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M1チップ搭載MacBook Pro+5K2Kウルトラワイド+iPad Proによるトリプルモニター作業環境

オーバーヘッドディスプレイは16インチ型MacBook Pro+eGPU経由で無駄に出力して使用

GoriMe Setup with M1 MacBookPro 02

M1チップ搭載MacBook Proの圧倒的なパフォーマンスが話題だが、今後の進化に期待しなければならない点もある。Thunderbolt 3経由の外部ディスプレイ出力制限およびeGPUの非サポートにより、数十万円かけて作り上げた作業環境を見直す必要が出てきた。

幸いにもメインで使用しているディスプレイは、解像度5,120 x 2,160の34インチ型ウルトラワイドモニター34WK95U-W」。ウルトラワイドモニターとしてはDPIを犠牲にしないHiDPI仕様で、4Kディスプレイと比べて約133%横長の解像度を持つ。Nano IPSパネルを採用し、DCI-P3の色域98%、sRGB135%をカバー。接続したディスプレイに最大85Wの電力を供給できる。

このディスプレイを活かしながら、M1チップ搭載MacBook Proを利用したトリプルモニターセットアップを実現した。

4Kディスプレイに表示していた一部アプリを左右に配置

M1チップ搭載MacのThunderbolt 3端子は1枚の外部ディスプレイに出力が制限されているが、iPadのサブディスプレイ化機能「Sidecar」を使用すれば、2枚目の外部ディスプレイを用意できる。

34WK95U-Wの上に設置した4Kディスプレイに接続できない代わりに、不足する画面領域を右側に設置したM1チップ搭載MacBook Pro、左側に設置した12.9インチ型iPad Pro(2020)に振り分けた。どちらも約13インチのディスプレイを搭載し、解像度も近い。
Display Settings for 34WK95U W 01

iPad ProにはSlackとメッセンジャーをまとめたBiscuit、右側にはLINEを設置。必要に応じて作業しながら閲覧したいファイルの表示に使用する。

iPad Pro長尾製作所のモニターアーム用VESAカメラ&マイクマウントを使用し、モニターアームに吊るしている。MacBook ProTwelve South Curve Stand for MacBookの上に設置。MacBook Proを閉じてクラムシェルモードで使用すればデスクスペースの確保が可能だが、True Toneディスプレイを使用したいため開いて使用している。

GoriMe Setup with M1 MacBookPro 04
長尾製作所のモニターアーム用VESAカメラ&マイクマウント

GoriMe Setup with M1 MacBookPro 06
Twelve South Curve Stand for MacBook

4Kディスプレイには主にTweetbot for Macを常時表示し、Twitterの最新情報を追っていたが、メインの作業スペースとは別のSpacesに移動。従来は見上げればすぐにタイムラインを確認できたが、現在はタイムラインに気を取られなくなり、集中力が上がった。

代わりに現在は4KディスプレイをeGPU経由で16インチ型MacBook Proに接続し、Google Analyticsのリアルタイム情報を表示している。16インチ型MacBook Proの無駄遣いだ。4Kディスプレイを取り下げてもいいが、将来のAppleシリコンMacが2枚以上の外部ディスプレイ出力に対応した際に、従来通りの構成に戻すことを目論んでいる。

34WK95U-Wの疑似解像度は「3008 x 1269」に設定して使用。16インチ型MacBook Proではより高い解像度が用意されていたが、M1チップ搭載MacBook Proでは表示されない。
Display Settings for 34WK95U W 02

MacBook Proのポート不足は、Caldigit TS3 Plusで解消。ディスプレイに加え、有線LANケーブルとスピーカーを接続している。

5K2Kウルトラワイド+4Kのある作業環境から”ロマンレベル”はダウングレードしてしまったが、実用性および作業効率は影響を受けていない。eGPUを使用しなくともMacBook Proのファンは回転せず、発熱もせず、ケーブル1本の着脱でデスクトップ化できるようになり、利便性が向上した
GoriMe Setup with M1 MacBookPro 10
1本のケーブルで出力

34WK95U-Wを使用していたことも功を奏した。M1チップ搭載MacBook ProおよびMacBook Airは、1枚の外部ディスプレイしか出力できない分、1枚の作業領域が重要になってくる。従来は4Kディスプレイ2枚を出力していた人でも、この機会にウルトラワイドディスプレイへの乗り換えを検討してみてはどうだろうか。

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特集
公開情報
更新日2020年12月24日
執筆者g.O.R.i
コメント(12件)

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  1. Wannabe Enginner(コメントID:591696)
    コメント先:g.O.R.i(コメントID:591675)
    買いましょう!そういえば、もう何年も閲覧いただいているとのことで、ありがとうございます!すごく嬉しいです!SidecarとLuna Displayが共存できるのか、あとで試しておきますねw

    ああああありがとうございます。本当に時間のある時で構いませんので、よろしくお願いします。上の方でもDisplayLinkで実現する例を教えてくださった方もいらっしゃいますし、ヘビーユーザー向けの使いこなし方が見えてきたので、行けそうですね。導入することにします!!

