iPhone 7の「A10」チップ、「A9」から性能はほとんど向上せず?!
ハッキリ言ってiPhone 7は地味なアップデートになりそうだ。それでも僕は買い換えるし、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」を購入した人は買え買える人も少なくないだろう。
とは言え、内部仕様は毎年少なからず強化されている。プロセッサーも毎年数字が1つ増え、パフォーマンスが向上しているのだが、残念ながら今年はそうはならないかもしれない。
TechTasticが公開している「A10」チップの「Geekbench 3」によるベンチマークスコア結果(シングルスコア)によると、「A10」チップは「A9」と比べて性能の向上は僅かであることが明らかになっている!
「A10」チップ、iPad Proの「A9X」とほぼ同性能
iPhoneに搭載される「A」チップのパフォーマンスは年々向上し、省電力性も改善されているが、残念ながらiPhone 7に搭載される「A10」チップに関してはパフォーマンスという観点においては変化はほとんど見られない可能性がある。
これらの情報が正しければ、「A10」チップのシングルコアスコアは「3010」。「A9」チップは「2519」。20%ほどの性能向上となるため数値としては悪く無さそうではあるが、「A8」から56%も伸び伸びた「A9」と比較すると確かに物足りなさは感じるかもしれない。
「A10」チップの性能はiPad Proに搭載されている「A9X」チップと同等の性能を持つことになるが、「A10」としておきながら「A9X」と変わらない性能を持つということはそもそもあり得るのだろうか。アピールポイントは処理能力よりも省電力性やグラフィック性能になるのだろうか。
ベンチマークテスト結果は比較的簡単に偽装することができることから、これらの情報が正しいという保証はない。また、仮に正しかったとしても最終版ではないiPhone 7のプロトタイプによる測定結果である可能性も十分ある。
個人的に気になるのはそもそもiPhone 7とiPhone 7 Plusが同じ「A10」チップを搭載するのかどうか。シングルレンズカメラよりもデュアルレンズカメラの方が処理能力を求められそうなことから同じ「A10」でもクロック数などを調整していても不思議ではない。
(via Cult Of Mac)