余ったモニターアームを再利用してカメラ/iPhoneマウント化。カメラ目線で話せる絶妙な画角に
稀にあるビデオ会議の際に使い勝手の良い画角に
新居での作業環境では当初5K2Kウルトラワイド×2+4Kのある作業環境を構築していたが、縦置きにしていた27インチディスプレイがそれほど役立っていないことに気付き、撤去。現在は40インチと34インチの縦並びウルトラワイドモニター2枚構成で作業をしている。
27インチディスプレイはモニターアームで設置していたため、不要となった今、撤去する必要がある。しかしそのためには2枚重ねの上に設置している34インチディスプレイを一度外す必要がある。手間が過ぎる。可能であればモニターアームを別の形で再利用したい。
そこで、長尾製作所の「モニターアーム用VESAカメラ&マイクマウント」を購入。動画撮影やビデオ会議でiPhoneやカメラを設置できる仕組みを作ってみた。
モニターアームは、エルゴトロンの「LX デスクデュアルモニターアーム」を使用。3.2〜10kgのディスプレイの使用が想定されているが、ネジを調整することでiPhoneの設置位置は固定できている。
VESAマウントの取り付けプレートに長尾製作所の「モニターアーム用VESAカメラ&マイクマウント」を取り付けた。用意されているネジを取り付けるだけなので、簡単だ。
カメラの取り付け金具にはUlanzi製の自由雲台「U-70」を装着。またモニターアームの位置が高いため、目線の高さに合わせるためVESAマウントごと逆さまにする。
iPhoneは「Ulanzi ST-28 スマホホルダー」で固定。MagSafeを使って固定するため、着脱はマグネットで簡単。必要に応じてコールドシューを使ってマイクなども取り付けられる。
モニターアームをiPhone用マウントとして使用できる状態にするメリットは、ビデオ会議の度にセットする手間が省けること。またモニターアームに設置しているため不要な場合は折り畳み、視界から隠せること。
またモニターアームに設置しているため、Zoom会議などでは視線が相手の顔を画面越しに見ながらも、視線を合わせることができる。相手から見た際に、視線がわずかにズレているという現象を回避できる。
iPhoneはMacと「連携カメラ」機能によって接続。MacがiPhoneを勝手に認識してくれるが、電池消費はそれなりに多いため、不安であればiPhoneを充電しながら使うと良いだろう。僕は1時間半のウェブ会議で90%台から30%台まで消費した。
一方で直面している課題もある。iPhone用マウントとしては最適な位置にあるが、動画撮影用にミラーレスカメラを設置した場合、見下ろす画角になってしまう。モニターアームを下げれば解決するが、モニターアームの可動域に新たに設置したスピーカースタンドがあり調整が難しい。動画を撮るハードルを可能な限り下げることで動画投稿を継続したい僕としては、最適な位置に整え、動画投稿を再開したい。