M1 Pro/Maxチップの性能を必要としない僕がM1から移行する理由
「M1 MacBook Proで十分ではないか」と思いつつも、待望のマシーンと全力で向き合いたい
M1 ProチップまたはM1 Maxチップを搭載した最新のMacBook Proは、多くの人が待ち望んでいたスペック以上の進化を遂げている。2016年に「邪魔」と全否定された従来ポート、MagSafe充電、物理ファンクションキーがすべて復活し、ProMotionに対応してミニLEDバックライト搭載ディスプレイが用意された。
カメラはようやくフルHD化し、スピーカー性能は16インチモデルと同等のものになった。外部ディスプレイの出力枚数も2枚以上になり、内蔵ストレージはM1 MacBook Proと比べて2倍高速化している。
魅力が詰まったM1 Pro/Max MacBook Proだが、僕は予約を入れておきながら未だに「M1 MacBook Proで十分ではないか」と思っている自分がいる。
M1 MacBook Proのほうが優位な2つのポイント
1.バッテリー
M1 Pro/Max MacBook ProとM1 MacBook Proの比較にあるとおり、M1 Pro/Max MacBook ProにはM1 MacBook Proに勝てないスペックがある。バッテリーだ。
Appleは、M1 Pro/Max MacBook Proの電池持ちを「Apple TVアプリのムービー再生時間」を最大17時間と説明したが、M1 MacBook Proのように「ワイヤレスインターネット時間」は触れていない。17時間から11時間まで大幅に減っているからだろう。
M1 MacBook Proの電池持ちは本物だ。10月20日の17時49分を最後にバッテリー駆動を開始し、22時28分時点で電池残量は18%。テキスト作業と少々の画像加工が主な作業内容だが、YouTubeも2日間で合計1時間は見ているはずだ。
M1 Pro/Max MacBook Proの電池持ちは、実機が届いてから試してみないと分からないが、M1 MacBook Proより長く使い続けられることはないだろう。今後は出先で作業する際、電源席の確保が必要になりそうだ。
2.パフォーマンス
バッテリーに加え、M1 Pro/Max MacBook Proに買い換えるとパフォーマンスが低下する恐れがある。
M1チップは、4つの高性能コアと4つ高効率コアから構成された8コアCPU。一方でM1 ProとM1 Maxチップは、8つの高性能コアと2つの高効率コアの10コアCPUだ。
Macお宝鑑定団Blogの管理人DANBO氏は、ポッドキャスト番組「ガジェタッチ」のライブ放送に出演した際に、テキスト作業やブラウジング、動画視聴などのライトな作業が多い人は、パフォーマンスがかえって落ちる可能性があると指摘。処理を担当する高効率コアが4コアから2コアに減っていることで、負荷の軽い作業には向かないという。
それでもM1 Pro/Max MacBook Proを購入する理由
「14インチMacBook Pro、「欲しい」と「要らない」の狭間」でも書いたとおり、僕にはM1 MacBook Proの性能に一切不満がない。しかしそれでも買い換える予定だ。理由は5つ。
1.外部ディスプレイの拡張性
自宅では、5K2Kディスプレイと4Kディスプレイを重ねて配置した作業環境で仕事をしている。M1 MacBook Proには6Kディスプレイ1枚までの制限が設けられているため、4KディスプレイはDisplayLink技術を用いて出力している。
M1 Proチップは外部ディスプレイを最大2枚、M1 Maxチップは外部ディスプレイを最大4枚まで出力可能だ。1本のケーブルを接続すればMacBook Proをデスクトップ化できる作業環境を復活させたい。
2.SDカードスロット
カメラで撮影した写真は、SDカードリーダーでMacに取り込む。作業環境ではThunderbolt 3ドックにあるSDカードリーダーに差し込むため問題ないが、出先では都度USB-Cドックを取り出す必要があった。
M1 Pro/Max MacBook Proに復活したSDカードスロットは、頻繁に使用するだろう。
3.スピーカー
内蔵スピーカーを使用する機会は多い。音質の改良は大歓迎だ。
4.Touch Barの廃止
心の底から嫌っていたTouch Barも、いざ手元からなくなると思うと愛おしく……ない。誤タップや誤動作から逃れられると思うと嬉しくてたまらない。
5.作業領域の拡大
僕が購入した14インチモデルは、16インチMacBook Pro(2019)とほぼ同じディスプレイ解像度を持つ。出先で作業する際に、M1 MacBook Proと比べて作業領域が広くなり作業しやすくなると期待している。
バッテリーの問題を乗り越えられたら、最高のMacになりそう
M1 Pro/Max MacBook Proのバッテリーが、噂にあった30時間を実現していれば、懸念することはなかった。多少パフォーマンスが落ちるデメリットが解消できなくても、他のメリットが上回る。
幸いにもバッテリーは、設定や使い方次第で伸ばすことができる。バッテリー問題を乗り越えられれば、M1 Pro/Max MacBook Proは最高に楽しいマシーンに違いない。もちろん、マシーンスペックばかり向上しているようでは意味がない。スペックモンスターを飼い馴らせるように、自分も成長していきたい。
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もちろん使いますよー
やはり移行には”Time Machine”を使われますか?
仰るとおりですね、これだと全く高性能コアのない高効率コアオンリーのマシーンで、とてつもなく電池もちは良さそうですけどパフォーマンスは期待に応えてくれなさそうですねw ご指摘ありがとうございます!修正完了しました!
2.パフォーマンスの文章ですが
「8つの高効率コアと2つの高効率コア」と誤字になっています。正しくは「8つの高性能コアと2つの高効率コア」だと思われます。
M2 MacBook Proに期待ですね(出るのか?)
16インチのスピーカー性能がめちゃくちゃ好きだったので、それと匹敵する性能はかなり期待できますねw
内蔵スピーカーの音質かなりいいですよね〜
デスクトップとは大違いで想像以上に良くてびっくりします。
もうこの音質までくると敵うメーカーなんて一生存在しないでしょうなぁ。。。RMEとかは除くとして
この手の製品、昔のMacBook AirとkMacBook Proでめちゃくちゃ流行りましたよねw僕も持ってましたよ!こういうのを挿したときの動作、気になりますねえ。Appleシリコンなので、勝手にアンマウントしたりとかしないか不安ですw
自分も注文はしましたが、オーバースペックとは分かっているんです。
『スペックモンスターを飼い馴らせるように、自分も成長していきたい。』
耳が痛い💦
個人的にはSDカードが圧倒的に助かるんですよね〜
一眼レフの写真の取り込み、アンカーのリーダーもサンディスクのリーダーも一定期間使用したらへたったので。。。
あと、使っていない間は挿したママにできるやつとか昔あったのありかなーとか思ってます。一時避難用に。
こういうの使えたら、アリかな?とか。
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