【レビュー】CIO-G100W3C1A:最大100W出力・4ポート搭載USB充電器
旅行や出張など、出先で複数デバイスを同時に充電する機会があるシーンで役立つ
14インチMacBook Proは67W USB-C電源アダプタでも通常スピードで充電できるが、急速充電を利用する場合は96W充電器を利用する必要がある。重くて、大きくて、ポートも1つしかない純正品を持ち運ぶよりも、CIOのCIO-G100W3C1Aがおすすめだ。旅行や出張など、出先で複数デバイスを同時に充電する機会があるシーンでも役立つ。
メーカーよりレビュー用に先行してサンプルを提供してもらったので紹介する。
USB-Cポート×3、USB-Aポート×1であらゆるデバイスを充電可能
サイズと重さ
CIO-G100W3C1Aの重さは約225g。純正の61W充電器(約209g)よりわずかに重いが、96W充電器(約300g)よりも軽く、小さく、同時に4つのデバイスを充電できる。

サイズは、14インチMacBook Proのパームレストに収まる程度。AirPods 3と比べて一回り大きい。手で持つとコンパクトさゆえに重く感じる。

愛用中のサンワダイレクト製の小さいガジェットポーチにも収まる。

サードパーティの100W充電器といえば、Anker PowerPort III 2-Port 100Wも優れている製品だ。最大60W・40W出力が可能な2ポート構成となっており、より正方形に近い形状を採用している。価格はポート数の多いCIOのほうが高いため、同時に充電するデバイス数などに合わせて選ぶと良いだろう。

左がCIO、右がAnker
搭載ポートと出力仕様
CIO-G100W3C1Aは4ポート構成。USB-Cが3つあることで、14インチMacBook Pro、iPhone 13 Pro、iPad mini 6を同時に充電できる。ケーブルがあれば、USB-Aポートで4台目のデバイスも充電可能だ。
各ポートは最大出力があり、ポート同士の組み合わせにより出力が異なる。例えば100W出力の利用には、最上部にある「USB C1」ポートを使用する必要がある。「USB C1」と「USB C2」を同時に利用した場合、最大出力は65Wと30Wになる。各ポートの出力は以下のとおり。
| 組み合わせ | USB-C 1の出力 | USB-C 2の出力 | USB-C 3の出力 | USB-Aの出力 |
|---|---|---|---|---|
| C1 | 100W | – | – | – |
| C2 | – | 30W | – | – |
| C3 | – | – | 30W | – |
| C1+C2 | 65W | 30W | – | – |
| C1+C3 | 65W | – | 30W | – |
| C2+C3 | – | 65W | 30W | – |
| C1+A | 65W | – | – | 30W |
| C2+A | – | 65W | – | 30W |
| C3+A | – | – | 15W(2ポート合計) | |
| C1+C2+A | 45W | 18W | – | 30W |
| C1+C3+A | 65W | – | 15W(2ポート合計) | |
| C1+C2+C3 | 45W | 30W | 18W | – |
| C1+C2+C3+A | 45W | 30W | 5W(2ポート合計) | |
14インチMacBook Proで急速充電を検証、利用の注意点
14インチMacBook Pro(2021)をCIO-G100W3C1Aで充電し時間を計測した。充電ケーブルは純正のMagSafeケーブルを使用している。
急速充電は、30分間で0%から50%まで回復するというもの。8時40分で電池残量25%からスタートし、30分後には44%増えていた。充電開始から約1時間20分で満充電になった。
- 8時40分:25%(充電開始)
- 8時50分:37%
- 9時10分:69%
- 9時20分:81%
- 9時55分:98%
- 9時59分:100%(充電完了)
65Wの充電器と比べると、充電開始30分以内で充電できるスピードに約10%の差が確認できた。限られた時間で電池残量を回復したい状況下では、急速充電を可能にする高出力USB充電器は役立つ。
逆に出先で充電する機会がそれほど多くない、寝ているときに充電できれば十分、という人にCIO-G100W3C1Aはオーバースペックだ。14インチMacBook Proは電池持ちが優れており、日中充電する機会があまりない。そのため僕はCIO LilNob Shareを持ち歩いている。最近登場したAnker PowerPort III 2-Port 65Wも良い候補になるだろう。
CIO-G100W3C1Aの注意点として、壁コンセントに挿した際に突き出てしまうことを挙げておきたい。コンセント周りが狭い場合は利用しづらい。またコンセントにも負担が掛かる恐れがあるため、気になるのであれば延長ケーブルを活用しよう。

CIO-G100W3C1Aは、複数のデバイスを高い出力で同時に充電する機会が多い人に最適なUSB-C充電器だ。MacBook Proに同梱されている純正充電器を持ち歩いている人は、持ち運び用として購入を検討してもらいたい。

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