iPhone 13、5G通信時における電池持ちが改善か
Snapdragon X60 5Gモデムを搭載する可能性が高いーーQualcommとの和解文書にも記載あり
2021年の新型iPhone(iPhone 13)は、Snapdragon X60 5Gモデムを搭載する可能性がある。Digitimesにが報じた。MacRumorsによると、Qualcommとの和解文書には、2021年の新型iPhoneにはSnapdragon X60、2022年の新型iPhoneにはSnapdragon X65を搭載すると記載されているという。
Snapdragon X60 5Gモデム搭載によるiPhone 13への影響
Snapdragon X60の特徴は、2つ。5nmプロセスの採用と、世界各国で使用される5G帯域のサポートだ。
5nmプロセスで電池持ちが改善か
Snapdragon X60は、世界で初めて5nmプロセスを採用した5Gモデムだ。消費電力が抑えられており、5G通信時における電池持ちが改善される可能性がある。
iPhone 12シリーズに搭載されているSnapdragon X55は7mmプロセスを採用。5Gは4Gと比べて電池持ちが20%も短くなると報告されており、5Gモデムの改良による電池持ちの改善は歓迎したい。
米国以外でも5Gミリ波サポートを実現か
またSnapdragon X60は、世界各国の5G帯域に対応した初のモデムチップでもある。ミリ波とSub6の同時通信を可能にするキャリアアグリゲーションをサポートし、高速かつ低遅延の通信を実現。最大アップロード速度は7.5Gbps、最大ダウンロード速度は3Gbpsとなっている。
「iPhone 13」は、米国以外でもミリ波をサポートすると噂されている。Snapdragon X60の採用により、日本を含む世界各国でミリ波による5G通信が解禁される可能性がある。
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