【レビュー】薄くて美しい!12インチ型MacBookのスペースグレイモデルを買った!
12インチのRetinaディスプレイを搭載した新しいMacBookは未来を提示したApple渾身のネットブックだと思っている。では実際のところ、どうなのか。
確かに世間が期待していた「MacBook AirのRetinaディスプレイモデル」ではなかった。下位モデルは「iPad Air 2」と同等のCPU性能であること、CTOモデルは「MacBook Air (Early 2015)」と同等の性能であることなどを踏まえて、僕は発売されてから数日後に12インチ型MacBook(1.3GHz/256GB SSD)のスペースグレイモデルを注文することに!
ようやく手元に届いたので、世間からも高い評価を受けている美しい外観を中心に紹介する!
12インチ型MacBookのパッケージと同梱物をチェック
本体の外観を紹介する前に、今回僕が購入した12インチ型MacBookのスペックを載せておく。
- 1.3GHzデュアルコアIntel Core M(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)
- Intel HD Graphics 5300
- 8GB 1,600MHz LPDDR3 SDRAM
- 256GB PCIeベースオンボードフラッシュストレージ
- バックライトキーボード(US)
下位モデルである1.1GHzモデルのCPUを1.3GHzにアップグレードし、カラーはスペースグレイモデルにした。メイン機として使う気は全くなかったので、ストレージは256GBのまま。
それでは早速パッケージと同梱物から紹介する!
さすが12インチ!コンパクトで軽いパッケージ
届いたパッケージを見て最も驚いたのはパッケージのコンパクトさ。これまで「MacBook Pro Retina」の13インチモデルや15インチモデルを買ってきた身としては1kgにも満たない12インチ型MacBookの軽さは驚きだった。パッケージでこの軽さなので、実際に本体を持った時の軽さは並大抵ではないだろう。
開けてみると……今回購入したスペースグレイモデルが!久しぶりに見るこのカラー、まだフィルムが付いている状態だが、とても美しい。
箱からすべてを取り出し、並べてみた。本体の他、「USB-C」ケーブルと充電アダプタ、取扱説明書の入ったパッケージが含まれる。
「USB-C」充電ケーブルとアダプタ
新しいMacBookの最大の特徴といえば、Apple製品で初めて「USB-C」を採用したということ。充電も外部ポートの接続も「USB-C」ポート1つで行うことができる。外部ディスプレイなどを利用したい場合は対応アクセサリーを購入する必要がある。
これが充電アダプタ。非常にシンプルで良いが、この充電アダプタだとどちらの端子も「USB−C」になっているケーブルしか利用できず、使い勝手が悪い。
片方を通常のUSBしてくれたら15インチ型MacBookから充電する、という使い方ができたのに……。
Lightningケーブルと似ている、と言う人もいるが、リバーシブルなMicro USBケーブルの方が似ているような気がする。なお、本当かどうかは定かではないが「USB-C」はAppleが発明した技術であると言われている。
ケーブルとアダプタを接続するとこのような形に。iPhoneをコンセントから充電する時と似たような感覚でMacBookを充電する。
スペースグレイモデルにはスペースグレイのスティッカー
12インチ型MacBookはカラーモデルごとに同梱されているAppleロゴスティッカーが異なると聞いていたが、確かに僕のMacBookにはスペースグレイのスティッカーが含まれていた。格好良い!
「MacBook “Kuro”」が復活!あの美しさをもう一度
それではお待ちかねの本体をチェックしましょう!
