iPhoneの旧モデル、Qualcommの特許訴訟により中国で販売禁止の仮処分ーー最新機種も差し止めの可能性

AppleとQualcommの特許侵害を巡る争いが本格化している。
ロイターによると、中国の裁判所は10日、Appleに対してiPhoneの旧機種の販売を差し止める仮処分を出した。対象となっているのは「iOS 11」が動作する「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」iPhone 7、iPhone 7 Plus「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」の合計7機種。
さらに、Qulacommは14日、「iPhone XS/XS Max」および「iPhone XR」の販売を差し止める申請を行ったと報じられている。
中国ユーザーに対し、ソフトウェアアップデートを配信へ
Qualcommはタッチスクリーンで写真のサイズ変更やアプリの管理する機能に関連する特許を侵害していると主張。Appleが和解を拒否し、知的財産から利益を得ていると批判している。
記事執筆時点ではiPhoneの旧機種の販売を差し止める「仮処分」であり、実際には執行されていない。Appleからも全機種が引き続き中国で販売される声明を発表している。
実際に販売が差し止められるためには執行裁判所に別途申し立てを行う必要があり、Appleは上訴の機会も与えられるとのこと。
この状況を受け、Appleは今後起こり得る問題に対応するために、ソフトウェアアップデートを来週初旬に配信すると報じられている。
Bloombergによると、Appleは仮処分が本執行されれば中国の利益が損なわれるだけではなく、各メーカーが高いライセンス料を強いられ、携帯電話に大きな損失をもたらすと指摘している。
アップルがクアルコムとの訴訟決着を余儀なくされれば、「全ての携帯電話機メーカーは以前の不合理な料金体系に逆戻りして、高いライセンス料を支払うことになり、その結果、携帯電話のダウンストリーム市場に回収不能な損失をもたらすだろう」とアップルは10日提出した文書で指摘。
この先AppleとQualcommの争いがどのように着地するのか、注目が集まる。
もっと読む

iPhone 17e、ベゼル狭くなるもパネルは据え置きか。Dynamic Island搭載見送りの可能性

折畳iPhone、歴代最大5,800mAhバッテリー搭載か。競合折畳スマホを”完全に”超える

iPhone Air 2、”延期”ではなかった。最初から2027年リリース予定との新情報

iPhone 18 Pro Max、歴代最重量の243グラムに?でもそれは”正解”かもしれない

売れなさすぎて延期したiPhone Air 2、デュアルカメラで”復活”狙うも実現に暗雲

iPhone 18 Pro、背面の”ツートンカラー”廃止か。より統一感ある外観に?

iPhone 18、全モデルで24メガピクセルのフロントカメラ搭載か。折畳iPhoneには業界初の技術も

iPhone 18 Pro、Dynamic Island”小型化”か”消滅”か。2つのシナリオが浮上

iOS 26.2で日本のiPhoneに「検索エンジン選択画面」が表示されるようになります

次期iPhone Air、あるっぽい。次は「2眼カメラ」で”不満”解消狙う?

噂されていたiPhone 18 Proの”クセつよ新色”、「3色のうち1色のみ」採用らしい

Appleの2026年、新製品ラッシュに期待。15製品投入で”折畳iPhone”も登場か

悲報。来年のiPhone 18 Pro、「ブラック」カラーはないっぽいです

Apple、iPhone 20周年モデルで”ボタン全廃”か。2027年に感圧式ボタンのみ搭載との噂

Apple、2027年のiPhoneに”人間の目レベル”の独自カメラセンサー搭載?20周年で「Sonyからの卒業」か

iPhone 17e、Dynamic Island搭載で2026年春登場か。iPhone 18 Proは可変絞りカメラ実現の可能性高まる

iPhone 18、メモリ50%増量で12GBか。でも手に入るのは2027年春かも

Apple、「iPhone 19」をスキップして「iPhone 20」に?2027年秋から命名リセットか

iPhone、毎年違う形に?横折り・NOベゼル・縦折りを3年連続投入か
