iPhone 12、指紋センサーを画面に内蔵か

2020年の「iPhone 12」（仮称）のうち、少なくとも1機種はQualcomm製の超音波指紋センサーを採用し、画面内蔵型「Touch ID」を実現するとEconomic Daily Newsが報じている。Appleは台湾企業GISと来週中に協議すると見られている。

2020年のiPhoneが画面内蔵型指紋センサーを搭載する噂は今回が初めてではない。TFIアナリストのMing-Chi Kuo氏は2021年のiPhoneはFace IDに加えて画面内蔵指紋センサーを搭載する可能性があるとし、Bloombergは早ければ2020年に発表する新しいiPhoneに画面内蔵型「Touch ID」を採用する可能性があると報じていた。

すでにAndroidスマートフォンでは実現されている

また、今年7月には中国市場向けに画面に指紋センサーを内蔵したiPhoneを準備中であることが報じられ、ディスプレイ内蔵型指紋センサーの研究開発を本格化したという情報もある。

QulacommはすでにSamsungの「Galaxy S10」および「Galaxy Note10」向けにディスプレイに内蔵できる指紋センサーを提供している。

画面上どこに指を置いても認証できるようになる？

実際にiPhoneに内蔵できるようになる頃には技術的にさらに進化している可能性が高い。PCMag.comによると、QualcommはSnapdragon Tech Summitにて30x20mmサイズの画面内蔵型センサーを発表。これは、「Galaxy S10」に内蔵されているセンサーよりも17倍も大型化しているという。

理想は最新のGalaxyシリーズのように画面の一部で指紋認証するのではなく、画面上どこに指を置いても指紋認証できること。

なお、Ming-Chi Kuo氏は顔認証と指紋認証は「競合関係ではなく、補完関係にある」と指摘。仮に次期iPhoneに搭載されたとしても、「Face ID」が廃止されるのではなく、必要に応じて「Face ID」と「Touch ID」を使い分けられるような端末になると期待される。

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