WWDC 2016」の予想ーーiOSの通知機能強化、送金機能対応、写真アプリの強化など
残念ながら「WWDC 2016」ではハードウェアの発表は期待できそうにない。「WWDC 2015」と同様にソフトウェアの発表のみとなりそうだ。
とは言え、良いソフトウェアがあるからこそ良いハードウェアが活きる。先日、9to5Macを退職しBloomberg Newsに転職することが明らかになったMark Gurman氏がポッドキャスト「Jay and Farhad Show」に出演し、「WWDC 2016」やその先Appleから発表されると期待できる製品やサービスについて語っていたので、紹介する!
「iOS 10」は通知機能が進化?使用カラーも増える?!
ソフトウェアよりもハードウェアの方が分かりやすく盛り上がることは間違いないが、ソフトウェアの進化によって今あるデバイスがもうしばらく快適に使うことができるかもしれない。
次期iOSはUIデザインが実施され、使用するカラーが増えるとのこと。通知も変わるとのことだが、具体的にどのように進化するのかは不明。
「写真」アプリにはプロ向け編集機能の追加が期待されるとのことで、(iOS内の情報なのでmacOSはどうなるか分からないが)Apertureユーザーとしては期待したいところ。「メール」アプリで使用することができるスケッチ機能やSnapchat・Skitch風の機能も用意されるとのこと。
「Apple Music」は以前報じられていた通りUIが刷新される見通し。より「Spotify」を意識した、黒色ベースのアルバムアートワークが目立つデザインになるそうだ。始まる前から失敗が見えていた「Connect」が「For You」に統合されることから、メニュー項目も変わる予定。
「Siri」は「WWDC 2016」のキーノートにおいて非常に重要な役割を果たす予定。音楽のコントロールや通話、メッセージ、メールなど様々な場面で「Siri」を利用するとのことで、ステージ上では「Hey Siri」を連呼する幹部陣を見ることになりそうだ。iPhone向けに「Siri SDK」も発表されるとのこと。
「Siri」と言えば、「OS X」から「MacOS」に名称変更されると噂の次期OS Xにも「Siri for Mac」が搭載されると噂されている。OS Xに関しては言及されていないが、iPhoneの「Touch ID」を利用したMacのロック解除が実装されるのか、注目している。
あくまでも噂ではあるが、「Apple Pay」を利用した送金機能が「メッセージ」アプリに追加される可能性もあるとのこと。財布無しの生活が当たり前になれば、食費を割り勘した時に友人に半額を支払う時などに活用できそうだ。
2017年のiPhoneはベゼルレスに、「Touch ID」内蔵
Gorman氏は「WWDC 2016」だけではなく、その後発表されると噂されている気になる製品についても言及。
個人的に最も期待している次期MacBook Proに関しては「Touch ID」と有機ELディスプレイのバーが搭載されるとのこと。これは先日Ming-Chi Kuo氏がレポートした内容と一致している。
次期iPhoneに関しては、今後発売サイクルが3年おきになるとの噂を否定。アンテナラインがなくなり、ヘッドホン端子が廃止されるとのこと。また、待望の防水仕様になるとのことだが、果たしてそれを大々的に発表するかどうかは不明。
2017年のiPhoneはさらに大きいディスプレイを搭載し、ベゼルがなくなるとのこと。「Touch ID」も画面内に埋め込まれることから、端末の前面はほぼディスプレイという状態になりそうだ。
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