Ankerの「充電器+バッテリー」最強モデルの進化をチェック。このサイズで常時最大65W出力は強い
「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」レビュー
Ankerから登場した「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」は、出先でMacBook AirやMacBook Proを充電する必要性がある人に最適な2-in-1製品。コンセントに挿せばUSB充電器になり、単体で利用すればモバイルバッテリーになる。いつでもどこでも高出力な充電環境が利用できる画期的なアイテムだ。
メーカーより先行して商品を提供してもらったため、旧モデルである「Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」と比較しながら製品の魅力を紹介したい。
旧モデルからの進化をチェック
旧モデルと見比べてすぐに分かるのは、サイズの違い。非常にスリムになった。
しかしプラグ位置で合わせてみれば、新モデルのほうが厚みがあると分かる。
搭載ポートは1つ減り、USB-Cポート2つのみとなった。しかし最新モデルは最大65W出力がモバイルバッテリー利用時でも、USB充電器利用時でも可能だ。この違いは大きい。
モバイルバッテリーを使う時は、それなりの「緊急時」であることが多い。出先でMacBookを充電しなければならない状況があるとすれば、それなりに切羽詰まっている状況だと言える。
従来品は最大30Wに制限されていたが、最新モデルは最大65Wまで出力できるようになり、限られた時間で素早く本体を充電できる。ピンチを回避できる可能性が高まるだろう。
サイズ感は凄く良い。持ち運びやすい大きさ
「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」の新しいボディデザインは、持ち運びやすくなっている。四角柱に近い形を採用しているため、手の収まりが良い。
最近常時持ち運んでいる充電器+バッテリー+内蔵ケーブルの3-in-1製品と比べてみても、劇的なサイズ違いはない。どちらも約10,000mAhのバッテリー容量を持つ。出力の違いやケーブルの有無によって、自分に合うほうを選ぶと良いだろう。
iPhone 15 Proと比べて一回り小さい。カバンに入れての持ち運びだけではなく、ポケットに入れても邪魔になりづらいだろう。
ディスプレイ良いよね、ディスプレイ……!
「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」は本体前面にディスプレイが搭載されており、ポートのある側面にあるボタンを押すことで表示内容が切り替わる。一度押せば電池残量が1%単位で確認でき、便利だ。
ボタンを長押しすることで表示内容を切り替え、画面点灯時間や画面輝度の調整などが変更できる。
本体を充電中は、満充電までの時間が細かく表示される。これはガジェット好きにとっては堪らないだろう。なおUSB充電器として使用する場合、出力がリアルタイムで表示される。
ちゃんと65W出力してる?→(検証してみた)→……バッチリ!
さて問題は出力だ。果たして本当に65W出力出せるのだろうか。
まずはUSB充電器としての利用時で確認した。充電状況が分かるディスプレイ付きケーブルを使い、65W出力の確認が取れた。
もちろん、「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」のほうでも65W出力が確認できている。
問題はモバイルバッテリー利用時だ。試したところ、65Wをわずかに下回っていたが、63W前後を推移していた。合格だろう。C1とC2のポートを入れ替えてみたが、65Wを下回る状況には変わりなかった。
常時最大65W出力になり無敵になったAnkerの「充電器+バッテリー」最強モデルは、USB充電器とモバイルバッテリーを1つにまとめたい、でも出力には妥協したくない、という人におすすえめ。発売時は10%オフセールが開催中。是非この機会にチェックしてもらいたい。