【レビュー】「Ten One Design Blockhead」ーーMacの電源アダプタを横向きに
MacBookシリーズの電源アダプタは重くて、大きくて、邪魔だ。もちろん、WindowsのノートPCにありがち長方形の黒い物体よりは遥かにデザイン性は良いが、それにしても無駄に存在感がある。
何よりも困るのがコンセントに挿す時。コンセント周りが狭いとそもそも入らない。さらに電源アダプタ本体にプラグが繋がっているため、挿した際にコンセントにもプラグにも負担が大きい。
付属の電源ケーブルを活用するという手段もあるが、電源ケーブル自体が荷物になるので持ち歩いていない人も多いのではないだろうか。そもそも最新モデルは同梱されず、税別2,200円の「電源アダプタ延長ケーブル」として販売されている。
デザイン性の良さ以外、何1つ取り柄のないMacの電源アダプタをもう少し便利にしてくれるアクセサリを紹介する。それが、「Ten One Design Blockhead」。
モノとしては至って単純で、電源アダプタのプラグを横向きに変換してくれる変換アダプタ。純正アダプタだと96mm、電源ケーブルでも66m突起するところを、「Blockhead」を使えばたった30mmで抑えることができる。
1台サンプルを頂いたので、Macの電源アダプタを横向きにしてくれる「Ten One Design Blockhead」の魅力を紹介する!
折り畳める純正プラグと折り畳めない「Blockhead」
「Ten One Design Blockhead」はApple純正のMac用電源アダプタのプラグ部分を差し替えるアクセサリだ。よって、外観も何もない。そもそもMacの電源アダプタのプラグ部分を取り外せることを知らなかった人は、この機会に一応知っておきましょう。今回のようなアクセサリを使わない限り、取り外すことはほとんど無いと思うが。
純正プラグと「Blockhead」の大きな違いは折り畳めるか、折り畳めないか。純正プラグは電源アダプタと一体化し、持ち運ぶことも考慮として作られているが、「Blockhead」は折り畳むことができない。基本的に自宅や職場などで据え置き用の電源アダプタに活用するべし。
また、電源プラグの向きは横向きになるが、プラグの形状が決まっているため、必然的に向きは決まってしまうことは把握しておくべし。純正プラグは縦並びのコンセントのある壁に対してケーブルが垂直に出るが、「Blockhead」の場合は壁に対して水平に上または下に出る。
「Blockhead」は純正電源アダプタで採用されている国際電気標準会議(IEC)で定められた「IEC 60320-C7」と、米国NEMA規格の「NEMA1-15」に準拠しているため、純正の電源プラグと交換して使用しても全く問題ない。本体は、ABSによりシェル構造で作られているため高い耐久性があり、日本の電気用品安全法で定められているPSEにも適合している。
省スペース化は正義!狭い空間でも設置可能に
Macの純正電源アダプタはその形状ゆえ、壁際のソファや棚の裏に隠れているコンセントから挿すことができない。ところが「Ten One Design Blockhead」を使えば狭い空間でも恐らく挿し込むことができるはず。
具体的にどの程度変わるのか、「Before」と「After」でスライドして写真を比較できるようにしたので、下記どうぞご覧あれ!
純正プラグのままではケーブルが突き出る形になるが、「Blockhead」を装着した場合、ケーブルは下向き、または上向きに出るようにすることができる。奥行きを取らず、スペースを無駄遣いしないため優秀だ。
もちろん、「Blockhead」がかえって邪魔になる場合もあり得る。例えば、電源タップに複数の電子機器をコンセントに挿している場合、「Blockhead」を装着した状態では横に場所を取ってしまう。そのような時は素直に純正のプラグに差し替えましょう。
それ以外の場合においては、据え置き用の電源アダプタとして使うのであれば「Ten One Design Blockhead」を装着した状態の方がコンセントにも負担が少なく、むしろ差し替えた方が良いのではないかと思っている。
今回はMacよう電源アダプタとして紹介したが、iPad用の電源アダプタでも動作する。以下が対応製品一覧:
- Apple 87W USB-C電源アダプタ
- Apple 61W USB-C電源アダプタ
- Apple 29W USB-C電源アダプタ
- Apple MagSafe 2電源アダプタ
- Apple MagSafe 電源アダプタ
- 12W USB電源アダプタ
- 10W USB電源アダプタ
電源アダプタを据え置きで使っている人は購入を検討してみるべし!