【レビュー】「Soundcore Wakey」ーーワイヤレス充電器+スピーカー+目覚まし時計
「リラックスタイムをよりスマートに」をコンセプトとした、Ankerグループ初のベッドサイドスピーカー
ベッドサイドはガジェットが進出する余地がまだまだある。Ankerグループ初のベッドサイドスピーカー「Soundcore Wakey」はスピーカー、めざまし時計、ワイヤレス充電器を1つにまとめ、専用アプリからの操作により起きるための機能だけではなく、寝るための機能も用意されている。
先行してサンプルを1台提供していただいたので、紹介する!
「Soundcore Wakey」の特徴やアプリ連携機能
それでは以下に「Soundcore Wakey」で利用できる機能やアプリの操作方法などを紹介する!
目次
ACアダプタ同梱、高出力ワイヤレス充電器
「Soundcore Wakey」は専用のACアダプタが用意され、買った瞬間から使い始めることができる。
アダプタのプラグは折りたたみ式となっていて、ケーブルもスピーカー本体から外すことができるため、旅行用として持ち運ぶことはできないことはない。
ワイヤレス充電台は本体上部に配置。リング状になったゴム製の滑り止めが用意されているため、iPhoneを置いても振動でずれ落ちる確率は低い。
ワイヤレス充電機能は、iPhoneの場合は最大7.5W出力、SamsungなどのAndroidスマートフォンの場合は最大10W出力に対応。
注意点としては、ワイヤレス充電中はLED表示のある青いLEDが常時点灯し、枕元に置いていると非常に気になる、ということ。僕の場合、向かって左側にあるサイドテーブルの上に設置したため、暗闇の中で青いLED気になってしまい、向きを変えて対処した。
ワイヤレス充電含む、最大3つのデバイスを同時に充電可能
個人的にはワイヤレス充電しか使わないが、「Soundcore Wakey」の背面を見ると2つもUSB-Aポートが用意されている。これらを使えば同時に3台のデバイスを充電することができる。
もちろん、iPhoneはケーブルで充電する派、という人はワイヤレス充電台を「AirPods 2」などに使い、USB-Aを使ってiPhoneとApple Watchを充電する、という使い方も良さそうだ。
Bluetooth接続や音楽操作は本体を直接操作して可能
基本的にアプリから操作した方が単純にわかりやすいが、本体前面下部にあるボタンをタップすることによって音楽の再生・停止、音量調整、Bluetooth接続、アラームの確認、FMラジオの起動などを起動することができる。
また、スピーカー部分に浮かび上がるLED表示は明るさを調整することができ、センサーによって部屋の明るさに合わせて自動的に変わるようになっている。
アラームの細かい設定はSoundcoreアプリから
目覚まし時計としての機能も充実。15回分のアラームが設定可能となっていて、アラーム音は10種類から選ぶことができる。
操作はアプリから行い、スヌーズの間隔やアラームが作動する日時を少し小洒落たUIから設定することができる。
スピーカーそのものの音は、ベッドサイドスピーカーとしては十分。2つのフルレンジドライバーを搭載し、バランスの取れた10Wの出力により、通常のBluetoothスピーカーとしても活用できる。
睡眠に入るための「睡眠モード」も用意
起きるための機能だけではなく、寝るための機能も用意されている。
睡眠に入りやすくするために、10種類のヒーリングサウンドが用意され、これらを組み合わせて好みの音をミックスさせることができる。Ankerはこれを「睡眠モード」と呼んでいる。
カウントダウンタイマーと合わせて利用し、心地よい眠りにつくためのサポートをしてくれるそうだが、我が家では娘と同じ寝室で寝ているため、活用する機会がない。
最近のガジェットには珍しいFMラジオ機能も搭載
「Soundcore Wakey」にはFMラジオ機能が内蔵。専用のアンテナも同梱されている。
設定はアプリから行い、最大10局まで保存することができる。僕の周りでもベッドサイドでラジオを聞きながら眠りにつく、という人はいるので、この機能は重宝されそうだ。
アプリをアラームの音、睡眠モードの音、ラジオの音の音量をそれぞれ調整できるのは、地味に便利。アプリ連携があるからこそ個別に指定できるので、アラームは爆音でラジオは程々に、という設定を予めできるのは使い勝手が良い。
ベッドサイドに欲しい機能を1つにまとめた万能ガジェット
「Soundcore Wakey」で僕が個人的に一番重宝しているのは、なんだかんだで時計かもしれない。時間を確認する度に眩しいiPhoneの画面を見る必要がなくなり、手軽に時間を確認できるようになった。
ワイヤレス充電機能は安定感があり、グリップ感もあるので滑り落ちる心配もない。iPhone以外を枕元で充電しないためUSB-Aポートは活用できていないが、長いLightningケーブルを用意すれば妻のiPhoneを充電できそうだ。
目覚まし時計としての機能は、自分の使い慣れた目覚まし音が指定できない点が不満。ただ、スピーカーの音も良く、音量もそこそこ出せるため、目覚まし音にこだわりがなければ非常に良さそう。
使っていて感じた最大の欠点は、ワイヤレス充電時に充電中を示唆する青いLEDが時計と同じ方向に向いているため、非常に目障りで眩しい、ということ。充電中であることを知らせる機能は重要だとは思うが、この位置に配置したことは失敗であると言わざるを得ない。
眩しさでいうと、時計のLED表示も自動調光機能を有効化した状態でも明るく感じる。これは個人差があると思うが、真っ暗にしたい僕としてはかすかな明るさで十分なので、アプリから一定時間が経つと時計が非表示になるように設定した。
ワイヤレス充電機能と言い、スピーカーと言い、「Soundcore Wakey」はAnkerの持つこれまでのノウハウを活かした製品。ベッドサイドにあったら便利なものが1つの製品にまとまっている。
他のデバイスを充電することも考え、ケーブルボックスと組み合わせて使うと配線を隠すことができ、ベッドサイドが整う。ただし、青いLEDは目障りだ。
寝室の角を少し便利にしたい人は購入を検討してみてはいかがだろうか。