dGPUオプション「Vega 20」を搭載したMacBook Proのベンチマークスコアが判明
Appleは11月15日、15インチ型MacBook Pro(2018)にdGPUとして「Radeon Pro Vega 16/20」が選べるオプションを提供開始した。
従来までのdGPUは「Radeon Pro 560X」が最高スペックだったが、+27,500円で「Radeon Pro Vega 16(4GB HBM2メモリ搭載)」、+38,500円で「Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2メモリ搭載)」のオプションが選択可能になった。
Appleはグラフィック性能が「Radeon Pro 560X」と比較して60%向上し、3Dデザインをはじめとした高負荷な作業において力を発揮してくれると説明しているが、購入者によって「Vega 20」にアップグレードした15インチ型MacBook Pro(2018)のベンチマークスコアが明らかになった!
「Radeon Pro 560X」と比較して「Metal」で約30%、「OpenCL」で約12%向上
MacRumors Forumsに投稿されたユーザーが購入したスペックは「2.6GHz Intel Core i7 / RAM 16GB / SSD 1TB」という構成だった模様。
「Geekbench 4」による「Metal」および「OpenCL」のベンチマークスコアは「73643」と「72799」。
他にもGeekbenchに投稿されたベンチマーク情報によると、「2.9GHz Intel Core i9 / RAM 32GB」の構成でも「Metal」スコアが「76017」〜「80002」を推移。「OpenCL」スコアは「76017」を記録している。
気になるのは「Radeon Pro 560X」との違い。Geekbench Browserの情報によると、「Metal」スコアは「57000」前後、「OpenCL」スコアは「65000」前後となっているため、少なくともベンチマークスコアという観点からは性能向上が確認できている。
このことから、実世界でも十分なパフォーマンスが発揮できると期待できる。
なお、参考に「Radeon Pro 580」を内蔵している「Blackmagic eGPU」に接続した場合の「OpenCL」のスコアは「109,320」、「Metal」のスコアは「113,392」。据え置きで利用する場合はこちらを選んだ方が良いかもしれない。
なお、11月下旬には8GB HBM2メモリを内蔵した「Radeon RX Vega 56」グラフィックプロセッサを搭載した「Blackmagic eGPU Pro」も発売予定。とにかくパワーが必要な人はこちらを選んだ方が良さそう。
とは言え、eGPUは基本的には持ち運びづらい。出先などでグラフィック負荷の高い作業内容を行う予定があり、これからMacBook Proの購入を検討している人は、「Radeon Pro Vega 16」(+27,500円または「Radeon Pro Vega 20」(+38,500円)のdGPUオプションを検討してみてはいかがだろうか。
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(via MacRumors)