  2. Apple好きのおじさん(コメントID:591688)
    コメント先:g.O.R.i(コメントID:591687)
    すごい!!!!すごすぎる!!!つまりトリプルディスプレイ+M1 MacBook Proで4画面構成を、DisplayLink使って実現しているってことですか!?やばい、俄然試したくなってきた!!!!貴重かつ超詳細な情報ありがとうございます!しかもウルトラワイドを上下に2枚+縦ディスプレイですよね!?やば!やばすぎる!ロマンに溢れてる構成だそれwwwwうおーーーーすごい!!!使用している商品に詳細まで、本当に細かくありがとうございました!

    早速のご返信ありがとうございます!はい、ご認識のとおりです!
    goriさんのサイトをみてCaldigitを購入したのがきっかけで、デスクトップ周りの最適化に気合いれています。(笑)

    海外のサイトをみるとDisplayLinkを使った人がちらほら出てきていますが、日本では、まだ実現している人の記事や動画を見たことはないです。海外のサイトみてると、アダプターが日本で売ってないのでどうしようか悩んでいたのですが、元々持っていた先程の構成だと日本で購入できるもので実現できます。ポイントはDisplyLinkなので、できるかなーとは想像していたのですが。

    Apple M1のMacbook Proを買った後に外部ディスプレイの制約をみたので凹みましたが、先程の環境で実現できたので、私の中でメイン端末をM1 Macにすることの障壁がなくなりました!

    M1 Macよいですよね。Rosetta経由でもかなり快適に動いていてびっくりしています。

    いつも記事を楽しく拝見させて頂いております。がんばってください!

  3. g.O.R.i(コメントID:591687)
    コメント先:Apple好きのおじさん(コメントID:591685)
    いつも記事みています。ありがとうございます。 記事にコメントをいままでしたことがないのですが、今の私の作業環境をつくる際に参考にさせて頂いたので、少しでもお役にたてばと思い、情報共有させていただきます。 ご存知かもしれませんが、Apple M1のMacbook ProでもDisplayLink対応のアダプタを使って、Macにドライバーを入れれば複数台の外部モニターに出力可能です。(起動時に画面つくまで若干時間かかりますが、ついた後は普通に使えます) 私はApple M1のMacbook Proを使ってLGのワイドモニター2台(上下に並べてます)、DELLの27インチモニター(縦置きにしてます)に外部出力しています。 どれでも大丈夫かもしれませんが、私は以下のアダプターを使ってます。 ■StarTech.com USB 3.0 - デュアルDisplayPort変換アダプタ 4K/60Hz対応 USB 3.0 (5Gbps) USBデュアルモニタ対応アダプタ USB32DP24K60 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07C69HG33/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1 ■DisplayLink Manager https://www.displaylink.com/downloads/macos ※近々M1対応した新しいバージョン出るようですが、現行でも動きました。 ■iVANKY ディスプレイポートケーブル 4K@60Hz DP-HDMI 2.0m スペースグレイ https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08BC9R9BY/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1 ※念の為、私が、この構成で利用しているHDMIケーブルも記載しておきます。 LGのワイドモニター2台は上記アダプターにつないで、その先にCaldigit T3 Plusをつないでいます。残りのDELLのモニターはCaldigitにつないで使っているので、Apple M1のMacbook Proにはケーブル1本での接続を実現しています。 ※DisplyLinkを使って出力すると現状ではモニターの回転が使えないので、縦置きのモニターはDisplyLinkをつかっていません。 もし、ご興味あればお試しください。

    すごい!!!!すごすぎる!!!つまりトリプルディスプレイ+M1 MacBook Proで4画面構成を、DisplayLink使って実現しているってことですか!?やばい、俄然試したくなってきた!!!!貴重かつ超詳細な情報ありがとうございます!しかもウルトラワイドを上下に2枚+縦ディスプレイですよね!?やば!やばすぎる!ロマンに溢れてる構成だそれwwwwうおーーーーすごい!!!使用している商品に詳細まで、本当に細かくありがとうございました!

