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縦並びの5K2Kウルトラワイド+4K作業環境が最強な理由:ディスプレイ別の活用方法を解説

スタックモニター最高!上下に高解像度のモニターを2枚配置するメリット・デメリットも

GoriMe 5K2K+4K Workspace ProsandCons 05

ロマンと作業効率の両立を目指す現在の作業環境は、M1 MacBook Proをメインマシーンとして、2枚のディスプレイ(5K2K+4K)を上下に配置するスタックモニター構成だ。使いはじめて3カ月経ったが、珍しいディスプレイ配置の作業環境は作業がしやすく、気に入っている。

本記事では、スタックモニター構成のメリット・デメリット、各ディスプレイの活用方法を解説する。作業環境の刷新を検討している人は参考にしてもらいたい。

5K2K+2Kのスタックモニター構成を選んだ理由

スタックモニター構成を選んだ理由は、ウルトラワイドモニターの導入を前提として、作業のしやすさと物理的な使用スペースのバランスに優れているからだ。

横並び配置の問題点

これまで4Kディスプレイを2枚使用しており、ハの字型H字型など試してきた。ハの字型は左右非対称になり見た目が良いが、目の前にディスプレイのベゼルがあるため見栄えが悪い。BetterSnapToolを使ったウィンドウの配置がしやすいが、27インチが横並びになると両端は見づらくなる。
GoriMe Workspace 2020 January 04 2
左右にディスプレイを配置するハの字型の例

H字型はベゼルの問題は解消するが、ディスプレイを2枚しか使っていないため左右非対称になってしまう。縦置きのディスプレイは格好良いが、僕の作業内容では活用しづらいという問題もあった。
MacBook Pro And Multi Moniter Setup 05
縦置きと横置きが共存するH字型の例

5Kまたは6Kモニターではなく、4Kモニターを探していた理由

外部モニター選びは、4Kモニターが中心だ。5Kや6K解像度のモニターは、受けられる恩恵の割にはMacへの負担が大きいため、見送った。

15インチ型MacBook Pro(2016)に5Kディスプレイ2枚を接続した結果、グラフィックボードとTouch Barを故障させた経験がある。Appleが仕様に記載している最大出力可能ディスプレイ解像度は、あくまでもMacとして出力可能な最大値だ。M1 MacBook ProとPro Display XDRの組み合わせはおすすめできない。

5K2Kモニターを選んだ理由、サブモニターを上部に設置した理由

4Kモニターを選ぶにあたって、1枚では確実に作業領域が足りない。2枚だと配置が難しい。32インチ型の4Kモニターが近年人気だが、解像度は4Kのまま物理的に大きくなることで文字が粗くなるため、選択肢に挙がらなかった。

これらを踏まえ、4K以上5K以下の解像度を持ち、4Kモニターを横に引き伸ばしたサイズの、5K2Kモニターを選んだ。DPIは4Kモニターと同じだ。実質的に4Kモニターを1.5枚分、メインモニターとして使うことができる。

ところがもともと2枚の4Kモニターを使っていた身だ。1.5枚分相当の広さとは言え、作業領域が減ると落ち着かない。アプリのウィンドウを切り替える必要がなく、常時表示されている状態が理想。Spacesなどは極力使わず、一覧性を大事にしたい。

作業領域不足の解決策として、MacBook Proの内蔵ディスプレイも検討したが、13インチでは物足りない。5K2Kモニターの横に置くと遠く、見づらい。疑似解像度を上げれば見やすくなるが作業領域が狭くなり、使い勝手が悪い。首を振らなければならない配置も、身体に悪そうだ。

5K2Kモニターの上に、従来使用していた27インチ型の4Kモニターを配置することで課題は解決した。必要に応じて少し上を見上げることで、左右に首を振らずに十分な作業領域を確保できる。

ディスプレイ別の活用方法

基本的に5K2Kモニターをメインモニター4Kモニターをサブモニターとして使用。MacBook Proの内蔵ディスプレイは開いた状態でデスクの右端に配置している。

マルチモニター環境のデメリットは、見るエリアが広すぎること。カーソルを見失い、作業に集中しづらくなる。この問題は、「作業は5K2Kモニター内で完結する」と決めたことで解消した。

サブモニターに配置したアプリケーションを使用したい場合、BetterSnapToolの「次のディスプレイに送る」機能を活用することで、「作業は5K2Kモニター内で完結する」のルールを守り続けられる。操作としては、「Command + Tab」で起動したいアプリを選択し、キーボードショートカットで5K2Kモニターに移動。マウスも使用せず、5K2Kモニターから視線を外さずに済む。

下部のディスプレイ(メインモニター)の活用方法

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作業の中心はGoogle ChromeとMarsEdit 4

5K2Kモニターでは、基本的な作業をすべて行っている。左側にはGoogle Chrome、その右側もブログエディタ(MarsEdit 4)を配置。デスクトップ上に作業中にファイルを配置しているため、右側の余白に残すことで最新のファイルがアクセスしやすい。

GoriMe 5K2K+4K Workspace ProsandCons 09

使用する他のアプリ、Finder乱立問題

Twitterアプリ(Tweetbot)とメールアプリ(Spark)も常時起動しているが、Google Chromeの裏に隠れているかDockに閉まってある。作業に応じてAffinity Designer、Adobe Photoshop、PhotoBulk、CotEditorを機動するが、作業が終わり次第終了している。煩雑になることを防ぐため、起動アプリは抑える努力をしている。

