iPhone 12、5Gはミリ波およびSub6を両方サポートか
iPhone 12シリーズはすべて同じ5Gモデムを搭載するが、国や地域によってバンドをソフトウェアで制限する可能性もありそう

【image via EverythingApplePro】
2020年の新型iPhone(iPhone 12)は、5GのSub6とミリ波の両バンドに対応している可能性がある。Digitimesによると、2021年のiPhone(iPhone 13)は国や地域によってどちらか一方のみサポートするという。
5Gネットワークは、国や地域によって注力している帯域が異なる。米国はミリ波を重要視しているが、中国はSub6に重点を置いている。対応するバンドの制限により、新型iPhone用モデムのコスト削減、市場シェアの拡大に影響すると考えられる。
iPhone 12シリーズはソフトウェアでバンドを制限する可能性も
「iPhone 12」シリーズは、5.4インチモデルが1種類、6.1インチモデルが2種類、6.7インチモデルが1種類が発表され、全4機種がすべて5Gに対応する見通し。上位モデルはミリ波およびSub6をサポートするが、下位モデルはSub6のみになると噂されている。
Appleに詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、ミリ波をサポートする「iPhone 12」は、米国、カナダ、日本、韓国、イギリスの5カ国のみと予測。Digitimesの報道が正しければ、「iPhone 12」シリーズはハードウェアとして両バンドに対応するが、ソフトウェアで制限される可能性がある。
日本ではSub6には3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波には28GHz帯が割り当てられている。ミリ波は、Sub6に比べて電波の指向性が高い。低い周波数に見られる電波が回り込むという特性がなく、通り抜けにくい性質がある。
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