15インチ型MacBook Pro(2018)、費用対効果が最も高いモデルは少なくとも「Core i9」ではない

15インチ型MacBook Proは登場して数日間のうちにヒーローから悪役までをこなした、話題性のあるマシーンだ。「Core i9」モデルに排熱問題が報告され、最終的にはスロットリング問題を修正したソフトウェア・アップデートを配信することになったが、それらを踏まえてどのモデルが「買い」なのか。
AppleInsiderがMacBook Pro(2018)の15インチモデルにおいて、3種類のカスタマイズモデルで様々な測定を行った結果、費用対効果が最も高いモデルをまとめていたので、紹介する!
「Core i9」を選ぶメリットは本当にあるのか → 無さそう
今回、実験したのは以下の3種類の15インチモデル。
| 下位モデル | 上位モデル | CTOモデル |
|---|---|---|
| 2.2GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ (Turbo Boost使用時最大4.1GHz) |
2.6GHz 6コアIntel Core i7プロセッサ (Turbo Boost使用時最大4.1GHz) |
2.9GHz 6コアIntel Core i9プロセッサ (Turbo Boost使用時最大4.1GHz) |
| Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリ搭載) |
Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリ搭載) |
Radeon Pro 560X (4GB GDDR5メモリ搭載) |
| 16GB 2,400MHz DDR4メモリ | 16GB 2,400MHz DDR4メモリ | 32GB 2,400MHz DDR4メモリ |
| 256GB SSDストレージ | 256GB SSDストレージ | 512GB SSDストレージ |
まずは「Geekbench 4」によるベンチマークスコアを比較。下位モデルと比較して、「Core i9」を搭載するCTOモデルはシングルコアスコアで10%、マルチコアスコアで8%高い数値を記録。
「Open CL」と「Metal」の結果ではより性能の高いを持つ「Radeon Pro 560X」を搭載する上位モデルとCTOモデルが下位モデルを上回っていることが確認できるが、その差は劇的ではない。「Metal」の方が性能差がハッキリと出ている。

ゲーミングにおける性能を測定するために、AppleInsiderは「Unigen Heaven」のプリセットされたベンチマークで測定。上位モデルとCTOモデルの方が高いのは、やはり同じ「Radeon Pro 560X」を搭載しているから。

続いて「Cinebench R15」を使い、CPUを限界まで使用し、その性能を比較。驚くべきことに、3モデルともほとんど差はなく、実質横並びと言っても過言ではない結果に。これらのテストは5回繰り返したという。

CPUのみに焦点を絞ると、2.9GHzの「Core i9」に税別44,000円支払ってアップグレードしたとしても、ベンチマークスコアで見る性能向上率はたった2%、ということに。

続いては「Adobe Lightroom」による比較を実施。写真のエクスポートに関してはCPUやGPUはほとんど関係なく、RAMが多い方が完了するまでの時間が短かかった。詳細は下記記事を参考にどうぞ。
次に動画関連作業における性能の違いを測定。「Final Cut Pro」のレンダリングベンチマーク「Bruce X」を使用した結果、横並びの結果に。

20秒の4K動画に対して手ぶれ補正を適用するのに掛かる時間もほぼ変わらず。

1分のHEVC形式の4K動画をHEVCに変換する時間もほぼ変わらず。

編集を加えた5分のh.264形式の4K動画の場合、「Radeon Pro 560X」を搭載している上位モデルとCTOモデルは下位モデルを上回る結果に。「ProRes RAW」や「C200 4K60 RAW」でも同様の結果が確認できている。

編集を加えた1分の「RED RAW」形式の4.5K動画の場合、「Core i9」は3モデルの中で最も遅いという結果に。

その理由として、動作周波数がベースクロック数を下回っている点にあるようだ。上記テスト中、下位モデルはベースクロック数2.2GHzを上回る2.7GHzで動作し、上位モデルはベースクロック数2.6GHzを上回る2.8Ghzで動作していたが、CTOモデルはベースクロック数2.9GHzを500Mzも下回る2.4GHzで動作していることがわかった。

結論:CPUは2.2GHzで十分、RAMとGPUは必要に応じてアップグレードするべし
今回のテストから、AppleInsiderは15インチ型MacBook Proで最も費用対効果が高いモデルはCPUは下位モデルの「2.2GHz Core i7」を選び、必要に応じてRAMとGPUをアップグレードする、という結論を出している。
つまり、「コストパフォーマンスを意識した最強マシーン」を選ぶのであれば、以下の構成が良いとのこと。
- 第8世代の2.2GHz 6コアIntel Core i7プ ロ セッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
- Radeon Pro 560X(4GB GDDR5メモリ搭載)
- 32GB 2,400MHz DDR4メモリ
上記構成でSSDを512GBにした場合、価格は税別335,800円となる。
今回の実験結果ではSSDの選び方については触れられていないが、512GBモデルと1TBモデルではSSDに性能差があることが分かっていることから、とにかくスピードと性能にこだわるのであれば1TB以上を選ぶことも考えた方が良いかもしれない。
上記で紹介したモデルはApple公式サイトでカスタマイズして注文する必要があり、店頭などでは購入できない。大至急新モデルが欲しい、ということであれば、店頭で購入できるベストバイは上位モデルがオススメされている。価格は税別302,800円。
購入は下記からどうぞ!
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