スケルトンのMagSafeモバイルバッテリーは見た目こそすべて。もっと見せてくれ!もっとシースルーしてくれ!
「re:colors #3 3way Power Bank With LED Light」をレビューする
スケルトン仕様のUSB-C充電器とケーブルを手掛けた株式会社カンパーニュが、同じデザインコンセプトを持つMagSafeマグネットを活用したモバイルバッテリー「re:colors #3 3way Power Bank With LED Light」をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を募っている。
初代iMacをオマージュしたスケルトンデザインと見せる基板をコンセプトとしたデザイン性が最大の特徴だが、モバイルバッテリーとしての仕様も押さえられている。先行して商品を提供してもらったので、支援を検討している人は参考にしてもらいたい。
モバイルバッテリーとしての基本仕様をチェック
まずはモバイルバッテリーとしての基本仕様をおさらいしよう。
搭載ポートは2つ。USB-AポートとUSB-Cポートが1つずつ側面の上部に搭載されている。ワイヤレス充電側を手前にして右側がUSB-A、左側がUSB-Cとなっているが、スケルトンデザインを採用しているため上から見れば一目瞭然。
USB-CポートはPD対応の最大30W。入出力に対応しており、バッテリー本体の10,000mAhを約180分でフル充電できる。USB-AポートはQuick Charge 3.0(QC3.0)対応の最大18W仕様となっている。
ワイヤレス充電は最大15W出力を謳っているが、Qi2やMagSafe規格には対応しないためiPhoneは最大7.5W出力に制限されている。……惜しい!あまりにも惜しい!これで最大15W出力に対応していれば最高だったのに……。
iPhoneに内蔵されたMagSafe用マグネットを活用して充電する際は、バッテリー本体を逆さまにして設置する必要がある。
バッテリー容量10,000mAhは、iPhone 15を約1.7回分に相当。パススルー充電にも対応しており、バッテリー本体を充電しながらワイヤレス充電台としても活用できる。
一般的なモバイルバッテリーにはない独自機能として、LEDライトが上部に用意されている。明るさは標準モード96lm、強モード104lmの2段階が用意されており、標準モードで約90時間、強モードで約80時間使用できる。
使い勝手は可もなく不可もなし。魅力はやっぱり見た目、だけど……
「re:colors #3 3way Power Bank With LED Light」のモバイルバッテリーとしての性能は、可もなく不可もない。各社から登場しているモバイルバッテリーの中でもあえて選ぶべき理由があるとすれば、やはり見た目だろう。
スケルトン仕様のUSB-C充電器とケーブルと組み合わせると、ワクワクする。この写真を見てほしい。スケルトン・パラダイスだ。本来見えるべきではないものが見えているからだろうか。
「re:colors #3 3way Power Bank With LED Light」最大の不満は、「謳っているほどスケルトンではない」ということだ。
確かにこの角度から見ればスケルトン感が楽しめる。ワクワクする。
しかしこの角度から見ると、画面のないiPod Classicみたいだ。上に空白があり、MagSafe用のマグネットの位置がずれているようにさえ見える。
反対側に至っては文字がずらっと書かれてだけで、特にワクワクするポイントがない。
iPhoneに取り付けた場合、見えるのはこの面だ。しかもシースルー部分は地面を向く仕様になっており、充電した状態で使っていても「何そのモバイルバッテリー、どうなってるの?」という盛り上がりには発展しないだろう。
本体サイズは62.5×24.5×90㎜、重量は約207g。モバイルバッテリーにしては若干大きく、重いほうだが、持ち運んでいてそれほど気にならない。どちらかというと、充電中に使う際に本体の厚みが気になる。手の中に結構な存在感がある。
シースルーするなら徹底的にシースルーにしてほしかった。しかし僕の好みはやや極端なのかもしれない。このさりげなくシースルーがちょうど良いと感じる人もいるだろう。もしそうであれば「re:colors #3 3way Power Bank With LED Light」を支援してもらいたい。
完全同意です!これじゃあアラフォー男子の心はつかめない!
ぐああああこれは180分、でした!!直しました!ありがとうございます!!
いつも楽しく読んでいます🙂
バッテリー本体の10,000mAhを約180Wでフル充電
ではなくて、
バッテリー本体の10,000mAhを約18Wでフル充電
でしょうか🧐
わかります、わかりますw 多分そのバランスを追求した結果がこれなんでしょうねw
できるだけスケルトンにしたいデザイナー vs バッテリーの安全性etcをキープしたいエンジニアの闘いが垣間見えますね…