MacBook Pro(2016)、正式発表!Touch Bar「Touch ID」を搭載、より薄く軽くコンパクトに
本日、Appleはスペシャルイベント「hello again」にて新型MacBook Proの13インチモデルと15インチモデルを正式に発表した!
今回発表されたのは3モデル。すべてMacBook Proとなっているが、Touch Barがある13インチモデルと15インチモデルに加え、Touch Barがない13インチモデルが用意されている。
忙しい人のためにTouch Bar搭載モデルの特徴や新機能をざっくりまとめると以下の通り:
- Appleロゴは光らなくなった
- より軽く、薄く、コンパクトに
- 13インチ/15インチモデルともに大幅にスペックアップ
- 第2世代バラフライキーボード搭載
- 第2世代「Touch ID」を搭載、電源ボタンと一体化
- Mac史上最高のディスプレイを搭載
- トラックパッドは従来機の約2倍の大きさに
- 「USB-C/Thundetbolt 3」ポートを4つ搭載
- ヘッドホン端子搭載
- 新しいセキュリティチップ「T1」を搭載
- カラーモデルは「シルバー」に加え、新たに「「スペースグレイ」が追加
- 13インチモデルは178,800円〜、15インチモデルは238,800円〜
新しくファンクションキーの代わりになる小型ディスプレイの名称は「Touch Bar」。表示されているアプリケーションによって表示内容が変わる仕様となっている。
Touch Barの横には電源ボタンと一体化された「Touch ID」を搭載。セキュリティチップ「T1」を搭載しているため、「Apple Pay」の決済もiPhoneを使わずに可能になった。
本体サイズはより薄く、軽く、コンパクトになった。スペックも大幅に改善され、第6世代のIntelチップ、強化されたGPU、そして高速化されたSSDを搭載。キーボードも12インチ型MacBookから改良を加えた第2世代バタフライキーボードを採用している。
端子はすべて「Thunderbolt 3」規格に対応した「USB-C」を採用。ヘッドホン端子は廃止されずに済んだ。
カラーモデルはシルバーに加えてスペースグレイも登場。本日から注文開始することができるが、2-3週間後に出荷開始予定。価格13インチモデルは178,800円から、15インチモデルは238,800円からとなっている。
ファンクションキーの代わりにTouch Bar搭載
最大の注目ポイントはTouch Barと名付けられた、ファンクションキーの代わりになるマルチタッチに対応した超薄型Retinaディスプレイ。
その時行っている動作によって自動的に変化する仕組み。システムコントロールから絵文字の予測入力、カラーパレットを表示させることができる。
デモ中の様子。簡単にカスタマイズすることもできるようで、ドラッグ・アンド・ドロップでTouch Barに表示する内容を変更できる。
PagesやKeynote、iMovieやGarageband、そしてTerminalやXcodeもTouch Barに対応。
Macとして初めて「Touch ID」を搭載
「Touch ID」が搭載されるおかげでパスワード入力も不要に。一瞬でロック解除できる他、ユーザーの切り替えもそのユーザーの指紋で触れるだけで行える。
「T1」チップが搭載されているため、「Apple Pay」の決済もMac単体で行うことが可能。
より薄く、軽く、コンパクトになった筐体
13インチモデルは厚さ14.9mm、重さは1.37kg、15インチモデルは厚さ15.5mm、重さは1.83kg。従来機と比較して軽く、薄く、コンパクトになった。
2倍大きくなったトラックパッド搭載
トラックパッドは最大2倍広くなり、ジェスチャーをする時もクリックする時もはみ出る心配なし!今まではみ出たことないけど!
第2世代バタフライキーボードを採用
第2世代になったバタフライキーボードは12インチ型MacBookに搭載されているものから進化。さらに快適な使い心地と優れた反応を実現。
史上最高のディスプレイを搭載
搭載されているディスプレイはMac史上最高のディスプレイ。500ニトの輝度は従来機よりも67%明るく、コントラスト比も67%高くなっている。また、標準的なRGBより25パーセント多い色を使用することができるようになっている。
史上最高のスペックを搭載
15インチモデル
15インチモデルは第6世代「Intel Core i7」クアッドコアCPU、Polarisアーキテクチャの「Radeon Pro 450」を最大4GBまで、50%高速化されたSSDを搭載(最大2TBまで搭載可能)。
スピーカー性能は改善され、より迫力のある音が楽しめるように。スピーカーはダイナミックレンジが2倍になり、音量が最大58パーセント大きくなり、低音も2.5倍大きくなったとのこと。
13インチモデル
13インチモデルは第6世代「Intel Core i5/i7」デュアルコアCPU、「Intel Iris Graphics 550」、50%高速化されたSSDを搭載。
「Thunderbolt 3」規格の「USB-C」ポートを4つ搭載
新型MacBook Pro(2016)は4つの「Thunderbolt 3」規格対応のUSB-Cポートを搭載。そう、MagSafeもHDMIもSDカードもすべてなくなってしまったが、幸いにもヘッドホン端子は健在だ。
「Thundetbolt 3」規格に対応したUSB-Cポートが4つもあるということは、左右どちらからでも本体を充電することができる他、アダプタを利用すればUSB-Aだろうと、DisplayPortだろうと、HDMIだろうと、VGAだろうと出力することができる。
また、最大40Gbpsというスループットで最大2台の5Kディスプレイを出力可能なパワーを持つ。USB-Cポートが1つしかなった12インチ型MacBookとは大違いだ。
13インチモデルは178,800円〜、15インチモデルは238,800円〜
13インチモデルは178,800円から、15インチモデルは238,800円からとなっていて、出荷予定が2-3週間となっている。
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