新型MacBook Proの発表が近いので、M1 MacBook Proを振り返る

M1 MacBook Proは最高だったので、M1X MacBook Proにはさらに期待している

MacBook Pro 13inch M1 factory 01

M1 MacBook Proを使い始めてから約1年間経った。Appleは昔から、初めて発表する新製品で不具合を乱発することに定評がある。M1 MacBook Proも例外ではないが、本来修理や交換を含むあらゆる不具合を引き当てたMacBook Pro(2016)に比べれば可愛いほうだ。

Appleは10月19日深夜2時に、待望の新型MacBook Proを発表するだろう。本記事は、M1 MacBook Proと過ごした約1年間を振り返る。新型MacBook Proの購入を検討している人は、参考にしてもらいたい。

電池持ちの良さとパフォーマンスの高さはMacに安心感をもたらした

Using Camera RAW on M1 MacBook Pro 01

M1 MacBook Proで良かった点はシンプルだ。圧倒的な電池持ちと、発熱せずに発揮できる高いパフォーマンスだ。

電池持ちは驚くほど長い。出先で仕事する機会は減ったが、4〜5時間程度の作業であれば電池残量は半分を切らない。持ち運ぶUSB充電器は極力小型化し、モバイルバッテリーはiPhone専用に切り替え。荷物の小型化に貢献した。

Battery usage on m1macbookpro
Intel Macで7時間使い続けられたことは確実にない

パフォーマンスの高さは、随所で感じる。特にAppleシリコンMacに最適化されたアプリを使用すると、起動は一瞬、各種操作の待ち時間がIntel Macと比べて高速化を実感できる。唯一Affinity Designerは、最適化アプリの中でダントツに起動が遅い。どうにかしてもらいたい。

普段の作業はテキストが中心だが、PhotoshopのCamera RAWでRAW画像の現像を行うことは多い。Intel MacBook Proでは数十枚の現像を同時に書き出すと、作業を中断したくなるほどファンが回りだし、本体は熱くなっていた。M1 MacBook Proは無音で発熱なし。作業効率は上がった。

悩まされた主な不具合:「スリープ復帰しない問題」は年中ストレス

Cannot find display m1 mac bug 01

一方で致命的な不具合にも悩まされた。今でも頭を抱えているのは、スリープ復帰後に外部ディスプレイが点灯しない不具合。スリープから復帰すると正しい解像度で出力されない、もしくは一切出力されない。場合によってブルースクリーンならぬピンクスクリーンとともにクラッシュし、強制再起動する。M1 MacBook Proに限らずM1 Mac全般に見られている不具合で、毎日問題を報告しているが一向に修正されない。

スリープ復帰失敗後、MacBook Proの動作が必ず固まる。Intel Macでは何度試しても不具合を再現できず、M1チップに原因があると見ている。

そもそも外部ディスプレイが1枚しか出力できない仕組みも、パワーユーザーにとっては致命的な仕様だ。DisplayLinkの存在で回避できるが、標準で最低2枚以上の外部ディスプレイ出力に対応してほしかった。

M1 MacBook Proの問題なのか、ソフトウェアの問題なのかは定かではないが、M1 MacBook Proのスリープ復帰後に正しく接続しない不具合にも毎日必ず遭遇している。

電池持ちもパフォーマンスも素晴らしいが、搭載されているカメラは720p。壇上で「勇気」と説明しヘッドホン端子をiPhoneから廃止したAppleが、リモートワーク全盛期と言っても過言ではない時代に、主力ノート型Macに720pのカメラを載せ続けたことこそ「勇気」だ。

不具合ではないが、搭載ポート2つは想像より不便だった自宅での作業環境では両ポート使うため、USB-Cドックを介さなければ他に接続できない。

2016年に大失敗したMacBook Pro、2021年に完全復活なるか

Two iPadPro12 9inch models and M1MacBookPro Workspace 05

M1 MacBook Proを始めとしたM1 Macの登場で、Macの評価は見直された。数年前まで「AppleはもうMacに興味がない」「プロユーザーを見捨てた」と言われていた。

