映えないけど実用的。効率を追求したガジェット用充電ステーションを構築してみた
「メインデスクは充電ステーションに不適切」と言う考えのもと、サブデスクに充電環境を用意
ガジェット系コンテンツクリエイターとしては、製品の充電は死活問題だ。
マウスなど定期的な充電が必要となるデスク周りのガジェットは、Caldigit TS4やAnker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dockに接続したThunderboltケーブルで賄っているが、基本的にはデスクでは作業をする場所であり、充電する場所ではないと考えている。カメラのバッテリー、サブ機のMacBook Air、その他充電が必要になった各種ガジェットの充電は、デスクとは異なる場所で充電できる環境を用意するほうがいい。
そこで、試行錯誤の結果、サブデスクの一角に現在の自分にとって最適な充電ステーションを構築した。使用しているアイテムなどは適宜紹介し記事末にすべてまとめて掲載した。参考にしてもらいたい。
目次
用途によって使い分ける2つの充電ステーション
本記事では、仕事部屋・デスク周り用にAmazon・楽天で買ってよかったもの2024で紹介したサブデスクの一部を充電ステーションとして活用している。それぞれのエリアごとに解説する。
ガジェット・カメラ充電ゾーン(メイン充電ステーション)
まずはメインの充電ステーションとなるガジェット・カメラ充電ゾーンから解説する。基本的にガジェットを充電する必要が生じた際に向かうのは、この一角だ。
ここではCIOのPolaris CUBE DESKを中心に構築している。2つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポートが前面側にあり、上部と左右にACコンセントが備わっている。
USB-Cポートにはスパイラルケーブルを常時接続した状態にしている。スパイラルケーブルを採用した理由は、いつでもすぐに充電できる状態にしておきながら、煩雑に見えないようにしたかったため。
デスク界隈では「ケーブルを綺麗に収納しながらいつでも使える状態にする」テクニックとして、オウルテックの片巻USB-Cケーブルをデスクに固定して使うテクニックが流行っているが、巻き取り式ケーブルは過去に動作しなくなるなど耐久性に懸念があり、採用を見送った。また、引っ張る動作がなく、すぐにデバイスを充電開始できるほうが効率が良いと感じる。
片巻USB-Cケーブルを活用した仕組みは、techyouのツヨシさんが(僕の認識している範囲では)初めて採用し動画で解説しているので、参考にしてもらいたい。余談だが、ツヨシさんはおそらく同い年!
2本のスパイラルケーブルのうち、片方はAirPods MaxのLightningモデルをLightningケーブル不要で充電するために、マグネット式変換アダプタを取り付けている。勿体ないような気がしていたが、実際に1台以上のデバイスを同時に充電しなければならない状況になることが少ないため、この状態で運用している。
万が一より多くのデバイスを充電する必要が生じた場合、Polaris CUBE DESKの上部コンセントに挿してあるNovaPort SLIM 65W PDを活用する。
いざというときのUSB-Cケーブルは、CIOのシリコン製スパイラルケーブルを有孔ボードに引っ掛けてある。
ケーブルは上部の有孔ボードに種類別にすべてまとめてある。我ながら使い勝手が良いが、ピカチュウケーブルの存在感は気になるところだ(巻き方も乱れててすいません)。
最近はUSB-Cケーブルが内蔵されたバッテリーが増えている。NovaPort SLIM 65W PDを取り付けたことによって追加されたUSB-C端子を使い、バッテリーを効率良く充電できる。
スパイラルケーブルの横にはEOS R5 Mark II用バッテリーの充電器を2台設置している。サブデスクはIKEAのBRORで構築されており、金属製のフレーム部分にエレコムのマグネット製電源タップを取り付け、そこにカメラ用バッテリー充電器を設置している。
充電器をあえて目に見える場所に設置する理由は、充電したことを忘れてしまうことを防ぐためだ。以前は、後半で紹介する引き出しの中に充電台を入れていたが、充電したまま放置することがあまりにも多かったため、視界に入りいやすい位置に設置し直した。
カメラ関連の小物も、充電エリアの近くにまとめることにした。こちらは各種プレート。最近はUlanzi Falcamシリーズを増やしており、各種プレートをまとめる場所を作った。
レンズクリーニングティッシュはガジェットだけではなく、めがね拭きとしても大活躍。手が届きやすい場所に設置したことで使用頻度が上がった。エレコムのクリーニングクロスはクリーニングクロス界では最強だが、水分を含むウェットティッシュには適わない。
高出力充電ゾーン(サブ充電ステーション)
