iPhone 8シリーズのワイヤレス充電はApple限定、純正品はApple Watchも同時に充電可能か
【image via SLASHLEAKS】
2017年に発表される3種類のiPhoneはすべてワイヤレス充電に対応すると見られている。すべてガラス性のバックパネルを採用することからメジャーアップデートと位置づけられ、iPhone 8シリーズに統一されると噂されている。
Macお宝鑑定団Blogがワイヤレスパワーコンソーシアムに詳しい情報筋から入手した情報によると、iPhone 8シリーズのワイヤレス充電機能は「Qi Ver 1.2」から対応している最大15W充電はサポートせず、最大7.5W仕様(5V/1.5A)の「Standard Power Profile」になると伝えている!
MFiライセンスで縛られる可能性→純正品が高価に?
Appleが「Qi」の仕様を策定する業界団体「WPC(ワイヤレス・パワー・コンソーシアム)」に参加したことが2017年2月14日に発覚している。このことからiPhone 8シリーズは「Qi」に対応すると見られていたが、ここで極めて残念なお知らせだ。
どうやらAppleはiPhone 8の充電器をMFiライセンスで縛る可能性があるという。つまり、Appleから認証を受けたMFiチップを搭載している充電器でなければ充電できないかもしれない。
実は、Apple Watchも同じく「Qi」規格でありながらMFiライセンスが必要となっている。形が似ているという理由だけで比較対象として出すが、「Anker PowerPort Qi」は1,399円で購入できるのに対し、「Apple Watch 磁気充電ケーブル(1 m)」はまさかの税別3,200円。
ケーブルだけでこの値段だが、充電器となればもっとするだろう。参考に、Apple純正品である「Apple Watch磁気充電ドック」は衝撃の税別8,800円。iPhone 8シリーズ用の純正ワイヤレス充電器は1万円を超えてきても不思議ではない。
純正のワイヤレス充電器に関して、Macお宝鑑定団BlogはiPhone 8とApple Watchの両方を充電することが可能かもしれない、と伝えている。
イメージとしては「Belkin Charge Dock for iPhone and Apple Watch」のように1本のケーブルで2つのデバイスをワイヤレスに充電できる製品になると予想されるが、詳細は定かではない。
Daring FireballのJohn Gruber氏は以前、iPhone 8用のワイヤレス充電器が遅れて発売されると指摘していたが、次期モデルがメジャーアップデートとして位置づけられる要素である以上、遅れて発売されるようなことはあるのだろうか。
最新の情報によると、AppleはiPhone 8を披露するスペシャルイベントを現地時間9月12日(火)に開催するとのこと。