フィルムを外してようやくまともに手にする12インチ型MacBook。初めて手に取った時の感動を味わいたかったため、店頭では触らず手元に届くのを心待ちにしていたのだが、やはり想像通り、驚異的な軽さだ。この軽さでRetinaディスプレイを搭載しているという事実には驚かずにはいられない。
スペースグレイというカラーも気に入っている。角度によってスペースグレイの色合いが変化するのも見ていて楽しい。この角度から見ると濃い色になり……
……この角度から見ると少しライトなグレイになる。本当に美しい。
続いて薄すぎる左サイドをチェック。とにかくシンプルだ。そしてこの薄さを見ていると初めて11インチ型MacBook Airを手にした時の感動を思い出す。
唯一のポート、「USB-C」。外部機器と物理的に接続するためにはこのポートが頼りだ。
MacBook Airを手放してからしばらく経っているので、横から見た時のウェッジ型を体感するのは久しぶりだ。
「USB-C」ポートの反対側にはイヤホンジャックが用意されている。このMacBookに搭載されているポートはこの2つだけだ。
MacBook AirやMacBook Proにはあったゴム部分がなくなり、すべてアルミになっているのも特徴。一体感があって美しい。
何度も確認したが、やはりAppleロゴは光らない。知っていたが、光らない。よくよく考えてみたら普段使っている時は光っているAppleロゴを見ていないためどうでもいいと言えばどうでもいいが、とは言え「光らない」ということを再確認すると少し寂しい。
新しいMacBookが凄いのは外だけではない!中も全てが新しい!
新しいMacBookの外観は素晴らしいが、素晴らしいのは外側だけではない。本体を開けた中も非常に美しく、薄さを実現するためには様々な工夫がされている。
例えばこのトラックパッド。13インチ型「MacBook Pro Retina」の最新モデルと同じく感圧タッチに対応したトラックパッドとなっているため、電源が入っていない状態で押しても物理的にクリックしない。電源が入っている時、これまでのトラックパッドと変わらないような感覚で押すことができるのは、指圧をトラックパッドに対して掛ける度にトラックパッドが指先にフィードバックを与えるからだ。あまりにも自然なので、不思議だ。
そして今回新たに「バタフライ機構」を採用したキーボード。触ると分かるが、とにかくキータッチが浅い。Macのキーボードは基本的にキータッチが浅いことで有名だが、これまでのMacBookなどとは比べ物にならにほど浅い。個人的には気にならないが、人によっては慣れるまで時間が掛かりそうだ。
今まで何も書いていなかったベゼル部分に突然MacBookの文字が復活。なぜあえて復活させたのか、謎。MacBook Airとの差別化だろうか。
12インチ型MacBookのディスプレイがいかに薄いかがよく分かる写真。薄すぎてドン引きするレベルだ。
残念ながら手元にMacBook Airがないので比較できないが、少なくとも僕の15インチ型「MacBook Pro Retina」よりは遥かに薄い。
スピーカーも新しくなっている。まだ本格的に音楽再生をしていないが、LINEの通知音などが想像以上に大きいのは単なる聞き間違いではないはず。MacBook単体だけでもそこそこの音楽が楽しめそうだ。
少し触っていて早速タッチミスを連発しているのがこの矢印キー。従来のキーボードは左右のキーが下方向に寄っているのだが、新しいキーボードは以下の通り余白を綺麗に埋めてしまっている。慣れるまでには少し掛かりそうだ。
本体の底面はこの通り。外観はMacBook Air似ている。
安定のゴム足とネジ。このネジがなくなればより一層美しくなりそうだが、Appleもなかなかそこまでは行き着いていないようだ。
メイン機ではないが名機の予感!使い勝手に期待
今回12インチ型MacBookを購入したのは、恐らくAppleのノート型Macのスタンダードになるだろうと思ったから。MacBookシリーズの一番左に属し、エントリーモデルとしての位置付けであることから、今後この新しいMacBookを起点としてMacBook AirやMacBook Proが変わる可能性は十二分にある。
買ったからにはどの程度の作業ができるのかを試してみたい。これまでクアッドコアCPUに16GBのRAM、そして独立したGPUを搭載していたハイスペックマシーンを使っていた僕が果たして12インチ型MacBookで満足できるのか。携帯性は抜群であることは分かっているが、携帯したくなるほど快適な作業環境を実現できるのだろうか。
この記事は写真の挿入以外はすべて新しいMacBookを使用して書いているが、キータッチの薄いキーボードは非常に快適だ。むしろこれまでのキーボードよりも打感は好きかもしれない。キー配置を把握するのは時間の問題だと割り切っているのでそれほど気にしていない。
RAMが8GBというのもどうなるか不安だったが、多少もたつくことはありつつも、今のところ何とか使えている。この先、しばらくは12インチ型MacBookで作業をしようと思っているので、今後のレビュー記事をお楽しみに!
取り急ぎ、12インチ型MacBookのファースト・インプレッションでした!
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