Apple Podcasts、利用ランキングで3位転落。YouTubeやSpotifyにシェア奪われ苦戦
動画対応の遅れや収益化の遅れなどが原因か
かつてポッドキャスト界を席巻していたAppleのポッドキャストプラットフォーム「Apple Podcasts」が、ポッドキャストサービスの利用ランキングで3位に転落した。Cumulus Media and Signal Hill Insightsの調査によると、YouTubeやSpotifyなどの競合サービスにシェアを奪われ、苦戦を強いられている。
最近の調査によると、アメリカでのポッドキャスト利用者のうち、Apple Podcastsを主要なプラットフォームとして利用しているのはわずか12%。一方、YouTubeは31%、Spotifyは21%と、Appleを大きく引き離している。
Apple Podcastsは長らく収益化が進んでおらず、AndroidやWindowsデバイスでの利用も制限されていた。さらに、動画ポッドキャストにも対応できていない。
iOS 18では、再生中のエピソードをスクラブするとチャプターセグメントが表示されるなど、細かな改善は行われているが、抜本的な改革には至っていない。
Appleは、動画ポッドキャストへの対応や、ポッドキャスター向けの収益化オプションの拡充など、戦略の見直しを迫られている。このままでは、ポッドキャスト界の盟主の座を完全に明け渡すことになるかもしれない。
(Source: MacRumors)
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