Appleクレカ「Apple Card」、サービスを提供開始
まずは一部ユーザーに提供開始、月末までに米国在住のすべてのユーザーが利用可能になる予定
Appleは、ゴールドマン・サックスとのパートナシップによって発行されるクレジットカード「Apple Card」のサービス提供を開始したようだ。
The Vergeによると、厳密には事前通知に登録した一部のユーザーを対象にプレビューのような位置付けでローンチされ、月末までにすべての米国内のユーザーに提供される予定。
「Apple Card」の審査に必要な書類や手続き
具体的に全体で何人ぐらいのユーザーが本日から利用できているのかは分かっていない。利用するためには「iOS 12.4」にアップグレードする必要があり、住所、誕生日、収入、ソーシャルセキュリティーナンバー(米国の市民・永住者・外国人就労者に対して発行される9桁の社会保障番号)の下4桁が必要。
これらの情報はゴールドマン・サックスに送信され、リアルタイムで審査の合否が通知される。Appleによると、審査にかかる時間は1分以内だという。
チタンカードを有効化する手順
審査を通過した場合、「Apple Wallet」に新しい「Apple Card」が表示される。チタン製の物理カードが必要な場合は設定のプロセスで申請することができ、後日郵送される。
チタンカードの有効化は非常に簡単。パッケージの近くにかざすだけで内蔵されているNFCタグに反応し、登録完了する仕組みだという。
年利は信用レベルに基づき13.24〜24.24%
「Apple Card」のサービスが開始される直前にゴールドマン・サックスが作成した「Apple Card」の契約書「Apple Card Customer Agreement」が発見され、年利は信用レベルに基づき13.24〜24.24%であることが判明。
なお、契約書には他にもキャッシングを含む現金相当の取り引き、トラベラーズチェック、外貨、暗号通貨、郵便為替、個人間送金、電信送金など現金相当の取り引き、宝くじ、カジノのチップ(物理およびデジタル)、競馬などの賭け金などを含む取り引きにおける使用を禁じている。
脱獄(Jailbreak)されたiPhoneでも使用が認められていない。
「Apple Card」に関する多数のハウツー動画が公開
「Apple Card」が提供開始されたことを受け、Appleは多数の「Apple Card」に関するハウツー動画を公開。
店頭やオンラインで使用する方法、「Daily Cash」の使い方、カード番号を確認する方法、支払いをする方法、支出確認する方法、サポートを受ける方法に関する手順が動画で紹介されている。