Appleのクレジットカード「Apple Card」の実物写真が初公開
Appleは一部従業員に対し、3月に発表したクレジットカード「Apple Card」を配布し始めているようだ。Ben Geskin氏がその写真を入手し、公開している。
名前の部分は従業員の匿名性を保つためにBen Geskin氏の名前が記載されている。「Apple Card」本体およびパッケージの写真が公開されるのは恐らく世界初。
Appleがデザインしたチタン製のクレカは究極のシンプル
パッケージは暖色のグラデーションが描かれた厚紙がポケット付きでデザインされ、その中にカード本体が収まるデザインとなっている。
ポケットの手前にはセットアップ手順が2行で記載。「Activate Your Card」「Wake iPhone and hold here.」と書かれ、「Apple Pay」で「Suica」を読み込む時と同じ手順が案内されている。
発表されていた通り、カード本体は名前以外の個人情報は一切記載されていない。表側は左上にAppleのロゴ、右下にはICチップ、左側にはユーザーの名前のみ。
裏側は、左上に「Goldman Sachs」、右上に「Mastercard」のロゴが描かれているのみ。下部には磁気ストライプが用意されているが、総じて究極的にシンプルな仕上がりだ。
カードはチタン製。見ての通り、カード本体にはカード番号は記載されていないが、連動するiPhoneの中から確認することができる。
Some Apple employees are getting Apple Card, so I received this photos, edited the name to protect the source and this also works as a watermark ??? https://t.co/UcSzcEDY3v
— Ben Geskin (@BenGeskin) May 12, 2019
「Apple Card」は米国にて今夏からサービス提供開始される予定。物理カードの美しさに注目してしまうが、あくまでも補助的な役割を果たすために用意され、本来はデジタルクレジットカードとしてのサービスがメイン。
買い物によってキャッシュバックが受けられる「Daily Cash」では最大3%の還元率となっているものの、物理カードでは1%となっている。