  4. Apple好きのおじさん(コメントID:591685)

    いつも記事みています。ありがとうございます。
    記事にコメントをいままでしたことがないのですが、今の私の作業環境をつくる際に参考にさせて頂いたので、少しでもお役にたてばと思い、情報共有させていただきます。

    ご存知かもしれませんが、Apple M1のMacbook ProでもDisplayLink対応のアダプタを使って、Macにドライバーを入れれば複数台の外部モニターに出力可能です。(起動時に画面つくまで若干時間かかりますが、ついた後は普通に使えます)
    私はApple M1のMacbook Proを使ってLGのワイドモニター2台(上下に並べてます)、DELLの27インチモニター(縦置きにしてます)に外部出力しています。

    どれでも大丈夫かもしれませんが、私は以下のアダプターを使ってます。

    ■StarTech.com USB 3.0 – デュアルDisplayPort変換アダプタ 4K/60Hz対応 USB 3.0 (5Gbps) USBデュアルモニタ対応アダプタ USB32DP24K60
    https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07C69HG33/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

    ■DisplayLink Manager
    https://www.displaylink.com/downloads/macos
    ※近々M1対応した新しいバージョン出るようですが、現行でも動きました。

    ■iVANKY ディスプレイポートケーブル 4K@60Hz DP-HDMI 2.0m スペースグレイ
    https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08BC9R9BY/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1
    ※念の為、私が、この構成で利用しているHDMIケーブルも記載しておきます。

    LGのワイドモニター2台は上記アダプターにつないで、その先にCaldigit T3 Plusをつないでいます。残りのDELLのモニターはCaldigitにつないで使っているので、Apple M1のMacbook Proにはケーブル1本での接続を実現しています。
    ※DisplyLinkを使って出力すると現状ではモニターの回転が使えないので、縦置きのモニターはDisplyLinkをつかっていません。

    もし、ご興味あればお試しください。

  5. toshizo(コメントID:591677)

    アップル純正ケースに入れてもiPhone12promaxは、QI充電器に反応しない確率が高いようです。
    ケース外すと大丈夫ですが、それは面倒臭い。
    MagSafe利用を推奨のようです。
    アップル通販サイトの製品互換性もmax proはQI 充電器の互換性は低いようです。

  6. g.O.R.i(コメントID:591675)
    コメント先:Wannabe Engineer(コメントID:591674)
    情報ありがとうございます!Luna DisplayのブログでM1搭載のMacに対応したことを確認できました。しかもIntelMacよりもヌルヌル動くと主張してます。このあたりは人柱感もありますが、これで導入しない理由がまた減ったw

    買いましょう!そういえば、もう何年も閲覧いただいているとのことで、ありがとうございます!すごく嬉しいです!SidecarとLuna Displayが共存できるのか、あとで試しておきますねw

  7. Wannabe Engineer(コメントID:591674)
    コメント先:g.O.R.i(コメントID:591661)
    確かLuna対応した気がしますよ!試してないですが…

    情報ありがとうございます!Luna DisplayのブログでM1搭載のMacに対応したことを確認できました。しかもIntelMacよりもヌルヌル動くと主張してます。このあたりは人柱感もありますが、これで導入しない理由がまた減ったw

  8. 通りすがりの読者(コメントID:591669)
    コメント先:g.O.R.i(コメントID:591653)
    どういう質問ですか??僕はこのサイトを運営してるのですが……。

    愛と夢とロマンのためには高スペックなMacが必要なんですよね!

  9. g.O.R.i(コメントID:591661)
    コメント先:Wannabe Enginner(コメントID:591658)
    いつもとても参考になる記事、ありがとうございます。もう何年も環境構築と購入時の参考にさせて頂いてます。 なるほど、SideCarという手がありましたねぇ。あと、類似の方法としてLuna Displayがありますが、あれが使えるとMac-to-mac機能を利用して、例えば古いiMacを外部ディスプレイとして使えたりするので、嬉しいのですが...

    確かLuna対応した気がしますよ!試してないですが…

  10. Wannabe Enginner(コメントID:591658)

    いつもとても参考になる記事、ありがとうございます。もう何年も環境構築と購入時の参考にさせて頂いてます。
    なるほど、SideCarという手がありましたねぇ。あと、類似の方法としてLuna Displayがありますが、あれが使えるとMac-to-mac機能を利用して、例えば古いiMacを外部ディスプレイとして使えたりするので、嬉しいのですが...

  11. g.O.R.i(コメントID:591653)
    コメント先:MACMACMAC(コメントID:591652)
    すごい仕事場ですけど何を作ってるんですか?ここまでハイスペックだと映像編集系ですか?3D系ですか?

    どういう質問ですか??僕はこのサイトを運営してるのですが……。

  12. MACMACMAC(コメントID:591652)

    すごい仕事場ですけど何を作ってるんですか?ここまでハイスペックだと映像編集系ですか?3D系ですか?

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