【レビュー】CIO LilNob Share:持ち運びに最適!最大65W出力の4ポートUSB充電器
急速充電を必要としない14インチMacBook Proにも最適、旅先でも大活躍したアイテム
14インチMacBook Proは、M1 MacBook Proに比べると電池の減りは早くなっているが、1日過ごすには十分なバッテリー性能を持つ。CIO-G100W3C1AやAnker PowerPort III 2-Port 100Wがあれば急速充電はできるが、急速充電を必要とするシーンは稀。荷物を減らすために、CIO LilNob Share(CIO-G65W3C1A)を持ち歩いている。
メーカーよりレビュー用に先行してサンプルを提供してもらったので紹介する。
USB-C×3+USB-A×1の4ポート仕様、最大出力は65W
搭載ポートと出力仕様
CIO LilNob Shareは、3つのUSB-Cポートと1つのUSB-Aポートから構成される。単ポートの最大出力は65Wとなっているが、使用ポートやポートの組み合わせによって最大出力が変わる。2つ同時利用で45W+20W、3つ同時利用で20Wずつに分配される仕組みだ。
ポートごとの出力は以下のとおり。
3ポートを同時に使用する機会が多いのであれば、各ポートの最大出力が20Wに制限されるCIO LilNob Shareは向かない。特にMacBook Proなどと同時に充電する場合、常に45Wの出力が保たれるCIO-G65W2C1Aを検討したほうが良い。
僕の場合は同時充電は多くても2台で、4ポートを同時に使用するときはMacBook Proは充電していない。CIO LilNob Shareで事足りている。
CIO製100W充電器、Anker製65W充電器と比較
最大100W出力が可能なCIO-G100W3C1Aと比べて見ると、一回り小さい。100Wの出力を利用し急速充電を使いたいのであれば利用するべきだが、必要ないのであればCIO LilNob Shareのほうがバッグ内で場所を取らずに済む。
同じ単ポート最大出力を持つAnker PowerPort III 2-Port 65Wと比べると、サイズはほぼ同じ。
ポート数は大きく減らしているが、Anker製品は同時使用した際の高出力ポートはアイコンで分かる。ポート数の多さよりも分かりやすさ重視であれば、Ankerを選ぶべきだ。
壁コンセントでも十分使える、ガジェットポーチの収まりも良い
サイズは50 x 51 x 30mm、重さは110g。サンワダイレクト製の小さいガジェットポーチへの収まりは、CIO-G100W3C1Aに比べて収まりが良い。
壁コンセントに挿しても、コンセントへの負担はかかりづらいほうだ。それでも気になる場合は延長ケーブルを活用したほうが良いだろう。
CIO LilNob Share レビュー:出力とサイズのバランス
CIO LilNob Share(CIO-G65W3C1A)の充電スピードは、Anker製品と概ね変わらない。3割前後の電池残量から約1時間で約60%まで回復。急速充電を利用した場合に比べれば多少遅いが、気になるほどではない。発熱も最大出力で使用中も安心して触れる。
普段は多くても2ポートしか使わない場合でも、4つの充電ポートあれば必要なときに使える。旅行中は、複数台のiPhone、Apple Watch、カメラを充電する際に役立った。常にMacBook Proを持ち歩いているため、ポート数が不足すればMacBook Proをハブとして使用すれば困らない。
高出力は不要だが複数デバイスを充電したい人にとって、CIO LilNob Share(CIO-G65W3C1A)はおすすめしたいUSB-C充電器である。