Apple、ドイツ公式サイトから「iPhone 8/7」を取り下げーーQualcommの特許訴訟問題
Qualcommは現地時間1月3日、ドイツにおけるApple販売差止めを実行するために必要とされる13億4,000万ユーロ(約1,640億円)の保証金を支払ったと発表した。
これを受け、ドイツのApple公式サイトでは「iPhone 8/8 Plus」および「iPhone 7/7 Plus」の販売ページが公式サイトから取り下げられている。URLを直接叩いてもトップページにリダイレクトされる。
Apple公式サイトだけではなく、直営店も販売停止
CNBCによると、ドイツ国内における15店舗の直営店でも販売を中断。対象となっているのは「iPhone 8/7」だけではなく「iPhone X」も含まれるとのこと。
Appleによると通信キャリアや小売店では販売は継続するとコメントしているが、Qualcommのプレスリリースには裁判所が小売店にも適用されると主張している。
先日、中国でもQualcommの特許訴訟によりiPhoneの旧モデルが販売禁止の仮処分を受けているが、ドイツでもQualcommの主張が認められ、Appleは旧モデルの販売を一時的に中断せざるを得ない状況となっている。
中国ではソフトウェアアップデートの配信によって対応し、公式サイトを見る限りでは「iPhone 8/7」の販売は継続されている。
ただでさえiPhoneの最新モデルが予想を下回る売れ行きとなり、売上予想を8%下方修正する事態にまで追い込まれているAppleにとってドイツにおける旧モデルの販売停止は相当なダメージになりそうだ。
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