リコール対象の15インチMacBook Pro、航空機内持ち込み禁止へ
連邦航空局が発表、欧州航空安全機関も規制を強化、一部貨物航空会社は取り扱いを禁止したとのこと
連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)は、「15インチMacBook Pro バッテリー自主回収プログラム」の対象となっているMacBook Proの航空機内持ち込みを禁止することを発表したとBloombergが報じている。
FAA、Appleの発表後まもなく航空機内持ち込みを予告
FAAはAppleが発表した、対象となっているMacBook Proの自主回収は「認識している」とコメントし、米国の主要航空会社に警告していることを明らかにした。
同機関は7月上旬、MacBook Proのリコール対象を受け、対象端末のバッテリーが修理または交換されるまで航空機内持ち込みを禁止する旨を公式アカウントでツイートしていた。
#RECALL ALERT: The #FAA reminds passengers that recalled #batteries do not fly. Avoid carrying #recalled batteries when flying until repaired/replaced per manufacturer instructions. Learn how to #PackSafe at https://t.co/OzSsV8ar7m. @USCPSC recall ➡️https://t.co/rKTiTdv4lj https://t.co/kqLCRedilp
— The FAA (@FAANews) July 10, 2019
EASAも欧州の主要航空会社に警告
欧州航空安全機関(European Union Aviation Safety Agency、EASA)も今月上旬、欧州の主要航空会社に対し、リコール対象となっているMacBook Proは航行中に電源が切られ、使用されることがないように通達しているとのこと。
Bloombergが入手した内部文章によれば、貨物航空会社のTUI Group Airlines、Thomas Cook Airlines、Air Italy、Air Transatの4社は今週、対象のMacBook Proを貨物として持ち込むことを禁止したそうだ。
「15インチMacBook Pro バッテリー自主回収プログラム」は主に2015年モデルを対象となっていて、米国内では43万台以上、国内では2万台上が対象となっている。
(Source: MacRumors)