Dropboxの「Professional」プランに用意されている「スマートシンク」機能が便利すぎる
僕はDropboxのハードユーザーだ。Macにある大部分のファイルをDropboxの中に入れている。
その理由はどのデバイスからでも、いつでもどこでもアクセスできるから。また、Windowsユーザーと同じフォルダを共有し作業できる点も気に入っている。
ところが、何でもかんでもDropboxに放り込み続けてきた結果、Macのストレージ容量を圧迫してしまうように。Dropboxの「選択型同期」機能を利用すればいいのだが、「選択型同期」の欠点としては、ローカルから指定したファイルまたはフォルダが非表示になってしまう、ということ。
見えないファイルは存在を忘れるし、欲しい時にいちいちウェブから探すのも手間。Macのストレージ容量不足を解消する選択肢としては良いが、ローカルにファイルの存在は残しつつもストレージ容量を圧迫しない夢のようなサービスを求めていた。
それが、「Professional」プランに用意されている「スマートシンク」機能だ。ものすごく便利なので、簡単に紹介する!
ファイルはローカルにあるが、ディスク上のサイズは0
「スマートシンク」は、Mac本体のストレージをほぼ消費することなく、Dropboxにアップロードされたファイルをローカルからすべて確認し、アクセスできるようにする機能。「選択型同期」との違いは「すべてのファイルがローカルから見える」という点。
実際にスマートシンクを利用すると、Dropboxフォルダの中身は緑のチェックボックスと雲のアイコンが表示される仕組み。緑のチェックボックスはローカル同期されたファイル、雲のアイコンはスマートシンクされたファイルを意味する。
スマートシンクした画像ファイルはプレビューできるが、ファイルの中身を見るとディスク容量は0バイトであることが確認できる。
なお、画像はプレビュー表示できるが、パワポやPDFなどのファイルはサムネイル表示にとどまり、ファイルの中身を確認することはできない。
ローカル同期とスマートシンクは右クリックから簡単に切り替えることができる。ローカルにファイルが必要になった時に戻し、不要になったら再度スマートシンクでクラウドに戻せばいいだけだ。
これを活用するきっかけはMacBook Air(2018)のストレージがMacBook Pro(2018)の半分しかなく、Dropboxの使い勝手を損なわずに必要なファイルのみをローカルに残す方法を考えた結果。
これまでは「Plus」プランを契約していたが、「Professional」プランに変えたことによってDropboxのストレージ容量も1TBから2TBに。
さらに便利なのは、「全文検索」機能。これも「Professional」プランから利用できる機能となっていて、Dropboxに上がっているすべてのファイルの文字列を検索できる、というもの。ファイル数が多ければ多いほど検索結果が表示されるまでタイムラグがあるが、スマートシンクしたファイルも対象となっている点は使い勝手が良い。
価格は年間199ドル。「Pro」プランの2倍となるが、スマートシンクや全文検索の便利さを考えるとこの価格は受け入れられた。
Macのストレージ容量を圧迫しすぎずにDropboxを使いこなすことができる「Professional」プラン、気になる人はチェックしてみるべし!