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M1 Pro/Max MacBook Proの感想【ゴリミー好き勝手トーク】

発表内容とスペック情報を見て、率直に感じたことを書き殴ってみた

Unleashed AppleSiliconMac Event 2560

M1 Pro/Max MacBook Proがついに正式発表された。結果的に多くのリーク情報と一致していたが、分かっていたことはあくまでも外観のみ。M1 ProM1 Maxのスペックは多くのパワーユーザーを驚かせた。

基本的なスペックはこちらの新機能・デザイン・性能・価格まとめM1 MacBook Proとの違いは比較記事を参考にしてもらいたいが、本記事ではイベントの発表内容と公開された公式スペック情報を見て、M1 Pro/Max MacBook Proについて率直に感じたことを書き殴ってみた。

さようならTouch Bar

キーボードについては真っ先に触れる必要がある。アンチTouch Bar芸人としての使命だ。

さようなら、Touch Bar。僕にとって君は役に立たないくせに不当に修理費用を引き上げ、ブラインドタッチによる操作を阻害し、徹底的に邪魔な存在として5年間、一切活躍することなく僕の作業に支障をきたしてくれた。二度と復活しないでくれ。

ファンクションキー復活も、ポート復活も、全部Appleがやったこと

M1pro max mbp ports

Appleは、物理ファンクションキーの復活、MagSafeの復活、SDカードスロットやHDMIポートの復活を、まるで革新的な新機能であるかのように発表したが、実際はいずれもApple自身が廃止したもの。外部ポートに至っては「邪魔だから」と役員が発言したとされている。5年の歳月を経て、すべて戻ってきた

Appleは我道を行く企業と見られがちだが、最近はユーザーの声を熱心に聞き取り入れている印象を受ける。特に今回のMacBook Proは、2016年から5年間に及ぶ失敗の連続から這い上がる製品で、多くのクリエイターやプロユーザーの心を掴んだ気がする。

HDMIポートはあってもなくてもいいが、SDカードスロットはありがたい。ハイエンドカメラは今でもSDカードを採用している機種が多く、僕のCanon R6も例外ではない。都度USB-Cハブを用意せずに、直接差し込めるのはありがたい。

MagSafeは、「MagSafe 3」になりUSB-Cケーブルとして復活。USB-Cによる充電も残されているが、やはりマグネット式の便利さには敵わないだろうなあ。カチッとハマって赤色または緑色のLEDが点灯する様子を見るのが楽しみだ。

14インチの薄さ、実際はもっとありそうじゃない?

14インチモデルの高さは15.5mm。13インチモデル(M1)は15.6mm。一見薄型化されているように見えるが、よく見ると計測値はゴム足を除外している。ゴム足の高さを含めると、薄くなっている0.1mm分は帳消しになりそうな気がしてならない。

Unleashed AppleSiliconMac Event 2112

横から見たときのデザインが、PowerBook G4を彷彿挿せる。キーボード部分が分厚くなっている印象を受けるが、単にゴム足が従来よりも外側に配置されているようにも見える。シュッとしたデザインからは離れてしまったが、キーボード部分の厚みが変わらなければ、操作性は変わらないだろう。

ノッチはすぐ慣れると思うけど、Face ID欲しかった

Unleashed AppleSiliconMac Event 2279

ノッチのを聞いて、最初は「さすがにデマだろう」と思っていた。記事化もあえて見送るほどだった。

ところが知ってのとおり、M1 Pro/Max MacBook Proは画面上部にノッチがある。衝撃だった。深夜2時半、ゴリラは画面に向かって心のなかで絶叫した。

まだ実物は目にしていないが、すぐに慣れる気がする。普段はメニューバーに隠れているので、ダークテーマや上部が黒い壁紙を選択すれば気にならないだろう。

Appleはベゼルを薄型化することで、筐体サイズをほとんど変えずにディスプレイサイズの大型化を実現している。カメラのためだけにベゼル全体を太くするのではなく、ノッチ化することは正しい判断だと思う。

しかしどうせノッチを載せるなら、Face IDに対応してほしかった。Touch IDに不満はないが、確実に画面を見ているMacだからこそFace IDのほうが快適だと想像している。数年後はFace IDに移行するのだろうか。

電池持ちが短く、必要電力が多いのはネック

M1 MacBook Proから買い換える身として、M1 Pro/Max MacBook Pro最大のネックはバッテリーと電源だ。ワイヤレスインターネットの利用可能時間は、最大17時間から最大11時間と大幅に減っており、Apple TVアプリのムービー再生も、3時間減少している。

なぜこれほど電池持ちが悪いのか。要因としては、ディスプレイが大型化しピクセル数が大幅に増えたこと、最大輝度が向上したこと、M1 ProM1 Maxに内蔵されているチップが高効率コアがM1の半分(2つ)に減っていることが考えられる。

僕は執筆作業がメイン。普段はパフォーマンスを必要としていないが、Camera RAWでRAW画像の現像を行う時間は増えている。実機を入手次第、M1 MacBook Proで行っている作業を行うと電池持ちにどれほどの差が出るか検証したい。

また同梱されるUSB-C電源アダプタは、基本的に96Wまたは140Wになった。高出力化した理由は急速充電に対応するためで、通常利用は従来どおり60Wでも十分使用できる可能性はある。電池持ちとあわせて検証する予定だ。

M1 ProとM1 Max、実際に性能差は体感できるのか

M1pro and m1max

M1 MacBook Proはシンプルで良かった。8コアCPU、8コアGPU、16コアニューラルエンジンで決まっていたからだ。

M1 ProM1 Maxは、かなりわかりづらくなった。CPU性能は基本的に同じだが、GPUのコア数、最大RAM、メモリ帯域幅に性能差がある。すでにM1 MacBook Proの性能で満足している僕としては、M1 Maxを買う必要性は皆無だ。強いて言えば、出力可能な外部ディスプレイの枚数に惹かれるぐらいだ。

