iPhone 16eカメラレビュー:作例で見る廉価モデルの実力と限界
「綺麗に撮れれば十分」なカジュアルユーザーには十分すぎる実力を持つ
iPhone 16eは、iPhone SE(第3世代)を置き換える形でiPhone 16ファミリーの最安モデルとして登場した。カメラは4,800万画素カメラではあるが、iPhone 16のメインカメラとは同じであるとは明言されておらず、仕様などから大幅に劣る恐れがあると指摘されている。
iPhone 16eに搭載されているカメラの実力はどうなのか。本記事では作例を通じて皆さんに「アリ」か「ナシ」かを判断してもらいたい。
iPhone 16eのカメラ性能
先にiPhone 16eのカメラ仕様を紹介しておく。参考程度に流し読みしてもらえれば問題無い。
- メインカメラ: 48MP Fusionカメラ(F1.6、26mm相当)
- センサーサイズ: 標準的なサイズ(iPhone 16 Proより小型)
- 光学ズーム: 1倍、2倍(センサークロップ方式)
- デジタルズーム: 最大10倍
- カメラ構成: シングルカメラ(超広角・望遠なし)
- 撮影モード:
- 通常撮影(48MPの高解像度撮影可能)
- ポートレートモード(人物のみ対応)
- ナイトモード
- パノラマ
- 動画撮影: 4K/60fps、1080p/60fps
- 特殊機能:
- フォトグラフスタイル対応
- True Toneフラッシュ
- スマートHDR 5
- 非対応機能:
- マクロ撮影
- ProRAW/ProRes
- 空間ビデオ撮影
- 人物以外のポートレートモード
明るい時間帯の作例
それでは早速作例を紹介する。なおこれらの写真はすべてHEIFで撮影したものをMacBook Proに取り込み、Adobe Bridge 2025を通じてCamera RAWで編集した。
まずは六本木ヒルズの裏にある幸せそうなオブジェ。自分で立ちたかったが、冷たい視線の矢でハートがブロークンしそうだったので、ビル群に友情出演してもらった。
ここは東京タワーが撮影できる人気スポット。個人的には標準画角のほうが好みだが、東京タワーをタップして撮影したい人もいるはず。
そこで役立つのが2倍光学ズームだ。見てのとおり、東京タワーに寄って撮影できる。
近場の公園。カラフルな滑り台が多数あるが、半分ぐらいが使用禁止の貼り紙が貼られていた。
前ボケを試してみた。撮影時点ではiPhone 16 Proなどと比較していないため、個人的には「そこそこボケるなあ」と好印象だった。
内向きカメラでもパシャリ。まるでビルと僕に煽られるような画角が簡単に撮影できるのも、iPhoneカメラの魅力であり楽しさの1つだ。
縦構図で撮影したものを横向きにクロップした写真だが、この辺りからノイズが気になってきた。
日没後、暗い時間帯の作例
ここからは日没後の作例を紹介する。一般的にセンサーサイズが小さいカメラは暗所で撮影が不利とされているが、iPhone 16eはどうなのか。
偶然にも高層マンションから夕焼けを見届けることができたので、iPhone 16eで撮ってみた。逆光での撮影においてゴーストを気にする人も多いが、ゴーストもフレアも光源に重ねてしまえばそれっぽくなるのだ。
ズームインすると画質の粗さは気になるが、写真として気になるかと言われると、正直全く気にならない。
以下に他の作例も載せておく。
iPhone 16eのカメラはイマイチなのか?
作例を一通り見てもらった結果、皆さんの中でiPhone 16eのカメラに対する評価は変わっただろうか。
僕は、この手の作例を撮影する際には超広角カメラを使用する頻度が非常に高く、普段のスナップに比べて画角が狭く感じた。その一方で、普段に比べて狭い画角で撮影しないといけない制限によって、行き慣れた街も違った角度から撮影することができ、撮影自体は楽しかった。
作例を見返してみても、iPhone 16eのカメラがiPhone 16 Proより大幅に劣るという印象はない。iPhone 16 Proと並べて比較すると高価なモデルのほうが画質やボケ味に分があることは一目瞭然だが、比較しなければ気にならないだろう。普通の人は、並べて比較しないのだ。
iPhoneをカメラとして使うという意思で購入を検討している人は、iPhone 16やiPhone 16、もしくはiPhone 15 Proのほうが期待に応えられる写真が撮影できるはずだ。しかし、iPhone 16eがターゲットとしているであろう「綺麗に撮れれば十分」というカジュアルユーザーにとって、iPhone 16eのカメラは十分な実力を持ち合わせていると言えるだろう。
それは100%出ないはず!!!!!!実際に僕もMagSafeに重ねること自体はしたので!!!
くっついたとしても、MagSafe充電マークは出ないんですよね?出るの?ワクワクするw
マジ!?!?!?!??!!動画もみつつ、ちょっと僕も検証してみますね!!!!情報ありがとうございます!!!!!!!みずおじさんすげぇぇぇぇ
驚くべきことに昨日のみずおじさんの16eレビュー動画に、magsafeが弱いながらもくっつく様子が掲載されてました!だいたい7分くらいのところです。ワイヤレス充電も開始されてます!👀
MagSafe全くくっつかないですよ!?マグネット自体がないので!
でも確かにMagSafe使わない人ならコレで十分ですね。多分騒いでいるのは僕みたいにMagSafeを使いまくってて一緒に生活する人(妻)にも同じ環境で使ってもらいたいからMagSafe対応してほしかった勢と、MagSafeを使っていて古い機種から買い替えたいって思っていた勢(僕の友人たち)なんだろうなーw
カメラが良くなる程撮る人の技術不足は誤魔化せるようになる。
iPhone4〜4sの時インスタやってたけど、500万画素数のカメラでいかに上手く撮るか、写真を加工していかに美しく見せるか皆競っていた。
今のインスタは元の写真が綺麗だからどれ見ても同じようにしか見えないんだよな。カメラ機能が良くなるのもいいけど、思い出深い写真って案外古い昔の写真だったりする。
事前情報では2025年に単眼カメラ?と思っていましたが、作例を見たら想像以上に綺麗で驚きました。
日常生活において、写真や映像はほとんどスマホ画面でしか見ないですし、magsafeも弱いながらくっつくみたいですし、もうこれで充分だなって思いました。
なんか良さそうな気がする!
16Proと同じ写真だとどんな感じで違いがでるのでしょう?
AppleのノウハウとCPUの処理性能の高さで、私的には十分だと思います。Pixel廉価版もそんな感じでしたよね。
そりゃ3眼モデルと比べれば色味とか細部の甘さは気になりますが、シングルレンズモデルを購入する16eの購入層はあくまでiPhone内だけで楽しむ人がほとんどでしょうし、今使ってる12 miniから乗り換えたいくらい。複眼のせいでかえってピント合わせとか難しく感じる時もありますし、バッテリーの持ちが非常に魅力。