MagSafeバッテリーパックは「モバイルバッテリー」ではなく「充電機能付きバッテリー拡張」という考え方

参考になったのは、製品の発売を知らせた記事に寄せられた以下のコメントだ。

スマートバッテリーケースよりも容量少なくなったのかなと思ったけど、iPhone11 Pro用のスマートバッテリーケースと全く同じ容量ですね。そう考えると値段が16,280円からだいぶ抑えられたのかなという気も。

おそらくiPhoneを充電するというよりもiPhoneのバッテリー拡張のイメージですね。であればこの容量も理解できるような気がします。

Appleが、MagSafeバッテリーパックを”iPhone 12シリーズ用スマートバッテリーケース”と位置付けているのであれば、容量が少ないことも納得できる。大きすぎると手になじまないからだ。

スマートバッテリーケースのような「バッテリー拡張」であれば、高出力は不要。かえって5Wに制限されていたほうが、発熱するリスクも抑えられる。iPhoneに接続した状態で両製品を同時に充電できる仕組みも、iPhoneと一体化して使用する前提があるからこそ、導入された機能と捉えられる。

iPhone 11シリーズ用のスマートバッテリーケースは、税込16,280円で販売されていた。MagSafeを活用することで、iPhone 12シリーズ4機種ごとに対応製品を用意する必要もない。

またMagSafe充電器は税込4,950円だ。MagSafe充電器にバッテリーが内蔵されたとすれば、11,800円という価格設定も許せるのではないだろうか。

……いややっぱりどう考えても高いよね。