27インチ型「iMac (2017)」のGPU性能、2015年モデルと比較して80%高速化
Appleは「WWDC 2017」にて新型iMacを正式発表した。特徴はCPUが「Kaby Lake」になり、GPUが強化されるなどの内部仕様のアップグレード。
Geekbenchが「Geekbench 4」で測定された27インチ型「iMac (2017)」のCPU/GPU性能の測定結果を公開していたので、紹介する!
CPUのシングルコア性能は「Mac Pro」も上回る
今回比較対象となっているのは27インチ型iMacの2017年・2015年・2014年モデルと「Mac Pro (Late 2013)」。
27インチ型「iMac (2017)」のシングルコアスコアは2015年モデルと比較して9%高速化し、2014年モデルと比較して20%高速化している。2014年モデルは「Haswell」、2015年モデルは「Skylake」、2017年モデルは「Kaby Lake」を搭載しているため、ある意味当然と言えば当然だ。
マルチコアスコアはその性能差は開き、2015年モデルよりも15%高速化、2014年モデルよりも22〜27%高速化されている。4.2GHzまでアップグレードしたCTOモデルは8コアおよび12コアの「Mac Pro」には及ばないものの、6コアモデルには快勝。
また、「3.5GHzクアッドコアi5」モデル(ミドルレジモデル)と「3.8Ghzクアッドコアi5」モデル(最上位モデル)との性能差は微々たるもの。これはTurbo Boost使用時における最大クロック数がほぼ同じ(4.1GHzと4.2GHz)だからだという。
GPU性能は2015年よりも80%も高速化
一方、GPUのベンチマークスコアは驚異的な結果が出ている。なんと2017年モデルは2015年モデルと比較して最大80%も高速化していることが明らかになったのだ。
2015年の上位モデルに搭載されている「Radeon R9 M395X」よりも2017年の下位モデルに搭載されている「Radeon Pro 570」の方が高い数値を出している。また、「Radeon Pro 575」および「Radeon Pro 580」は「Mac Pro」に搭載されている「FirePro D700」を上回る結果に。
これらの結果から、27インチ型iMacの2017モデルは旧モデルから十分に性能が向上していると言えるはず。もちろん、スペックにとことんこだわるのであれば最大18コアのXeonプロセッサと「Radeon Vega Graphics」を搭載するiMac Proが発売される12月まで待っても良いかもしれないが、今すぐパワフルなデスクトップマシーンが欲しいという人はiMacの最新モデルを買ってみてもいいかもしれない。
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(via MacRumors)