そう評価されてしまうのも無理はない。Appleは2016年、MacBook Proに従来ポートをすべて廃止し、薄さのために打ち続けると壊れる耐久性の低いキーボードを搭載。役に立つファンクションキーの代わりに、役に立たないTouch Barを載せた。必要なものを取り上げ、不要なものを載せ、価格は引き上げれば、誰だって怒る。

幸いにも、来るスペシャルイベントUnleashed」で披露されると噂の新型MacBook Proは、過去5年間で失われた信頼を取り戻すべく、必要としていたものが復活 する見通しだ。

新型MacBook Proは、Touch Barの廃止と物理ファンクションキーの復活、MagSafe充電ポート・SDカードスロット・HDMIポートの復活、最大30時間のバッテリーなどが特徴と見られている。内蔵される「M1X」チップはM1チップを上回る性能が期待されている。14インチと16インチに性能差はないとの噂だ。

ディスプレイサイズは14インチと16インチの2種類になる模様。最大120HzリフレッシュレートのミニLEDディスプレイを搭載し、ディスプレイ解像度は向上すると見られる。

新型MacBook Proは、M1 MacBook Proの細々とした不満を解消してくれる可能性が高い。外部ディスプレイの出力も標準で2枚以上がサポートされるとの噂もあり、DisplayLinkに頼る必要がなくなるだろう。

どこへ行くにしてもMacBook Proを持ち運ぶため、僕は物理的に小さい14インチを選ぶ予定だ。例年の傾向ではイベント直後に予約開始する可能性がある。一刻も早く手に入れたいため、新型MacBook Proの噂まとめを見返しながら購入する構成を決めておきたいと思う。

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更新日2021年10月17日
コメント(4件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:613947)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:613946)
    発表が楽しみで仕方がありません! ところで g.O.R.i さんは 14inch と 16inch のどちらを購入されますか?

    記事読みました?笑。

  2. 通りすがりの読者(コメントID:613946)

    発表が楽しみで仕方がありません!
    ところで g.O.R.i さんは 14inch と 16inch のどちらを購入されますか?

  3. g.O.R.i(コメントID:613932)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:613930)
    AirでMontereyのパブリックベータを試しています。 家の中ではクラムシェルモードにして、TUNEWAREのAlmightyDockC3(旧版)経由でmsiのG24C4に出力していますが、少なくともこれではスリープ復帰問題は発生しませんので、新型は購入されるのかもしれませんがもう少しの辛抱だと思いますよ。USBハブに挿す電源はAir付属の30Wでは不足しているようで昔のProの60Wを使用しています。 私も新型Proには当然興味ありですが、ファンレスな上に熱を気にしなくていいAirから離れられそうにありません。

    ファンレスのAir、本当に良いですよね……僕は電池持ちと高負荷時のパフォーマンスを優先してProを選んだのですが、大量のRAWを一気に書き出す際にファンが動作することもあり役立ちましたが、実際はほとんど活用されておらず、M1の優秀さに感動すると同時にやっぱりAirでよかったんじゃないかって思わずにはいられませんw だってTouch Barないし……w

    ディスプレイ問題は、直ってくれると信じて使い続けてましたが、変わらず残念です。次のモデルでは改良されていると信じたいですが、直っている保証はないのでなんとも言えないですね……w

  4. 通りすがりの読者(コメントID:613930)

    AirでMontereyのパブリックベータを試しています。
    家の中ではクラムシェルモードにして、TUNEWAREのAlmightyDockC3(旧版)経由でmsiのG24C4に出力していますが、少なくともこれではスリープ復帰問題は発生しませんので、新型は購入されるのかもしれませんがもう少しの辛抱だと思いますよ。USBハブに挿す電源はAir付属の30Wでは不足しているようで昔のProの60Wを使用しています。

    私も新型Proには当然興味ありですが、ファンレスな上に熱を気にしなくていいAirから離れられそうにありません。

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