Dropbox、史上最大規模のリニューアルを実施ーーアプリを刷新、ワークスペースの集約を目指す
クラウドベースファイルを直接作成・編集可能に、Slack/Zoomの統合、チーム向け機能の充実、状況管理が改良など
Dropboxが生まれ変わる。同社いわく、ユーザー向けの変更としては史上最大規模となっていて、Dropboxのデスクトップアプリ、オンライン(dropbox.com)、モバイルアプリの全領域において適用される。
新しいDropboxを一言でまとめるのであれば、ワークスペースの集約。クラウドベースのファイルが一元管理できるようになり、Slackへのファイル共有も数クリックで完了する。チームで動いている場合はメンバーのアクティビティが見やすくなり、やることリストや重要ファイルのピン留め機能などが追加されている。
GoogleドキュメントやシートがDropbox内から作成・編集・保存可能に
クラウドベースのファイル管理機能によって、.docx、.xlsx、.pptx ファイルに加えて、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドのファイルも、直接Dropboxから作成、保存し、簡単に整理、共有できるようになる。
ウェブコンテンツへのショートカットもDropboxに作成できるようになり、他のコンテンツと並べてプロジェクト管理ボードやニュース記事などを用意することができる。
SlackとZoomが統合され、アプリ切り替えが不要に
また、SlackとZoomは新しいDropboxに統合されたため、例えば、Dropboxの画面から直接Slackにファイルを共有し、そのままSlackでやり取りを開始、という使い方も可能になった。従来はアプリを切り替える必要があったから、最新バージョンはDropboxから直接送信でき、作業が効率化される。
チーム向け機能が充実、進捗管理が見やすく
僕は基本的に個人でDropboxを使っているが、複数人から成るチームがDropboxを活用するケースも珍しくない。新しい「チームアクティビティ」のフィードの登場により、共有コンテンツの変更内容や変更したユーザーをすぐに把握できるようになる。
また、ファイルのピン留め、フォルダの説明の追加、タスクリスト、@メンションなどの機能も用意され、共同作業がしやすくなっている。
新しいデスクトップアプリはこちらのページから先行アクセスが可能。新バージョンは無料版および有料版すべてのプランで利用でき、ファイルの同期方法はこれまでと変わらないと案内されている。