【レビュー】BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USB充電器:安心して使えるコンパクトな充電器
Apple Storeでも取り扱いのあるBelkinブランドの、13インチ型MacBook Proフルスピード充電できるUSB充電器
Belkinは3月12日より、合計出力が最大68Wの2ポートUSB-C充電器「BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USB」を発売する。メーカーよりレビュー用としてサンプルを提供してもらったので、紹介する。
2つのUSB-Cポートを搭載、折畳プラグで持ち運びしやすいデザイン
BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USBは折畳式プラグを内蔵しており、サイズは62.3 x 30 x 66mm、重さは150g。手のひらに収まるサイズだ。他のメーカーから登場している極小サイズのUSB充電器のようなインパクトは無いが、Apple Storeにも並ぶBelkinブランドの製品、という安心感には代えがたいものがある。
ポートは2つ搭載されており、18Wと50〜60Wの2種類がある。
横幅が抑えられており、電源タップで隣のコンセントに干渉しづらい。壁コンセントに挿しても重さで抜け落ちることもなかった。
出力と発熱を検証
電流チェッカーおよびサーモグラフィーカメラを使用し、出力と発熱を検証した。
15インチ型MacBook Proを50〜60Wポートで充電
電池残量0%の15インチ型MacBook Proを、Thunderbolt 3ケーブルで50〜60W出力ポートに接続。ポートの最大出力である約60Wがキープされていた。
15インチ型MacBook Proを18Wポートで充電
最大18W出力ポートに接続したところ、約17Wの出力が確認できた。MacBook ProやMacBook Airを充電する場合、くれぐれも使用ポートを間違えないように。
iPhoneとMacBook Proを同時充電時の最大出力
フルスピードでMacBook Proを充電中、電池残量が0%だったiPhone 12を接続した。MacBook Proへの電流は一度0%になるものの接続は完全に切断されず、しばらくすると電流が復活。2台同時接続により、MacBook Proへの出力は約48Wに変更された。
仮にiPhone 12への出力が18W出ていた場合、合計出力は66W以上出ていることになる。iPhoneを同時に高速充電しても、MacBook Proへ高出力を保つことができる。
同時接続中、iPhoneを外した後の出力
iPhone 12を充電していたケーブルを抜き、電流を確認した。一度0%になるが接続は切れず、まもなくして約60Wに戻った。BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USBは、ケーブルの抜き差しをしても、接続されたデバイスに最適な電流を自動的に調整してくれるとわかった。
最大出力時の発熱
GaN(窒化ガリウム)を使用した一部USB充電器は、無理な小型化を追求したことで、触れないほど発熱するものがある。BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USBは驚くほど発熱しない。MacBook ProとiPhone 12を同時充電中でも、本体温度は最大40.6℃までしか確認できなかった。安心して使用できるだろう。
BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USB レビュー
BOOST↑CHARGE™ PRO 68W USB-C PD GaN USBはGaN対応USB充電器としては後発だが、安心しておすすめできる。1g単位で重量を削りたい人には向かないが、使いやすい折畳プラグが内蔵され、150g程度の重さで発熱もせず、iPhoneとMacBook Proを同時に充電できる2ポート構造は使い勝手が良い。
USB-C充電器の購入を検討している人は、ぜひ検討してもらいたい。