「Spark」は”メールが好きになる”メールアプリ!純正アプリ以上の完成度
最強のメールアプリが登場してしまった。これまで「Mailbox」を愛用してきたが、このアプリに切り替えてからあまりもの出来の良さにメールを確認すること自体が楽しくなってしまった。
そのアプリ名は「Spark」。「Documents 5」や「Calendars 5」を開発しているReaddleから発表されたメールアプリだ。
ハッキリ言って死角無しの最強アプリだ。GmailとMailboxとInboxのいいとこ取りで、多機能でありながらも操作に迷うこと無く快適に使用できるUI/UXが魅力。価格帯の高い有料アプリを出すイメージのあるReaddleだが、「Spark」は無料。
リリース前からテストさせてもらっていたのだが、すっかりと「Spark」の虜になってしまったので、その魅力を紹介する!
メールが見やすく、操作が分かりやすく、処理が簡単
「多機能なのにシンプル」。僕がここしばらく使っていて「Spark」に対して抱いている感想だ。
実際にどのようなアプリでどのようなことができるのか、Readdleが公開したプロモーション動画が非常に分かりやすいのでご覧あれ!
用意されている機能が膨大なので全てを解説するのは難しいが、中でも特筆すべき機能について以下で解説しておく!
スマートインボックスーー複数アカウントのメールを自動的に振分け
「Spark」の肝である「スマートインボックス」機能はとにかく良くできている。
Googleの「Inbox」のようにメールの重要度を自動的に判別し、整理整頓してくれる。メールを受信した場合、重要だと学習したメールのみ通知してくれるのも非常に便利だ。例えば、友人からのメールはしっかりと通知し、普段タイトルだけ見てアーカイブ化するメールは通知しない。どのように判断しているのか分からないが、精度は非常に高い。
もちろんスワイプによってメールを簡単に処理することもできる。アーカイブ機能も後日読むためのスヌーズ機能も完備。誤って処理してしまったメールもiPhoneをシェイクすると元に戻るジェスチャーも用意されている。
地味に嬉しいのがアイコンバッジの表示。「Mailbox」と違い、未読のメール件数を表示させることができる。
純正メールアプリよりも圧倒的に出来の良いWatchアプリ
iPhoneアプリが良いだけではなく、Watchアプリも驚くほどよくできている。機能が豊富な純正メールアプリよりもさらに高機能だ。
アプリとして用意しているため、メールの通知を表示するだけではなく本文全文を表示することができる。本文を見なくても良い場合は通知からワンタップでメールをアーカイブ化もしくは削除することもできる。
さらに、表示するだけではなく、音声入力で返信することも可能。これは純正のメールアプリでも対応していない。
グランスも用意されているので頻繁にメールを確認したい人はアプリを立ち上げることなく受信ボックスをチラ見できる。
自然言語検索機能を用意(英語のみ)
残念ながら日本語には対応していないが、「Spark」は自然言語検索機能に対応している。
英語であれば「PDF attachments from last week」と入力した場合、先週受信したメールの中からPDFの添付ファイルを含むメールを検索結果として表示してくれる。日本語でも利用できるようになることを期待したい。
高いカスタマイズ性ーーサイドバーもスワイプも思いのままに
「Spark」のカスタマイズ性は非常に高い。メールをスワイプした時の操作内容を変更できることは当然のこと、サイドバーに表示する項目とその順番も変更でき、いつでも簡単にアクセスできるウィジェットも自由にカスタマイズできる。
自分の使いやすいように「Spark」を最適化することができる。
かゆい所にも手が届くウィジェット機能
メールの中に日付がある場合、その日付をタップすることによって専用のカレンダーウィジェットが立ち上がり、予定を簡単に登録することができる。カレンダーアプリに切り替えるような面倒な操作は必要ない。
最近受信したメールの添付ファイルを一覧で表示したり、最近チェックしたメールを確認するウィジェットも完備。特定の検索条件でメールを絞り込むスマートフォルダを作成することもできる。
多数の外部サービスとも連携!iOSの「共有シート」にも対応
メールは情報の宝庫だ。送られてきたファイルはメール内に留めておくのではなく、見た瞬間にDropboxやEvernote、Google Driveなどに保存したいという人もいるはず。
「Spark」は幅広い外部サービスと連携しているため、受信した添付ファイルを数タップでアップロードすることができる。
外部サービスと連携できるのは添付ファイルだけではない。メール内にあるリンクをあとで読みたいという人のためにPocketやReadabilityにも対応。メールそのものをPDFとして保存することもできる。
もちろん、自分がiPhoneからメールを送信したい時にも「Spark」は役立つ。iOS純正の「共有シート」にも対応しているため、写真やファイルをメールで共有したい時も純正のメールアプリを使うことなく、「Spark」を立ち上げてメールを送信することができる。
気軽なメールに気軽に返信できる「クイックリプライ」
メールをビジネス用途として使う人も多いかもしれないが、LINEやFacebookメッセンジャーが台頭するまでは友人同士の連絡も当たり前のようにメールで行っていたはず。
そんなメールに対して気軽に返信できる機能として「Spark」には「クイックリプライ」機能が用意されている。サクッと返信したい場合は全てのメールの本文下に「Like」「Thanks」「Smile」という3つのいずれかを押せば返信できるという言葉通りクイックなリプライ機能だ。
後発だからこそ徹底的に「ベスト」を追求したメールアプリ
LINEやFacebookメッセンジャーがあるとは言え、メールが無くなる訳ではない。仕事の連絡は基本的にメールベース。友人との連絡も場合によってはメールを使うこともある。
「Spark」はメールが好きになるメールアプリだ。これまで存在していたメールアプリの「できたらいいな」「改善してほしいな」を徹底的に分析し、「ベスト」を追い求めたように思える。日々使っていて「快適」だと感じるメールアプリもなかなか無いだろう。
「Spark」はこれだけ高機能なのにも関わらず、無料。日本語だと利用できない機能も一部あるが、そんなことはどうでも良くなるぐらい、よくできている。まだ試していない人はこの機会にお試しあれ!