「Vega 20」を搭載したMacBook Pro、「Adobe Premiere」のパフォーマンスが大幅に向上することが判明
15インチ型MacBook Pro(2018)にはdGPUとして「Radeon Pro Vega 16/20」が選べるオプションが提供開始された。
Appleによるとグラフィック性能が「Radeon Pro 560X」と比較して60%向上すると説明し、ベンチマークスコアによると「Radeon Pro 560X」と比較して「Metal」で約30%、「OpenCL」で約12%向上していることが確認できている。
では、実作業におけるパフォーマンスはどうか。以前、15インチ型MacBook Pro(2018)の「Core i9」モデルに排熱問題があることを指摘していたYouTuberのDave Lee氏が実機でテストしたところ、「Vega 20」を搭載したMacBook Proは「Adobe Premiere Pro」におけるパフォーマンスが大幅に向上していることが明らかになった!
レンダリング時間は約4割も高速化され、「GTX 1050 Ti」と同じ時間で作業完了
公開されている測定結果によると、「Radeon Pro 560X」モデルと比較して「Radeon Pro Vega 20」モデルの書き出し時間は約10分も短縮。約4割も高速化されている。
純粋な書き出し時間だけで言えば、「NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti」を搭載した「Dellの「XPS 15」と同じ、という結果に。もちろん、この測定結果1つで「GeForce GTX 1050 Tiと同性能」とは言い切れないが、少なくとも「Radeon Pro 560X」よりはパフォーマンスが近づいたとは言えるだろう。
「MacBook Proは価格の割に非力」と言われるのは過去のことかもしれない。15インチモデルは6コアになり、今回GPUも大幅に性能が向上した。ようやくAppleもMacBook Proを幅広い意味での「プロ」ではなく、何よりもパフォーマンスを重要視する「真のプロ」が満足できるようなマシーンが用意されたように思える。
気になる価格だが、「Vega 20」を搭載した最小構成は「2.6GHz 6コアIntel Core i7 / RAM 16GB / SSD 512GB」だと341,300円(税別)。「2.9GHz 6コアIntel Core i9 / RAM 32GB / SSD 4TB」という、全盛りのロマン溢れるドリーム・マシーン構成だと770,300円。
自分のワークフローにおいてこれらのマシーンスペックが必要だと感じる人はAppleの最大24か月分割金利0%キャンペーンも検討しつつ、購入するべし!
Macの公式情報・購入ページ
- ノート型Mac ▶ MacBook Air / MacBook Pro
- デスクトップ型Mac ▶ iMac / Mac Pro / Mac mini
- 各モデル比較 ▶ Macを比較
- Macアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)