【レビュー】EXINNO 240W:スペックで殴る”オラオラ系”USB充電器
単ポート利用で最大100W出力のUSB-Cポートが3つ搭載された最強仕様USB充電器の実力を試す
クラウドファンディングサイト「Makuake」で、3つのUSB-Cポートと3つのUSB-Aポート、合計6つのポートで最大240Wの出力を実現している急速充電器「EXINNO 240W」がプロジェクト終了間近だ。
3つのUSB-Cポートは単利用で最大100Wの出力に対応し、USB-Aポートは1つが最大35W、2つが最大18Wまでサポートされている。全ポート同時利用でもUSB-Cポートは87W、60W、45Wの出力が確保されるため、MacBook Proなど高い出力を必要とするデバイスを充電しながら、他のデバイスに対して高い出力で充電できる。
現時点で存在する多くの急速充電規格(PPS / QC5 / SCP / SUPER VOOCなど)に対応し、急速充電スマートICによって出力を制御。米Navitas社の最先端GaN半導体を搭載したICチップを4枚内蔵することで、高い出力から懸念される発熱のリスクを回避している。
1台で多数のデバイスをまとめて充電したい人にとって、魅力的なUSB充電器だ。メーカーよりレビュー用に先行してサンプルを提供してもらったので紹介する。
高出力多ポートだが重い。据え置き延長コード運用がおすすめ
「EXINNO 240W」は、最大合計出力240W、6ポート搭載という仕様を考えるとコンパクトだが、誰もがバッグの中に放り込んで持ち運びたくなる重さではない。第一印象は「思ったよりも小さい」だが、手に持つと「見た目より重い」と感じるだろう。
iPhone 12 Proと比較したサイズ感
何せ重さは単体で467g、延長ケーブルを組み合わせると600gにも上る。出先で多数のデバイスを高出力で充電する必要がない限り、自宅やオフィスなどの据え置き用として使うのがベストだろう。
本体には折畳式コンセントが搭載されており、単体でも持ち運ぶことが可能。Makuakeで展開されているプロジェクトは、延長ケーブルとグローバルアダプタが同梱されている。日本と海外を行き来する人にとって役立ちそうだ。
実際は折畳式コンセントでの仕様は現実的ではない。壁のコンセントでは重さで傾くため、安定しない。
机に内蔵されたコンセントではない限り、延長コードでの利用をおすすめする。
USB-Cは想定どおりの出力、ギークが心躍るリアルタイム出力チェッカー
「EXINNO 240W」に搭載されている6つのポートのうち、USB-Cポートは概ね想定どおりの出力が確認できた。接続しても出力が起きないことが数回あったが、ケーブルを挿し直すことですぐに解消された。
デバイスが接続されると出力の自動調整機能はあるが、メーカーによるとApple製品は機能しない。急速充電に対応するポータブル電源やモバイルバッテリーで確認したところ作動した。
問題はUSB-Aポートだ。USB-A to LightningおよびUSB-A to USB-Cを複数試したが、4W以上の出力は確認できなかった。また接続しているデバイスに限らず、電源に繋がっているとジリジリとしたノイズが鳴り続ける。ノイズはメーカーに確認しており、最新版では改良されているという。
ケーブルを接続すると、1秒間に3回更新されるリアルタイム出力チェッカーが作動する。稲妻アイコンが表示されている場合は急速充電中を意味する。各種チェッカーを使い動作検証を行ったが、「EXINNO 240W」の数値と一致していた。
普通の人は、出力の表示や急速充電中の有無を知る必要性は全くないが、ガジェット好きは心躍るだろう。数値がコロコロ変わるのを見ているだけで、何かワクワクしてしまう。なお出力表示は、三角形のボタンを長押しすることで無効化できる。
USB-Aポートの動作に不安はあるが、USB-Cポートの動作は安定しており単利用で最大100W出力ポートが3つあるUSB充電器としてだけでも価値がある。プロジェクト終了まで、記事公開時点で残り3日。興味ある人は駆け込みで応援購入してみてはどうだろうか。
英語日本語で検索しても見つからないので少なくとも多発はないんじゃないですか?
現状出回っているものよりマイナーアップデートされてると活動報告にあったのはそれも含めてるのかね
それメーカー的にもユーザー的にも致命的な問題なのでソース頂いてもいいですか??
これ延長コードが熱に耐えきれなくて溶ける事故が多発してるみたいですよ。
理想は6つのUSB-Cですよね、わかりますw
USB-Aなんか1つも要らないのになんで半分も占めてるんだ…