【レビュー】BookZip:16インチ型MacBook Proを衝撃から守るジップ式のクッションケース
16インチモデルでも収まるサイズ、高いクッション性で衝撃から守ってくれる安心構造
僕はどこへ行くにしても16インチ型MacBook Pro(2019)を「Mystery Ranch 2 DAY ASSAULT」に入れて持ち運んでいる。
バックパックを地面に置いてもPCが当たらない「フォルスボトム構造」を採用したPC用ポケットはあるが、ポケットは単にメインのポケットと仕切られているだけで、本体を保護してくれるようなクッション性はない。日常的に使う上で、僕の生活を支える仕事道具を守ってくれるMac用ケースの必要性を感じていた。
特に側面部分は保護らしい保護が全くない
条件は、封筒のように縦から取り出すことができる構造を持つクッション性のあるケースであること。購入したのは、Simplismの「BookZip」というジップ式のケース。MacBook Proの15インチモデルおよび16インチモデルが収納できるサイズだ。
「Mystery Ranch 2 DAY ASSAULT」のPC収納用ポケットにも収まり、上からも取り出すことができ、16インチ型MacBook Pro(2019)を十部に保護してくれる。価格も3,300円でリーズナブルだ。
大きく見開く構造、16インチがちょうど収まるサイズ
「BookZip」はジップ式のケース。これと言って目立った特徴もなく、「slimplism」と書かれたタグが小さく付いている以外のブランディングもない。
三辺がファスナーで繋がったケースで、大きく見開くことができる。中身は衝撃から本体を守るために、1cm以上はある厚いクッション素材が使われているが、重さは約330g。必要以上に荷物が重くならない軽量化構造は嬉しい。
内側にはケーブルや薄いものを収納できるインナーポケットが用意されている。ただしポケット部分はクッション性が高くないため、厚みのあるものは避けた方が良い。
ファスナーの開閉時にMacと干渉しないように折り返し構造が採用されている。ファスナー部分の内側にはクッションが覆う仕組みになっているため、Macを傷つける心配はない。
16インチ型MacBook Pro(2019)を入れてみた。
四隅にスペースの余裕がないようにも見えたかもしれないが、実際にファスナーを閉じると全く問題ない。
16インチモデルでこれだけ余裕があるのだが、当然15インチモデルは問題なく収まる。
バックパックのPC用ポケットに入れたまま使用、持ち運び時に本体を保護
「BookZip」は、三辺がファスナーで繋がっている構造であるゆえに、短辺を開いた状態で封筒のように使うことができる。
「Mystery Ranch 2 DAY ASSAULT」のPC収納用ポケットにすっぽりと収まり、ケースはバックパックの中に入れたまま使うことができる。
「Mystery Ranch 2 DAY ASSAULT」は、背中側からPC用ポケットにアクセスできるサイドポケットがある。「BookZip」の上側と側面のファスナーを開いておけばどちらからも取り出すことができるが、サイドポケットは16インチ型MacBook Pro(2019)には取り出し口が小さすぎるため、使っていない。15インチモデルであれば問題なさそうだ。
これまではクッション性のあるPC用ポケットが装備されたバックパックを使ってきたため、MacBook Pro用ケースを購入したのは久しぶりだ。PC用ポケットの安全性を高める目的で購入した「BookZip」だが、膝の上など机として使うには不安定な場所で作業をしたい時はケースがあると便利だ。本体が比較的軽く、余計な負担にならないのも良い。
PC用ポケットのないバッグの中にノートパソコンをそのまま放り込んでいる人が稀にいる。他の荷物で本体が傷ついたり、ポートにゴミが入り込んでしまい使用不可になるリスクもあるため、「BookZip」のような保護力のあるケースを検討してみてはどうだろうか。