iMac Pro(2017)とMac Pro(2013)で動画編集を比較した動画
iMac Pro(2017)とMac Pro(2013)で写真編集性能を比較すると、書き出しなどに掛かる時間は短縮できたものの操作性などには大きな差は無かったとAppleInsiderが伝えている。
では、気になる動画編集はどうなのか。AppleInsiderがiMac Pro(2017)のベースモデルとMac Pro(2013)で「Final Cut Pro」および「Adobe Premiere」による動画編集性能を比較した動画を公開していたので、紹介する!
レンダリング・エンコードに掛かる時間に劇的な差
まずは「Final Cut Pro」から。「Bruce X」によるベンチマークテスト結果は、iMac Proが40%以上早い、という結果に。20秒の4K動画をスタビライズするのに掛かった時間は「Mac Pro」が22秒、iMac Proが13秒と大幅に短縮されている。
レンダリングエンコードに掛かる時間は劇的な差が生まれた。iMac Proの場合、5分間の1080p動画をレンダリングおよびエンコードするのに掛かった時間は2分37秒だったが、「Mac Pro」は4分41秒だった。
これが4Kになるとさらに差が広がり、iMac Proは4分2秒で完了したのに対し、「Mac Pro」は14分48秒という結果に。
H.264の4Kファイルの編集作業においては両モデルとも快適だったとし、レンダリングに掛かる時間に差は生まれたものの、4年前のマシーンであることを考えると健闘していると言える。
ただし、これが4KのHEVCファイルとなると、話が変わってくる。iMac ProはHEVCエンコード・デコードに最適化されたハードウェアが「Vega 56」グラフィックカードに内蔵されているが、「Mac Pro」には内蔵されていない。当然、その差は大きい。
逆に「Adobe Premiere」では「Final Cut Pro」ほどの性能差は現れていない。これは、Macのハードウェアを活かす作りになってないことが原因。
同じく5分間の1080p動画をレンダリング・エンコードするのに掛かった時間は、iMac Proが2分3秒、「Mac Pro」が2分33秒。4K動画の場合、iMac Proは8分32秒、「Mac Pro」は10分43秒という結果だった。
AppleInsiderは、iMac Proの方が総じて「Mac Pro」よりも高いパフォーマンスを発揮し、作業時間の短縮に貢献してくれることは間違いないが、ハードウェアの恩恵を最大限受けるのであれば、ソフトウェアとして最適化されている「Final Cut Pro」の組み合わせの方が有利であると結論付けている。
特に高画質な素材を使えば使うほど、iMac Proと「Final Cut Pro」による強力タッグによって作業時間を大幅に短縮できることは間違いない。編集をよりスピードアップしたい人にとっては買わない手はないだろう。
以下、どうぞご覧あれ!
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