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Macが変わる&少し便利になる、macOS Venturaの新機能13選

Macが変わるポイント、少し便利になる新機能や変更点をピックアップ

Macos ventura Features you should know about 01

macOS Venturaは、macOSの2022年メジャーアップデートバージョン。新しいマルチタスク機能「ステージマネージャ」、iPhoneをウェブカメラとして使用できる「連係カメラ」などの新機能に加え、新しい純正アプリの追加、Spotlightの操作性向上、”雑コラ量産機能”などが利用可能になった。

本記事では、macOS VenturaのインストールでMacが変わるポイント、少し便利になる新機能や変更点を13個ピックアップした。参考にしてもらいたい。

なおmacOS Venturaの機能は、iOS 16iPadOS 16と連係する機能が多い。「iPhoneがちょっと便利になる、iOS 16の新機能16選」「iPadがちょっと便利になる、iPadOS 16.1の新機能7選」とあわせて読んでもらいたい。

macOS Venturaの注目するべき新機能や変更点

システム環境設定→「システム設定」に名称変更。デザインも大刷新

MacOS Ventura new features 15

長年「システム環境設定」だった設定関連項目をまとめたアプリが、「システム設定」と名称変更。同時にデザインがiOS/iPadOSに寄せられた。

長年のMacユーザーは、従来の設定場所を見失うに違いない。項目や場所も一部移動されているため、見つからない場合は検索ボックスを活用するしかない。慣れるまで相当な時間を要する可能性がある。

iPhoneをウェブカメラ化する「連係カメラ」は最高に便利

Continuity camera iphone14pro 2

Macでビデオ会議をする場合、内蔵カメラよりiPhoneのカメラのほうが画質が良いことは言うまでもない。macOS Venturaの新機能「連係カメラ」のお陰で、iPhoneをウェブカメラとして使用できる

14インチMacBook Proの内蔵カメラとの性能差を比較してもらいたい。画質は一目瞭然だ。
Photobooth 14inchmacbookpro
14インチMacBook Proの内蔵カメラ

Continuity camera iphone14pro 1
iPhone 14 Proのカメラ

同じiCloudアカウントを使用したiOS 16.1以上が動作するiPhoneであれば、接続先の選択肢として表示される。Macとワイヤレス接続するため、現在使用していないiPhoneをウェブカメラ用として使うことができる。

iPhoneの連係カメラが動作中、コントロールセンターには「エフェクト」タブが出現。センターフレーム、ポートレート、スタジオ照明が選択できる。これらは同時に有効できる仕組みとなっており、センターフレームを無効化、ポートレートとスタジオ照明を有効化、といった使い方ができる。
Continuity camera iphone14pro 3

ポートレートモードを有効化した状態。背景がボケていることがわかる。
Continuity camera iphone14pro 2 portrait
ポートレートモード

ポートレートモードとスタジオ照明を有効化した状態は、ボケが背景がやや暗くなり、被写体が際立つ。
Continuity camera iphone14pro 3 portrait studio
ポートレートモードとスタジオ照明

またiPhoneの超広角化カメラを使用したデスクビューも対応。手元にあるアイテムを、上から俯瞰撮影したような画角が実現できる。
Macos ventura desk view 02

Macos ventura desk view 01
カメラを目の前に持っているが、上から俯瞰したような画角になる

なおデスクビューは、単体アプリとしてmacOS Venturaに登場。俯瞰撮影したいときに活用してもらいたい。
Macos ventura desk view 03

iPhoneのマイクをMac用マイクとして使用できる

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連係するのはカメラだけではない。サウンドの項目でiPhone 14 Proのマイクを指定できる。

ステージマネージャ、デスクトップにファイルを置く人は止めたほうが良い

Macos ventura features that are new 03

macOS VenturaiPadOS 16は、新しいマルチタスク機能「ステージマネージャ」が実装されている。コントロールセンターから有効化・無効化を切り替えられる機能となっており、僕は使い勝手が劇的に悪化すると感じており早々に無効化した。

特にデスクトップを作業用ファイル置き場として使っている人、Dockを左側に配置している人はステージマネージャが正常に使えず、おすすめできない。

純正の天気アプリが登場。iPhoneと同じ詳細情報が確認可能

Macos ventura features that are new 02

macOS Venturaから、純正の天気アプリが登場した。時間別の気温、10日間天気予報、空気質、降水量、UV指数、日の入り、体感温度、湿度、視程、風邪、気圧がパネルとして表示される。

iPhoneは10日間天気予報から該当する日付をタップすれば各指標を確認できる仕組みだったが、Macでは指標ごとに日付を変更する必要があり、操作方法がやや異なる。またウィンドウサイズの最小横幅が比較的広く取られており、使い勝手が悪い。

純正時計アプリが登場。iPhoneと同じ機能がMacでも

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純正の天気アプリにつづき、純正の時計アプリが登場。世界時計、アラーム、ストップウォッチ、タイマーが利用できる。