実際にM1 ProM1 Maxは、性能差を実感できるだろうか。M1 MaxはGPU性能が最大のアピールポイント。GPU性能を活かす作業をしない限り、体感しづらいと予想している。

ディスプレイがどう見えるのか、作業環境にどう影響するのか

Unleashed AppleSiliconMac Event 2369

M1 Pro/Max MacBook Proのディスプレイは、最大120HzリフレッシュレートミニLEDバックライト搭載。Liquid Retinaディスプレイになり四隅が丸みを帯びており、”今風”になった。最大輝度も高くなり、解像度が高くなり、屋外での作業は間違いなく快適になるだろう。

僕は普段、愛用している5K2Kディスプレイと4Kディスプレイのよるスタックモニター環境で仕事をしている。いくら内蔵ディスプレイが良いからといって手放すつもりはないが、内蔵ディスプレイの進化に心を奪われないか心配だ。勢い余ってPro Display XDRを買っちゃったりしてね。

外部ディスプレイの出力は安定してほしい

Cannot find display m1 mac bug 01

M1 MacBook Pro最大の不満は、外部ディスプレイとの相性の悪さ。3回に1回はスリープから復帰失敗し、場合によってはシステム全体がクラッシュする。M1 Pro/Max MacBook Proは、これらの不具合が解消されていると信じたい。

なおM1 Proチップは、6K解像度のディスプレイを2枚まで出力できる。5K2K+4Kの組み合わせであれば、M1 Proでも十分だろう。

内蔵スピーカーは期待大

Unleashed AppleSiliconMac Event 2553

16インチMacBook Proの内蔵スピーカーは、驚くほど音質が良い。M1 Pro/Max MacBook Proスピーカーは改良された上に、14インチにも搭載されている。

内蔵スピーカーは使用頻度が意外と高い。例えば旅先で子どもたちを楽しませるためのBGMは、Macで流している。空間オーディオ楽曲の聞こえ方も、試すのが楽しみだ!

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公開情報
更新日2021年10月20日
執筆者g.O.R.i
コメント(12件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:618624)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:618623)
    1ヶ月間 MacBookPro2021の14インチ使っていますが、意外とノッチは気にならないですね。 あくまでノッチ横のスペースはメニューバー専用で、ウインドウは表示領域外ですし、フルスクリーンではノッチは消え(隠れ)るので、ノッチの存在を忘れてしまうほどです。 アップルいわく画面内にノッチがあるというより、画面外にメニューバーを押し出したってのがその通りだと思いました。 それよりも厚さが増したのが、いまだに気になります。

    手を置いたときの手首の位置というか角度というか……気になりません?w

  2. 通りすがりの読者(コメントID:618623)

    1ヶ月間 MacBookPro2021の14インチ使っていますが、意外とノッチは気にならないですね。
    あくまでノッチ横のスペースはメニューバー専用で、ウインドウは表示領域外ですし、フルスクリーンではノッチは消え(隠れ)るので、ノッチの存在を忘れてしまうほどです。

    アップルいわく画面内にノッチがあるというより、画面外にメニューバーを押し出したってのがその通りだと思いました。

    それよりも厚さが増したのが、いまだに気になります。

  3. 通りすがりの読者(コメントID:614471)

    Pro Display XDRとIntel Macを使ってますが、今のところ不安定になったことは一度もありません。スリープ復帰は1.5秒と非常に高速で、CPU負荷が低いときには本体はあまり熱くなりません。
    M1 Pro/Maxでも安定していればいいなぁ。

  4. マイケル(コメントID:614334)

    自分はこのノッチは4年で消えると思います。

  5. 通りすがりの読者(コメントID:614311)

    Touch Bar「我は滅びぬ!何度でも蘇るさ!」

  6. とんとぅ(コメントID:614284)

    iPad ProのXDRディスプレイを使っていて、同程度のデスクトップ用ディスプレイが欲しいなーと思うことがあります。危ないですよー。

  7. 通りすがりの読者(コメントID:614283)

    本体のディスプレイが120HzなのにHDMIが2.0なんで4K以上は60Hzになるのが残念
    USB-C接続のディスプレイを選べって事ですな

  8. たってぃん(コメントID:614267)

    🚩これはフラグだ!!
    ぜひ買って見てほしい!!(笑)

    個人的に早く欲しいがためにイベントで発表間もない思考回路が鈍っている中での即断即決は難しかったです😂

    M1Maxはやりすぎた。動画を頑張るかための自分に対する発奮材料と前向きに捉えますw

    誤植発見です!
    ダークテーマ?
    👇

    デークテーマや上部が黒い壁紙を選択すれば気にならないだろう。

  9. とおる(コメントID:614262)

    勢い余ってPro Display XDRを3台も買っちゃうかもしれないなんて・・・
    レビューが今から楽しみだなぁ。

  10. 通りすがりの読者(コメントID:614237)

    ポート類、このスタイルを待ちに待ってたけどやっぱりガチャガチャしてる感は否めない…っ😂
    Touch Barへの恨みよ…

  11. 通りすがりの読者(コメントID:614235)

    FaceID無しならせめてピンボールにしてくれたらな
    ノッチまで必要だったのかと

  12. グッドマン(コメントID:614234)

    ゴリさんはどのくらいスペック盛られたんですか?
    自分はお金ないので吊るしの梅モデルです…

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