MacBook Pro(2016)のTouch Barにファンクションキーを常時表示または一時的に表示する方法
MacBook Pro(2016)を使いはじめてTouch Barの存在異議を見出だせないという人もいるはず。アプリによっては通常のファンクションキーを表示していた方が便利だったという人もいるだろう。
本記事ではMacBook Pro(2016)のTouch Barにファンクションキーを常時表示または一時的に表示する方法を紹介する!
App Region(Appコントロール)、Control Stripとは
設定方法を紹介する前に、まずは用語の説明をする必要がある。
MacBook Pro(2016)に搭載されているTouch Barは「System button(システムボタン)」「App region(Appコントロール)」「Control Strip(コントロールストリップ)」の3種類のパーツによって構成されている。
これらが何を意味するのか、「macOS Human Interface Guidelines」に用語の説明があったので、解説しておく!
「システムボタン」はシステムが提供するボタン。主に「esc」キーが占有している。
「Appコントロール」はアプリ開発者が自由に設定できるTouch Barのエリア。
「Control Strip」は従来のファンクションキーの拡張版のような存在。ボリュームや画面輝度の調整、通知センターやデスクトップの表示などのシステム設定関連のボタンが表示されるエリアとなっている。ユーザーは「Control Strip」を完全に非表示にすることもできる。
今回、主に登場するのはアプリ側が設定できる「Appコントロール」とシステム設定関連ボタンが表示される「Control Strip」の2つ。
それではいってみよう!
特定のアプリで常時ファンクションキーを表示する方法
やり方は非常に簡単。まずは「システム環境設定」を開き、「キーボード」を選択。
「ショートカット」というタブをクリックし、「ファンクションキー」という項目をクリック。デフォルトではここに何も表示されていないが、下にある「+」ボタンをクリック。説明にある通り、「Touch BarにAppコントロールではなくファンクションキーを表示させるAppを追加」しましょう。
ファンクションキーを常時表示したいアプリを追加すれば、アプリ起動時に見慣れたファンクションキーが表示されるはず。
なお、残念ながらシステム全体として常時ファンクションキーを表示するような設定は存在しない。
一時的にファンクションキーを表示する方法
続いてすべてのアプリで表示する必要はないが、一時的にファンクションキーを表示したいという時に簡単にファンクションキーを呼び出すことができるようにする設定を紹介する!
同じく「システム環境設定」の「キーボード」を開き、今回は「キーボード」という1番左側のタブをクリック。すると「Touch Barに表示する項目」と「Fnキーを押して」という2つの項目が用意されている。
1つめの「Touch Barに表示する項目」は「AppコントロールおよびControl Strip」「Control Strip(展開した状態)」「Appコントロール」の3種類から選ぶことができる。デフォルトでは1番上となっていて、僕はこのままにして使っている。
今回活用するのは2つめ。デフォルトでは「ファンクション(fn)」キーを押すことによってファンクションキーが簡単に呼び出すことができるようになっている。
この設定も僕はデフォルト設定のまま使っていたが、冷静に振り返ってみても「fn」キーを押してファンクションキーを呼び出した記憶がまるでないので、先ほど「Control Strip」を展開」に切り替えた。画面の輝度や音量の調整の方がよほど使う頻度が高い。
Touch Barを毛嫌いしている人もいるようだが、上手く付き合えば役に立つことも少なくない。徐々に対応アプリも増えているので、頑なにファンクションキーを常時表示するようにするのではなく、開発者が用意した「Appコントロール」を活用してみてもいいかもしれない。
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