【レビュー】最新モデルは「買い」だ!「Parrot Zik 2.0」と「Parrot Zik」の外観や性能を比較してみた!
「Parrot Zik 2.0」は本当に良いヘッドホンだ。僕の知る限りでは最高峰のワイヤレスヘッドホンである。
先日、「Parrot Zik 2.0」の外観を紹介したが、今回は「Parrot Zik 2.0」と「Parrot Zik」の外観や性能を比較してみた。搭載されているマイクの数が増えたことによりノイズキャンセリング機能が向上しただけではなく、バッテリーが小型化したことによってクッションの占める割合が増え、付け心地が大きく改善されている!
「Parrot Zik 2.0」と「Parrot Zik」の性能比較
まず「Parrot Zik 2.0」と「Parrot Zik」の性能差を比べてみる。以下の表にまとめたのご覧あれ!
Parrot Zik 2.0 | Parrot Zik | |
---|---|---|
重さ | 270g | 325g |
連続再生 | 最大18時間 | 7時間 |
ノイズキャンセリング | アダプティブ | アナログ |
マイクの数 | 8 | 5 |
HD音声 | ◯ | – |
ストリートモード | ◯ | – |
タッチ操作 | ◯ | ◯ |
Bluetooth | ◯ | ◯ |
NFC | ◯ | ◯ |
特徴的なのはマイク数が5種から8種に増え、「ストリートモード」と呼ばれる機能が搭載されたこと。従来、オーバーイヤータイプのヘッドホンをすることによって耳が塞がれるため、周りの音が聞こえづらくなる。それに加え、ノイズキャンセリング機能を有効にした場合は外の音がシャットアウトされ、さらに聞こえづらくなる。
作業に集中したい時には便利だが、通話をする時に実は物凄く不便。周りの音が聞こえづらいと無駄に大声を出すことになり、自分も恥をかき、周りからは冷たい視線を浴びせられ、通話先の相手には声が大きくて迷惑。誰も幸せにならないのだ。
「Parrot Zik 2.0」で「ストリートモード」が搭載されたことにより、専用アプリを利用してノイズキャンセリングの度合いを調整するだけではなく、用意されたマイクによって周りの音を再現し、まるでヘッドホンをしていないかのように周りの音が聞こえるようになったのだ!
イヤーカップのデザインやクッション性が改善
それでは続いて「Parrot Zik 2.0」と「Parrot Zik」の外観の違いを紹介する。最大の違いはやはりイヤーカップ。上が最新モデル、下が旧モデル。デザインが格好良くなっていることもそうだが、クッション部分の占める割合が増えていることが分かるだろうか。
右のイヤーカップを比較。どう見ても「Parrot Zik 2.0」の方が格好良い。
左のイヤーカップを比較。最新モデルはもはや下部に何もない。シンプル・イズ・ベスト。
右側のイヤーカップを横から見た図。クッションが占める割合の違いがよく分かるのではないだろうか。
反対側。クッションが増えたことによって付け心地が良くなったのは言うまでもない。
ただ、イヤーカップの部分を除けば大きな違いはない。担当デザイナーPhilippe Starck氏のトレードマークであるオレンジ色はどちらも健在。
ヘッドバンドの太さもほぼ同じだった。ただ、「Parrot」の文字がよりハッキリと刻印されていたのは旧モデル(写真下)の方。
小型化を可能にした新しいバッテリー
なぜ「Parrot Zik 2.0」はここまでイヤーカップをコンパクトにすることができたのか。その秘密はバッテリーにあった。
両モデルのバッテリーを比較してみたのが下記写真。左が「Parrot Zik 2.0」、右が「Parrot Zik」。その違いは一目瞭然だ。
技術の進歩を象徴するような形状の変化。重ねてみると最新モデルのバッテリーは旧モデルの3分の1以下の厚さだ。
バッテリーの小型化を実現できたからこそ、「Parrot Zik 2.0」はこのような格好良いスリムでコンパクトなデザインを実現できたのだ、とParrotでJPAC地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターを務めるChris Roberts(クリス・ロバーツ)氏は語ってくれた。
どう考えても「Parrot Zik 2.0」の方が「買い」
最新モデルが出ると旧モデルが安くなる。最新モデルは魅力的だが、旧モデルの方が安いのでついついそちらに目が向いてしまう。
ダメだ。数千円多く払ってでも最新モデルを買った方がいい。
「Parrot Zik 2.0」は旧モデルよりも格好良く、付け心地も良い。首に掛けていた時、どのモデルの方が様になるかというと間違いなく最新モデルだ。使い始めた時は旧モデルも十分格好良いと思っていたが、最新モデルを使ってからはもう戻れない。今まで以上の音質と使い勝手が実現された「Parrot Zik 2.0」は、旧モデルとの価格差を考えたとしても「買い」だ。
次回は実際に「Parrot Zik 2.0」を使ってみた感想を紹介する!見やすく、使いやすくなった専用アプリがキーとなっている最新モデルの魅力を徹底解剖するのでお楽しみに!
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