続いてサブ充電ステーションと位置づけている高出力充電ゾーンについて紹介する。下記写真を見て「サブデスクの先端部分?なぜ?」と思うだろうが、読み進めてもらいたい。
IKEAのBRORには、各棚に大きな隙間がある。この仕組みを活かし、引き出しの取っ手裏側にAnker Magnetic Cable Holderを取り付け、CIOの液晶ディスプレイ搭載柔らかいシリコンケーブルを4本設置。
その横にはMagSafeケーブルが2本待機。合計6つのデバイスを同時に充電できるようになっている。
「Anker Magnetic Cable Holderなんて使わずに、マグネットホルダーでも使えば良いのでは?」と思った人は鋭い。実はその通りで、Cable Holderを活用しているのは買ったものの使わずにいたから。無ければ、マグネットホルダーを使っていただろう。
また、通常のUSB-Cケーブルではなく液晶ディスプレイ付きケーブルを使った理由は、本当に充電しているかどうかを確認するため。Polaris CUBE DESKにもディスプレイはついているが、表示が細かすぎて見づらい。具体的な出力詳細よりも「本当に充電されているのか」を知るために出力表示があると便利なのだ。
その点、MagSafeは赤いLEDが点灯するため分かりやすい。
これらのケーブルは、引き出し内に設置した電源タップから電源を供給。Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) 、Anker 737 Charger (GaNPrime 120W)、CIO NovaPort DUOⅡを並べて負荷を分散している。
「ゴリミーの充電ステーションは完璧だ」と幻想を抱かれても困るため、引き出しの中も赤裸々に紹介する。ケーブルがあるエリアだが……
……裏側はカオスだ。見えない場所だからこそ、特にこれと言ったケーブル管理はしていない。子側のケーブルボックスの導入も検討しているが、目に見える場所ではないため無くてもいいかな……と悩んでいる。
唯一自慢できるのは、その右側。カメラ用バッテリーを小分けにして設置している。なおこれらの仕切りはダイソーで購入した。
充電ステーションを構築するにあたってのこだわり
サブデスクは改良の予知が有り余っているが、充電専用のエリアを用意できたのは良かった。最後に、充電ステーションを構築するにあたってのこだわりを紹介させてほしい。
メイン充電ステーションは、サブデスクの左端に用意している。充電されているデバイスごと隠すという考え方もあるが、僕は充電中のデバイスが見えていたほうが充電していること自体を忘れずに済む。充電中のデバイスは見落とさないが、邪魔にもならない、という絶妙な場所になっている。
2つの異なる充電ステーションを用意した目的は、充電頻度と必要出力だ。高出力が必要になるのは、MacBook AirまたまはMacBook Proを充電するときのみ。頻度は低く、常設の必要性がない。
最も充電頻度が高いアイテムは、カメラ用バッテリー、モバイルバッテリー、AirPods Max、LEDライト、iPhoneやiPadなど。最大65Wがあれば十分で、同時に複数台充電する機会も少ない。そこで効率良く必要な出力が簡単に得られる場所として、メイン充電ステーションが存在している。
サブ充電ステーションは、MacBook Airを充電しながら使うことが多いため、サブデスクの中央にあっても問題無い。また、あまりにも充電するデバイスが多い場合や別の作業を進めたい場合は、一旦充電中のデバイスを引き出しの中に放り込むこともできる。意外と合理的な仕組みなのだ。
取り付けてあるiPad Proをサブディスプレイとしても使える
充電ステーションを作りたいという人は、参考になれば幸いだ。
おー!!!嬉しいです!!!映えるものは、そりゃあなんぼあっても困りませんし、映えることに越したことはないんですが、映えるかつ実用的じゃないと僕の中では意味が無いんですよね……!使わなくなるから……w
おお!じゃあ完全に同い年だ!僕も86年世代の87年生まれ(早生まれ)なので🚀
ガジェット紹介系はバエる優先だったり、仕事では使いづらかったり、紹介しなきゃいけない商品を全面に出したりなのであまり参考にならないですが、ゴリさんのは実用的で仕事で使う人には参考になります。ちなみにつよし君は86年生まれだったと思います。
ありがとうございます!!!!!!!飾り気もあっと目を引くような雰囲気もないんですが、これが便利なんですよーーーー。結局映えのためにやっても使えなかったら意味ないですからねーーーー。
これからもコツコツ書いていきます!ありがとうございます!!!
個人的にですが、
こういう実用的かつワイルドな感じも映えると思うのは僕だけではないはず。
質実剛健といいますか。
飾り気はないかもしれませんが、そこに良さがあると思ってます。
なので、全部は真似できませんが、参考にさせてもらってます!
今後もぜひこういう記事をよろしくお願いします😃