最も困るのはFinderウィンドウの数。常にタブで開く設定は合わず、定期的に複数のFinderを1つのウィンドウにまとめて結合している。

ウィンドウの配置問題

ウルトラワイドモニターのような大画面では、ウィンドウの配置が手間だ。この問題を解消するためにはBetterSnapToolと、ウィンドウ配置を記憶するアプリケーション「Stay」を使用。

Stayでアプリの”定位置”を決め、BetterSnapToolでウィンドウの配置やサイズをキーボードショートカットで操作する。BetterSnapToolとStayの組み合わせは、マルチディスプレイ環境を使用しているすべてのMacユーザーに全力でおすすめする
BetterSnapToolのMove to next monitor機能

上部のディスプレイ(サブモニター)の活用方法

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上部のディスプレイはあくまでもサブモニター。長時間見上げることはない。配置しているアプリケーションは、LINEと、FacebookメッセンジャーとSlackを統合したBiscuitのみ。メッセージ系アプリを上部のディスプレイにまとめることで、メッセージのやり取りが長時間に渡っても首を左右振らずに済む。

また資料など別のアプリケーションを見ながら作業をしたい場合、上部のディスプレイに表示しながら下部のディスプレイで作業をすることもある。

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M1 MacBook Proの内蔵ディスプレイの活用方法

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M1 MacBook Proは、スタンドに載せて使っている。クラムシェルモードにすれば省スペースになるが、TrueToneを有効化するため開いて設置。TodoistとJPEGminiを常時表示し、3枚目のディスプレイとして使用している。

縦並び構成(スタックモニター)のメリット・デメリット

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スタックモニター構成の導入を検討している人向けに、メリットとデメリットをまとめた。

メリット

スタックモニター構成のメリットは、視線を左右に振る必要が無いことだ。メインモニターをウルトラワイドモニターにすることで、シングルディスプレイ以上デュアルディスプレイ以下の絶妙な作業スペースを作ることでき、視線を1枚のディスプレイに集中できる。

使用している5K2Kモニターは大きすぎず小さすぎず、DPIも4Kと同じで快適だ。座る位置とウィンドウの配置を最適化するまで時間が掛かったが、見ている時間が長いアプリケーション(MarsEdit 4)は画面中央、左右に必要なウィンドウ(Google Chrome、MarsEdit 4のプレビュー)を配置することで、作業がしやすくなった。

上部のディスプレイやM1 MacBook Proは、サブモニターとして使用することが重要。あくまでもメインモニターに収まらない情報で常時表示したいものを載せる。集中しやすい状況を作り出すため、メインモニターの高さはサブモニターの見やすさを一切考慮せずに固定することが重要だ。

デメリット

スタックモニター構成のデメリットは、デスクの奥行きが必要になること。またディスプレイの最適な高さを決めるまでの手間は掛かる

自分に合う配置と高さが決まれば、作業環境としては快適そのもの。ただしM1 MacBook Pro側の不具合として外部ディスプレイとの相性が悪く、スリープの復帰時は動作が安定しない。

ゴリミー作業環境、今後の計画

GoriMe 5K2K+4K Workspace ProsandCons 03

現在の作業環境に不満はない。5K2Kモニターと4Kモニターを組み合わせたスタックモニター構成の作業環境は作業がしやすく、非常に満足している。

変更の可能性があるとすれば、メインモニターの置き換えだ。LG製の40インチ型5K2Kウルトラワイドモニター40WP95C」は発表当初から導入を検討している。しかしDPIが下がるため、34インチから40インチに大型化する必要性を慎重に吟味した上で結論を出したい。

デスク上にあるものすべて

最後にデスクの上にあるモノをまとめたので、参考にしてもらいたい。

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更新日2024年03月26日
執筆者g.O.R.i
コメント(4件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:599626)
    コメント先:としいえ(コメントID:599618)
    作業環境関連の記事、個人的にはとても好きで、いつも楽しく拝見しています!最終的な配置に至るまでのプロセスとか思考とかを見られるのが、特に楽しいです笑

    良かったです!!!完成形を紹介する人は多いと思いますが、どうしてここに至ったのか、なんでこの配置にするのかは、個々の考え方や好みがあると思うので、それを踏まえた上で何かしら参考にしてもらえたらいいなーと思いながら書いています✌

  2. としいえ(コメントID:599618)

    作業環境関連の記事、個人的にはとても好きで、いつも楽しく拝見しています!最終的な配置に至るまでのプロセスとか思考とかを見られるのが、特に楽しいです笑

  3. g.O.R.i(コメントID:599593)
    コメント先:Apple大好きマン(コメントID:599592)
    ゴリさんの作業環境はいつ見ても美しいです!! 自分のいつかはゴリさんみたいに変更したいっていつも思っています(笑)

    スタックモニター、やっちゃいましょう🔥w

  4. Apple大好きマン(コメントID:599592)

    ゴリさんの作業環境はいつ見ても美しいです!!
    自分のいつかはゴリさんみたいに変更したいっていつも思っています(笑)

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