M2/M2 Pro Mac mini、正式発表。進化したポイント・性能・価格まとめ
新型M2 Pro MacBook Proと同じ性能が20万円以下で手に入る
Appleは1月17日、プレスリリースを通じて「Apple M2チップ」と「Apple M2 Proチップ」を搭載した新型Mac miniを正式に発表した。価格は、M2モデルが84,800円から、M2 Proモデルが184,800円から。2月3日(金)より発売する予定。
旧モデルから外観デザインの変化はなく、見慣れた形状を踏襲。ただし選択するチップによって、搭載ポートの構成や数に違いがある。新モデルの登場に伴い、M1チップおよびIntelチップを搭載したモデルは販売終了した。
M2モデルとM2 Proモデルの違い
M2チップ搭載モデル
M2チップ搭載モデルは、4つの高性能コアと4つの高効率コアから成る8コアCPUと10コアGPUで構成。100GB/sの帯域幅を備える最大24GBのユニファイドメモリを搭載できる。
ProResアクセラレーションも加わり、Final Cut Proでのビデオ編集のような作業が2倍以上高速化。最大2本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリーム、または最大12本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生できるという。
M1 Mac miniと比較したM2 Mac miniの性能は、以下のとおり。
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大2.4倍高速。
- Adobe Photoshopでのフィルタと機能のパフォーマンスが最大50パーセント高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大35パーセント高速。
M2 Proチップ搭載モデル
M2 Proチップを搭載したモデルは、さらに高いパフォーマンスが期待できる。8つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された最大12コアのCPUと、最大19コアのGPUを搭載。M2の2倍の200GB/sのメモリ帯域幅を持ち、最大32GBのメモリを選択できる。
Neural EngineはM1より40パーセント高速。メディアエンジンにより、最大5本の30fpsの8K ProRes 422ビデオストリーム、または最大23本の30fpsの4K ProRes 422ビデオストリームを同時に再生できるという。
M1 Mac miniと比較したM2 Pro Mac miniの性能は、以下のとおり。
- Affinity Photoでのグラフィックパフォーマンスが最大2.5倍高速。
- Final Cut ProでのProResトランスコードが最大4.2倍高速。
- 「バイオハザード ヴィレッジ」のゲームプレイが最大2.8倍高速。
M2モデルとM2 Proモデルでハードウェアに違い
新型Mac miniは、M2モデルとM2 Proモデルでハードウェアに違いがある。
M2モデルは2つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大2台のディスプレイに対応。一方でM2 Proモデルは4つのThunderbolt 4ポートを搭載し、最大3台のディスプレイに対応する。M2 ProモデルはMacで初めて1台の8Kディスプレイに対応する。
両モデルは、2つのUSB-Aポート、HDMIポート、ギガビットEthernetポート(10GBのオプションあり)、およびハイインピーダンスヘッドフォンに対応したヘッドフォンジャックを備える。Wi-Fi 6Eをサポートし、Bluetooth 5.3に対応する。