【比較】Touch Bar非搭載のMacBook Proと「MacBook Air (Early 2015)」のスペック・仕様を比べてみた
本日の新型MacBook Proは間違いなくTouch Barを搭載したモデルが主役だったが、個人的に人気が出そうだと感じたのはTouch Barを搭載していない、従来通りファンクションキーを搭載している新型MacBook Pro。
Touch Bar非搭載なので「Touch ID」にも対応せず、スペックもTouch Bar搭載モデルに比べると若干劣るものの、MacBook Airからの買い替えにはベストチョイスだろう。
Retinaディスプレイを搭載し、必要であればRAMも最大16GBまで搭載可能。USB-Cポートではあるが、1つではなく2つ搭載しているため12インチ型MacBookより使い勝手が良い上にパフォーマンスも良い。
ウェッジ型ではないが、MacBook Airの最厚部よりも薄く、幅も11インチモデルと変わらず。重さは13インチモデルとほぼ同じで奥行きは11インチモデルと13インチモデルの間。
それでもって価格は13インチモデルの256GBモデルに3万円追加するだけで最新モデルが購入可能。値下げしたMacBook Airを物色している場合ではない!
本記事では新しい13インチ型MacBook ProのTouch Bar非搭載モデルとMacBook Airの2015年モデルのスペック・仕様を比べてみた!参考にどうぞ!
ファンクションキー搭載モデル対決ーーMacBook ProとMacBook Airの性能比較
まずは1分程度で分かる、MacBook Pro(2016)の「Touch Bar非搭載モデルが「MacBook Air (Early 2015)」から進化したポイント・変わったポイントをまとめたので、ご覧あれ!
- 本体が13インチモデルより0.21cm薄くなった
- 幅が13インチモデルより2.09cm小さくなった
- 奥行きが13インチモデルより1.46cm小さくなった
- 重さは1.37kgで、13インチモデルの1.35kgとほぼ同じ
- Appleロゴが光らなくなった
- ディスプレイが67%明るく、コントラスト比も67%高く、標準的なRGBより25パーセント多い色を使用することができるようになった
- Intelの第6世代チップを搭載
- RAMがの動作クロック数が1,866MHzに
- RAMを最大16GBまで搭載可能に
- GPUは「Intel Iris Graphics 540」を採用
- ポートはすべて「USB-C/Thunderbolt 3」に
- ヘッドホン端子は健在
- スペースグレイが選択可能になった
続いてより具体的なスペックの比較は下記表を参考にどうぞ!
| 新型MacBook Pro (Touch Bar非搭載モデル) |
旧型11インチ型 MacBook Air |
旧型13インチ型 MacBook Air |
|||
|---|---|---|---|---|---|
| – | 256GBモデル | 128GBモデル | 256GBモデル | 128GBモデル | 256GBモデル |
| ディスプレイ | 13.3インチRetinaディスプレイ (2,560 x 1,600ピクセル、227 ppi) 500ニトの輝度 広色域(P3) |
11.6インチディスプレイ(1,366 x 768ピクセル) | 13.3インチディスプレイ(1,440 x 900ピクセル) | ||
| CPU | 2.0GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.1GHz)、4MB共有L3キャッシュ | 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.7GHz)、3MB共有L3キャッシュ | |||
| RAM | 8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリ | 4GB 1,600MHz LPDDR3オンボードメモリ | 8GB 1,600MHz LPDDR3オンボードメモリ | ||
| ストレージ | 256GB | 128GB | 256GB | 128GB | 256GB |
| グラフィック | Intel Iris Graphics 540 | Intel HD Graphics 6000 | |||
| 電池持ち | 最大10時間 | 最大9時間 | 最大12時間 | ||
| ポート | 2つのThunderbolt 3(USB-C)ポート | USB 3ポート(最大5Gbps)x 2 Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 1 MagSafe 2電源ポート 3.5mmヘッドフォンジャック |
USB 3ポート(最大5Gbps)x 2 Thunderbolt 2ポート(最大20Gbps)x 1 MagSafe 2電源ポート SDXCカードスロット 3.5mmヘッドフォンジャック |
||
| 高さ | 1.49 cm | 0.3~1.7 cm | 0.3~1.7 cm | ||
| 幅 | 30.41 cm | 30 cm | 32.5 cm | ||
| 奥行き | 21.24 cm | 19.2 cm | 22.7 cm | ||
| 重量 | 1.37 kg | 1.08 kg | 1.35 kg | ||
| 価格 (税別) |
148,800円 | 102,800円 | 126,800円 | 98,800円 (値下げ後) |
118,800円 (値下げ後) |
新しい13インチ型MacBook Proの方がマシーンとして魅力的であることは言うまでもないが、その差額は大きい。MacBook Airから買い替えを検討していたものの、約5万円という価格差は正当化できるだろうか。
僕はこの5万円という差は以下の点に現れていると考えている。
- 新しいCPU
- 新しいRAM
- 新しいRetinaディスプレイ
- 新しいGPU
- 小型化
MacBook Airの魅力はコストパフォーマンスの高さ。10万円少々であれほどのマシーンを購入できるのは素晴らしいことだ。
その点において新型MacBook Proのコストパフォーマンスは良くはない。むしろ、悪い。5万円の差として上記にまとめたが、「なるほどじゃあ仕方ないか」と思える人は少ないだろう。
ただ、コスパを追い求めすぎると今度は進化することができない。仮に13インチ型MacBook Airと同じ価格帯のものを出すことを絶対条件とした場合、単に内部スペックが改善されたモデルが発表されただろう。それでも構わないという人もいるかもしれないが、Appleとしては使う人にとってもっと快適に作業をして欲しい。Retinaディスプレイは必須ではないかもしれないが、使い始めたら非Retinaに戻れないという感覚を味わって欲しい。そういう思いもあるのではないかと考えている。
ポートもすべてUSB-Cに変えられ、使い始めているうちはアダプタを幾つか常備することになるだろう。でもきっとこれがコンピューターの未来なんだ。だから、MacBook Airから買い替えたいという人は少し背伸びしてTouch Bar非搭載のMacBook Pro(2016)を買うことをオススメする。そこそこ作業するのであればRAMを16GBにしてもいいかもしれない。
Macの公式情報・購入ページ
- ノート型Mac ▶ MacBook Air / MacBook Pro
- デスクトップ型Mac ▶ iMac / Mac Pro / Mac Studio / Mac mini
- 各モデル比較 ▶ Macを比較
- Macアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)
もっと読む

