【レビュー】Anker PowerPort III 2-Port 100W:60W+40Wの2ポート搭載でコンパクトサイズ
単ポートで最大100W、両ポート同時使用で最大60W+40Wの出力に対応
Ankerより、単一ポートの利用で最大100W、2ポート同時使用でそれぞれ最大60W・40Wの出力が可能なUSB-C充電器「Anker PowerPort III 2 Port 100W」が登場した。現在16インチMacBook Proを使用している人または購入を予定している人は、荷物の軽量化に役立つ可能性がある。
メーカーよりレビュー用に先行してサンプルを提供してもらったので紹介する。
61W/96W出力のApple純正充電器よりもコンパクトなのに高出力
Anker PowerPort III 2 Port 100Wの特徴は、高出力とコンパクトさの両立。MacBook Pro用のApple純正61W充電器および96W充電器よりも小さい。
左から順に61W、Anker、96W
2つのUSB Power Deliveryポートが搭載されており、同時に利用した場合は上のポートが最大60W、下のポートが最大40Wまで出力が可能だ。
高出力が可能なUSB-Cポートが2つ搭載されていることで、13インチMacBook Proと13インチMacBook Airをフルスピードで充電できる。1台あれば会議中、自分のMacBookを充電しながら、プレゼンを控えているのに電池切れ寸前で焦っている同僚のMacBookを充電してあげられる。コロナ後にでも……。
13インチMacBook ProとMacBook Airの出力を確認した(いずれもIntelモデル)。システム情報では60Wの電力入力が認識されており、約30分で0%から21%まで充電できた。
MacBook Airは40Wの電力入力として認識。約30分で28%から46%まで回復した。
サーモグラフィカメラを使い、出力中の発熱状態を検証した。ポートのある側面が発熱しやすくなっており、いずれも55℃前後。持てないほどの熱さではなかった。
上のポート
なお単ポートでの利用は、上下どちらのポートを使用しても最大100Wを認識する。16インチMacBook Proを使用している人は、フルスピードで充電可能だ。ただしApple Thunderbolt 3 Proケーブルを使用すると、ポートに限らず出力が60Wに制限される。原因は不明だ。(メーカーに報告済み)
MacBookに同梱されていたApple純正の充電器を自宅・仕事用と持ち運び用で兼用している人は、「Anker PowerPort III 2 Port 100W」の軽さとコンパクトさに驚くはず。何よりも、持ち運び専用のUSB-C充電器の便利さに慣れると戻れない。この機会に買い足してみてはどうだろうか。
採点がないかもですー🤔
怒涛の9月もおつかれさまでした!