Spotlight検索にQuick Lookが追加。アプリ開かずに”チラ見”できる

Macos ventura features that are new 01

Spotlightの検索結果でスペースキーを押すと、Quick Lookが利用できる。ウェブ検索は、ブラウザを開かずにSpotlightから直接検索結果を確認できて便利だ。標準ブラウザをChromeに指定していても動作する。

Spotlightでタイマーやアラームをセット可能に

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時計アプリを開くことなく、Spotlightからセットできる。

画像内にある日本語の認識

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写真の中のテキストを認識し操作可能にする「テキストの認識表示」機能が、iPhoneやiPadに引き続き、Macでも利用可能になった。機能はiOS 15から用意されているが、最新OS群で対象言語に日本語が追加された。

テキストはすべてコピーのほか、単語ごとのコピー、辞書で検索、翻訳、ウェブでで検索、共有メニューが利用可能。日本語以外の言語をテキスト認識した場合、翻訳ボタンが画面左下に出現し、まとまった文章を翻訳できる。

日付が表示されている場合、カレンダーへ直接追加することもできる。ウェブサイトが認識されれば、ブラウザをQuick Lookで表示できる。
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日本語の認識が可能になったことで画像内に含まれるテキストも検索できるようになったが、精度はiPhoneより低く、表示件数が少ない。
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編集内容のコピペ、非表示アルバム・最近削除した写真のロック

Macos ventura hidden photos 01

macOS Venturaの「非表示」アルバムおよび「最近削除した写真」アルバムは、Touch IDによるロックに対応した。macOS Monterey非表示アルバムは、他人に開かれることを回避するセキュリティ機能は用意されていなかった。

家族と1つの写真ライブラリを共有可能に(iCloud共有写真ライブラリ)

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iCloud共有写真ライブラリは、最大6人までのユーザーで1つの写真ライブラリを共同で管理できる機能。家族間における写真共有が楽になる。共有写真ライブラリに追加された写真は、参加メンバーと共有される。利用にはiOS 16.1以上、iPadOS 16.1以上、macOS Ventura以上が動作するデバイスが必要だ。

macOS Venturaでは、写真アプリの設定から有効化する。

共有する写真は、すべて、日付ごと、個別指定が可能。共有ライブラリを設定することで、カメラで撮影した写真の保存先ライブラリが指定できる。趣味の写真は個人ライブラリ、子供の写真は共有ライブラリと使い分けられる。

家族間でも写真の共有は面倒だ。家族メンバーでライブラリを共有できる仕組みは便利だが、やましい行動を取っており見られたくない写真を撮る機会がある人は、共有写真ライブラリの使用は慎重になったほうが良いだろう。

酔っ払って撮った写真が共有写真ライブラリで同期され帰宅して修羅場、というシナリオは大いに想像できる。気をつけてもらいたい。

雑コラが量産仕放題。写真の切り抜き

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iOS 16iPadOS 16に引き続き、macOS Venturaでも”雑コラ量産機能”こと写真の切り抜き機能が利用可能になった。iPhoneやiPadは被写体を長押ししドラッグすることで被写体を分離できるが、Macの場合は右クリックし「被写体をコピー」を選択する。

バックグラウンドサウンドの再生

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macOS Venturaのアクセシビリティ機能として、バックグラウンドサウンドの再生機能が用意されている。iOS/iPadOS 15で実装されていたバックグラウンドサウンド機能と同等のもので、好みのサウンドをダウンロードして使用する仕組みとなっている。

システム設定アプリの「アクセシビリティ」内にある「オーディオ」に「バックグラウンドサウンド」が追加されており、トグルボタンを有効化することで指定されたサウンドが再生される。以下の7種類から選択できる。

MacOS Ventura new features 13

  • バランス取れたノイズ
  • ブライトノイズ
  • ダークノイズ
  • せせらぎ

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公開情報
更新日2022年10月27日
執筆者g.O.R.i
コメント(3件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:652616)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:647839)
    venturaにしてからネット接続が激遅なんですが。M1 Airです。 前はChrome>Safariだったのですが今はどちらもダメダメです。 インストールの失敗ですかね? 隣に置いてあるiPhone 13 proやハイレゾwalkmanは全く問題ありません。

    上書き再インストールで改善する場合がありますよ

  2. 通りすがりの読者(コメントID:647839)

    venturaにしてからネット接続が激遅なんですが。M1 Airです。
    前はChrome>Safariだったのですが今はどちらもダメダメです。
    インストールの失敗ですかね?
    隣に置いてあるiPhone 13 proやハイレゾwalkmanは全く問題ありません。

  3. 通りすがりの読者(コメントID:646774)

    >新しいマルチタスク機能「ステージマネージャ」が実装されている。コントロースセンター
    この部分、多分コントロールセンターの間違いかなと…

    あと「Dockを左側に配置している人」めっちゃ自分に直撃。縦が広い方が良いんだもんよ…

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