Appleの2026年、新製品ラッシュに期待。15製品投入で”折畳iPhone”も登場か

2026年の新型iPad mini、「耐水仕様」かつ「有機EL」になるかも

2026年のMac発表ラッシュが判明。M5 MacBook Pro年内発売、M6では有機EL採用か

Apple、11インチMacBook Airなど3機種を廃製品指定。最小画面Macがついに完全サポート終了

macOS 26動画にノッチなしMacBook Air、将来の新デザインを示唆?

Apple、2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行か。iPhone 17eから折りたたみまで7製品が一斉登場

とにかく予算を抑えたい?M2 MacBook Airが13万円台です

…え?M3 MacBook Airが5.4万円オフで15万円台じゃん

M4 MacBook Airの新色スカイブルー”開封の儀”。予想以上の爽やかさ

Apple製品はProモデルにこだわる必要がない時代へ、標準モデルで十分な理由

M2 MacBook Airが13.4万円…だけど、M4時代でも「3万円引き」は”買い”なのか?

M4 MacBook Airが登場した今、44,000円オフのM3モデルを買うのは「アリ」なのか

M4 MacBook AirとMac Studio(2025)先行レビュー:各メディアが評価する最新Macの実力

MacBook Airのキーボード、26年ぶりに改良。分かりづらさを解消

M1 MacBook Airユーザーが新型M4モデルに買い替えるべき7つの理由

円安つらい……MacBook Air、M4の登場で米国では値下げなのに日本では実質値上げ

M4 MacBook Air、本当にガッカリしたことが1つだけある

M4搭載MacBook Air vs Pro、選ぶべきはどっち? 比較して見えた違い

M4 MacBook Air:知っておくべき8つのこと


